ニュースレター一覧 > The Code Quarterly, Newsletter No.27, March - June 2011
コード運営事務局から年4回発行されるニュースレター“The Code Quarterly”では、世界各国のコードプロジェクトの取り組みを紹介しています。
The Code Quarterly, Newsletter No.27
March - June 2011
--- 各国情報ピックアップ ---
- デルタ航空が「コード・オブ・コンダクト」に加盟
ECPATアメリカは、デルタ航空が「コード・オブ・コンダクト(旅行業界における行動倫理規範)」(以下「コード」)に加盟したと報告しました。アメリカの多くの企業・団体が、自社イメージと子どもの買春ツーリズムのイメージが結びつくことを恐れ、コードに参加することに対して否定的です。そのため、旅行・観光業に従事する世界1,000以上もの企業・団体がコードに加盟している一方、アメリカの企業・団体の加盟はごくわずかです(2011年3月現在)。デルタ航空は米系企業としては3社目、さらに航空会社としては世界で初めてコードに加盟したことになります。
コード加盟団体となったデルタ航空は、子どもの人身売買を非難する政策を実施し、そうした犯罪を見極め通報できるようになるため、従業員を対象にした研修を提供していきます。
ECPATアメリカの事務局長キャロル・スモレンスキーは、「デルタ航空のような企業がパイオニアとして、他の米企業・団体にとっての道しるべになってくれたことに大変感激している」と話しました。
- ブラジル・リオデジャネイロにおける子どもの性的搾取を予防するため、ECPATブラジルとECPATアメリカが協働
アメリカ国務省から資金援助を得た3年プロジェクト(2010年〜2013年)の中で、ECPATアメリカは、リオデジャネイロ、レシフェ、マナウスでの観光における子どもの性的搾取防止のため、ECPATブラジルを支援しています。そこで、プロジェクトの一環として、ECPATアメリカの事務局長キャロル・スモレンスキーとプロジェクト・ディレクターであるアマヤ・レノベールは、2011年3月21日〜25日、リオデジャネイロとレシフェを訪れ、民間NGOや観光業セクター、政府などとプロジェクトの内容について協議しました。
2014年のワールドカップ、2016年のオリンピックといった二大世界大会の開催地であるリオデジャネイロには、世界中から何百万人もの観光客が訪れることが予測されるため、心無い観光客によって子どもたちが性的搾取の被害に遭わないよう、民間NGOと政府は、それぞれ別々のアクションをとって、子どもを性的搾取から守ろうとしています。そこでECPATアメリカは、意識啓発キャンペーンや研修、コード活動の推進などの、現地での活動を支援しています。
- コードメンバーであるクオニイ(Kuoni)とアコー(Accor)、PATA賞2011を獲得
2011年2月2日バンコクにて、太平洋アジア観光協会(PATA) はコード主要メンバー2団体に、PATAグランド賞2011とPATAゴールド賞2011をそれぞれ授与しました。これらの賞は長年にわたりマカオ観光省から支援を受けてきた名誉ある賞です。
1. 団体名:アコー(アジア太平洋地域)
タイトル:"イム・キッズ財団とHIVプログラム(タイ)(Yim Kids and acts on HIV Thailand)"
受賞名:PATA グランド賞2011受賞:カテゴリー「教育とトレーニング」
PATAグランド賞とは、毎年PATAの年次総会において、4つのカテゴリー(マーケティング、教育とトレーニング、環境、遺産と文化)において優れた業績を残し、活動に貢献した団体に贈られます。
アコー・イムキッズ財団は、支援を必要とするタイの子どもたちの健康、教育状況の改善を目標として活動しています。同財団は、HIV/AIDSにかかった子どもたちのための学費や医療費を支援するための募金活動を始めとするACT-HIVプログラムを通した啓発活動などを行ってきました。ACT-HIVプログラムの目的とは、HIV/AIDSと闘うための長期的政策をアコーグループ全体に広めると同時に、旅行・観光産業に対し一例としてこのプログラムを紹介することです。
革新的なプロジェクトを通したコミュニティ活動への貢献、明確な目標の保持、注目度の高いイベントの開催、全ステークホルダーに向けたポジティブな宣伝などが評価され受賞に至りました。
2. 団体名:クオニイ・トラベル(インド)
タイトル:"パーフェクト・モーメンツ(Perfect Moments)"
受賞名:PATAゴールド賞2011受賞:カテゴリー「マーケティング—産業」
PATAゴールド賞とは、アジア太平洋地域で旅行・観光を促進するために例外的な努力と業績に対し敬意を表す賞です。
クオニイがはじめた"パーフェクト・モーメント(=素晴らしい一瞬)"キャンペーンでは、クオニイの"最高級"で"エレガント"なブランドイメージを象徴することで、増え続ける旅行者を引き寄せようと試みてきました。
クオニイのグループブランドへの貢献を維持し、ターゲットの客全てに対し抜け落ちることなくキャンペーンをいきわたらせ、業界全体に斬新なアプローチを行ったことが評価され受賞に至りました。
- ECPATスウェーデンが社会的責任に関するガイダンス規格「ISO 26000」を奨励
2010年に発行された「社会的責任 (social responsibility)」を規格化した「ISO 26000」は、世界各国の企業、政府、消費者、労働者、NGO、その他研究者といった幅広い層の関係者で構成されたワーキング・グループ(規格起草チーム)によって、つくられました。ECPATスウェーデンは2005年より国際NGOの代表としてこのグループに参加しています。
この規格は、子どもの性的搾取の根絶を目指している企業の基準のレベルを上げるための方策を示しています。例えば、企業や団体は法令遵守のみならず、人権侵害を犯してはならないとしています。また、規格は企業や団体に子どもの性的搾取を防止するための方針をもち、子どもの権利条約の4つの基本原則を順守し、常に配慮するよう求めています。
ECPATスウェーデンは、企業やその他の団体がこの規格を社会的責任のツールとして使用し、社会に変化をもたらすことの可能性は大きいとして、奨励しています。
- The Code Quarterly Newsletter No.26, October-December 2010【PDF 2,097 KB】

- The Code Quarterly, Newsletter No.25, July-September 2010【PDF 1,103 KB】

- The Code Quarterly, Newsletter No.24, April-June 2010【PDF 1,188 KB】

- The Code Quarterly,Newsletter No.23 ,January - March 2009【PDF 1,612 KB】

- The Code Quarterly,Newsletter No.22 ,October - December 2009【PDF 7,250 KB】

- The Code Quarterly,Newsletter No.21 ,July - September 2009【PDF 1,039 KB】

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