パートナー(協力企業)

LIXIL
グローバルパートナーシップを通じて290万人の衛生課題解決に貢献
活動対象地域を拡大

ユニセフと株式会社LIXILは2021年11月19日、衛生環境の改善に取り組むグローバルパートナーシップ「MAKE A SPLASH!」の活動地域を、新たに世界で特に人口の多いインド、インドネシア、ナイジェリアの3カ国にも拡大することを発表しました。

本パートナーシップは、両者それぞれの強みを生かして、2030年までに達成すべき持続可能な開発目標(SDGs)の目標6「すべての人びとの、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす」の実現を目指し、衛生製品やサービスの入手可能性、価格、品質を向上させることで、何百万人もの人びとがアクセスできる持続可能な衛生市場を構築することを目的としています。20018年のパートナーシップ締結以来、過去3年間における活動を通じてエチオピア、ケニアおよびタンザニアのコミュニティにおいて、290万人の衛生環境の改善に貢献してきました。これまでのパートナーシップを通じた活動の実績をふまえ、より多くの人びとの衛生環境の改善を目指し、活動地域を拡大します。

また、対象地域の拡大に加えて、パートナーシップの活動範囲も拡大し、以下に注力していきます。

  • より良い衛生の選択肢を人びとに提供
    ユニセフによる衛生需要喚起活動、LIXILによるユーザーのニーズや好みに応じたソリューションの設計・供給。地域の人びとの能力を育成する活動を共同で行う。
  • 衛生関係者の機会創出を支援
    地元のサプライヤーや消費者を含む関係者が必要な資金を調達できるよう推進し、開発途上の衛生市場の成長を促す
  • 政策や規程の作成をサポート
    各国の目標と戦略のモニタリングおよび評価を通じて実施

「衛生環境をすべての人びとに」進捗報告書
日本語版 / 英語版

ユニセフとLIXILは、子どもたちとその家族が屋外での排泄をなくし、手頃な価格で魅力的なソリューションを利用できる社会を目指すプログラムを通じ、より安全で清潔な衛生環境を推進しながら、途上国の衛生市場の確立に向け、地域コミュニティと取り組んできました。このようなマーケット主導型プログラムに加え、衛生経済の機会創出への関心を高め、開発の優先順位の検討と投資の拡大に重点を置いた共同提言も実施しています。現地での活動は、サプライチェーンや流通ネットワークの構築、地元の起業家や職人による製品の販売、設置、サービスの支援など、多岐にわたります。

さらに新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が発生した2020年、手洗い設備を利用できない状況に置かれている途上国の緊急性の高い手洗いニーズに応えるため、パートナーシップは活動範囲を急速に拡大しました。ユニセフが共有する既存の手洗いソリューションに関する知識や情報、新たなニーズや傾向とLIXILが有する市場のノウハウとがデザインのプロトタイプに組み合わされ、水道がない場所でも使用できる手洗いステーション「SATO Tap™」をLIXILが開発し導入するなど、迅速で持続的な手洗い習慣の普及にも貢献しています。

※ユニセフは特定の企業やブランド、製品、サービスを推奨するものではありません。