世界のともだち

スタディツアー視察報告

カンボジア  スタディツアー報告  (2011年7月24日〜31日実施)

10. カンボジアから教わったこと
サンコー小学校の放課後「またあした!」

どこへ行ってもカンボジアの方々は、少しはにかみながらも手を合わせて、あいさつをしてくださいます。はじめは躊躇する子どもたちもみんな愛くるしい笑顔をかえしてくれます。都市部のあふれる熱気に刺激をもらい、対照的にのどかな田園風景はどこか懐かしく感じました。そして、何よりも人々の純朴な人柄はカンボジアの大きな魅力だと感じました。ツアーの合間に見学した神秘的なアンコールワット遺跡の壮大さには感動を覚え、トゥースレン博物館では、ポルポト政権による大虐殺の残虐な過去も私たちの心に深く刻まれました。教育、衛生、子どもの保護などさまざまな課題においてカンボジアはまだ前進している途中かもしれません。しかし、ユニセフ学校募金がカンボジアの子どもたちのために適切に役立てられていることを確信しました。そして、ツアーを通じて、カンボジアの人々の柔和さ、謙虚さ、たくましさに触れることができました。ツアーの参加者たちに「これからもカンボジアを見守っていきたい」「またいつかカンボジアを訪れたい」という気持ちを抱かせてくれました。「セッコマー・プログラム」は、コミューンが中心となり、住民自身が子どもや女性たちの成長を支え、それをユニセフがサポートする、まさに自立のための支援です。カンボジアへの支援に多くの意義を感じることができたスタディツアーでした。
ツアー参加者の先生たちは、帰国後、各学校で体験を語り、積極的に授業を展開し、カンボジアやユニセフの活動への理解を広めてくださっています。
これからもカンボジア指定募金へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

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日本ユニセフ協会