公益財団法人 日本ユニセフ協会
貧困をなくそう

貧困をなくそう

“地球上のあらゆる形の貧困をなくそう”

たとえば、こんな問題が…

世界では、5人に1人(3億8500万人)の子どもたちが、「極度にまずしい」暮らしをしています。

世界では、5人に1人(3億8500万人)の子どもたちが、
「極度にまずしい」暮らしをしています。

※国際貧困ライン(1日1.9米ドル以下)の生活 ※2020年1月現在

出典:「Ending Extreme Poverty: A Focus on Children」 (UNICEF and the World Bank Group/2016)

きわめて貧しい暮らしを強いられる人びとの数

極度の貧困状態(1日あたり1.90米ドル以下)で暮らしている人は7億6700万人、そのうち約半数が子どもで、3億8500万人にのぼります。

きわめて貧しい暮らしを強いられる人びとの数

目標1のターゲット

「1-1」のように数字で示されるものは、それぞれの項目の達成目標を示しています
「1-a」のようにアルファベットで示されるものは、実現のための方法を示しています

  • 1-1

    2030年までに、世界中で「極度に貧しい」暮らしをしている人をなくす

    ※1日あたりに使えるお金が(食事、水、電気、住むところや着るもの、くすりなどすべて合わせて)1.25米ドル(約135円)未満で生活しなければならない状態

    注:この目標ができたときは、「絶対的貧困ライン」と言われる、極度に貧しい暮らしをしている人の国際的な基準は、一日1.25米ドル未満で生活していることでしたが、今は、この基準が一日1.9米ドル(約200円)になっています。

  • 1-2

    2030年までに、それぞれの国の基準でいろいろな面で「貧しい」とされる男性、女性、子どもの割合を少なくとも半分減らす

    2030年までに、それぞれの国の基準でいろいろな面で「貧しい」とされる男性、女性、子どもの割合を少なくとも半分減らす。
  • 1-3

    それぞれの国で、人びとの生活を守るためのきちんとした仕組みづくり対策をおこない、2030年までに、貧しい人や特に弱い立場にいる人たちが十分に守られるようにする。

  • 1-4

    2030年までに、貧しい人たちや特に弱い立場にいる人たちをはじめとしたすべての人が、平等に生活に欠かせない基礎的サービスを使えて土地や財産の所有や利用ができて新しい技術や金融サービスなどを使えるようにする。

  • 1-5

    2030年までに、貧しい人たちや特に弱い立場の人たちが、自然災害や経済ショックなどの被害にあうことをなるべく減らし、被害にあっても生活をたて直せるような力をつける。

    2030年までに、貧しい人たちや特に弱い立場の人たちが、自然災害や経済ショックなどの被害にあうことをなるべく減らし、被害にあっても生活をたて直せるような力をつける。
  • 1-a

    開発途上国、特に最も開発が遅れている国で、「貧しさ」をなくすための計画や政策を実行していけるよう、いろいろな方法で資金をたくさん集める

  • 1-b

    それぞれの国や世界で、貧しい人たちのことや男女の違いなどをよく考えて政策をつくり、「貧しさ」をなくすためのとりくみにもっと資金などを増やして取り組めるようにする。

    それぞれの国や世界で、貧しい人たちのことや男女の違いなどをよく考えて政策をつくり、「貧しさ」をなくすためのとりくみにもっと資金などを増やして取り組めるようにする。

もっと深めよう!世界にあるこんな問題

  • Data1

    きわめて貧しい暮らしを強いられる人びとの数

    きわめて貧しい暮らしを強いられる人びとの数
  • Movie1

    貧しい暮らしとは?
    アフガニスタンの例

    貧困が子どもたちから奪うもの/日本ユニセフ協会
  • Data2

    世界の貧困の状況は、良くなっている...?

    きわめて貧しい暮らしを強いられる人の数と割合の変化(1990年と2013年地域別)
  • Data3

    先進国での貧困の問題

    先進国の子どもの平均5人にひとりが相対的貧困下に暮らす世帯所得が中央値の60%に満たない世帯に暮らす子ども(0歳〜17歳)の割合(2008年、2014年)

貧しい暮らしとは?アフガニスタンの例

多面的な貧困に苦しむ南アジアの国、アフガニスタン。栄養がとれず、きれいな水を手に入れられず、教育や仕事もないなど、人びとは貧しさのために、とても苦しい生活をしています。その一番の被害者は、子どもたちです。
8歳のフレシタちゃんは泣きながら話します。
「パンが1切れある日もあるし、ない日もあるの。金属のかけらを拾って売るんだけど、それでやっと大きなパンが食べられるの」

世界の貧困の状況は、良くなっている...?

きわめて貧しい暮らしを強いられる人の数と割合の変化(1990年と2013年地域別)

きわめて貧しい暮らしを強いられる人の数と割合の変化(1990年と2013年地域別)

1990年時点で、世界の人口の35%(当時)が極度にまずしい暮らしをしていました。そのうち半分は、東アジアと太平洋の国ぐにで、その地域の中では60%の人たちが貧困層でした。東アジアと太平洋の国ぐにはその後急速に発展し、特に中国の経済成長のおかげで、2013年には、極度にまずしい暮らしをしている人たちの割合(貧困率)は60%から3.5%にまで減りました。
南アジアの貧困率は、1990年に45%でしたが、2013年には15%にまで減っています。サハラ以南のアフリカ地域での貧困率は、1990年の54%から2013年には41%に減っていますが、この地域では人口がとても増えており、1日1.90米ドル以下で暮らしている人の数は、1億1300万人も増えていることが分かります。今では、世界の極度に貧しい人の半分がサハラ以南のアフリカ地域に暮らしています。

先進国での貧困の問題

先進国の子どもの平均5人にひとりが相対的貧困※1下に暮らす
世帯所得が中央値の60%に満たない世帯に暮らす子ども(0歳〜17歳)の割合(2008年、2014年)

先進国の子どもの平均5人にひとりが相対的貧困下に暮らす世帯所得が中央値の60%に満たない世帯に暮らす子ども(0歳〜17歳)の割合(2008年、2014年)

ユニセフが先進国の子どもたちの幸福度や生活の質を調べた報告書によると、先進国と呼ばれる国ぐにで、その国の所得の中央値※2の60%を下回る世帯で暮らしている子どもたちの割合は、上のグラフのようになります。先進国でも、相対的な貧困と呼ばれる状況のもとで、平均して5人に1人の子どもたちが苦しい生活を強いられています。

※1 その国の文化や生活水準の中で比べたときに、厳しい暮らしをしている状態
※2 その国で各家庭が得ているお給料など収入の金額を順に並べてちょうど真ん中にくる金額のこと

注:子どもの相対的貧困率は、世帯の可処分所得(税金等を差し引き社会保障給付を加えた額を、OECD 修正等価スケールを使用して世帯人数・構成で調整した所得)がその国の中央値の 60%に満たない世帯に暮らす子どもの割合。
平均から統計的に有意な差(信頼区間 95%)があるかどうかで、「平均より下」、「平均」、「平均より上」の色分けを行っている。そのためこの図のリトアニアのように、周囲と色が異なる場合がある。他の図においても同様。

出典:レポートカード14 未来を築く:世界の子どもたちとSDGs, UNICEF, 2017 ※PDFがダウンロードされます

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