公益財団法人 日本ユニセフ協会

国連広報センター YouTubeチャンネルより

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SDGsって何だろう?

人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標

人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標

貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。
このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。
そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、
2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。
それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」です。

持続可能とは、何かをし続けられる、ということです。
SDGsは、私たちみんなが、ひとつしかないこの地球で暮らし続けられる
「持続可能な世界」を実現するために進むべき道を示した、つまり、ナビのようなものです。
人類はいま、そのナビが示す方向に進めているでしょうか? そして、あなた自身はどうでしょう?

さまざまな社会の課題とSDGsとのつながりを知り、
「持続可能な世界を築くためには、何をしたらいいだろう?」
「SDGsの達成のために、自分はどんなことができるだろう?」
ひとりひとり、みんながそれを考えて、行動することが大切です。
SDGs CLUBでそのヒントを見つけてください。

SDGsができるまで

SDGsは突然できたわけではありません。
SDGsができた背景には、技術の発明や経済発展による社会や環境の変化、
戦争などをのりこえて人権尊重の考えが広まったことなど、さまざまな人びとの営みや歴史があります。

をクリックすると詳細をご覧いただけます

1760〜 社会の変化

産業革命

鉄道や布を織る工業技術など、いまの私たちの生活を支えている技術の多くがこのころ生まれはじめた。
工場で働く人が急激に増え、農村から都市への人口移動がはじまる。

1789 人権

フランス革命

「人権」という考えがこのころ生まれて、広がりはじめた。しかし、「人権」は、まだ限られた人のものだった。

1796 社会の変化

ジェンナーが天然痘に対する予防接種技術を発明

これに続いてさまざまな予防接種が開発され、多くの病気を予防できるようになった。

1860 環境

ロンドンやヨーロッパの都市で大気汚染が深刻に

産業公害のはじまり。多くの人が亡くなった。

1863 人権

リンカーンによる奴隷(どれい)解放宣言

15世紀からはじまった黒人奴隷制度がやっと終わりを迎えた。人種差別を克服する努力は今も続いている。このころ、日本は江戸時代の終わり、明治維新が目前となっていた。

1878 環境

足尾銅山鉱毒事件

日本でも産業公害があらわれるようになってきた。

社会の変化

エジソンが電球を発明

いよいよ電気のある生活が広まりはじめた。

1885 社会の変化

ガソリン車が誕生

1903 社会の変化

飛行機誕生

誕生からの100年間で、飛行機も自動車も大きく発展してきた。

1914〜1918 社会の変化

第一次世界大戦

これまでの戦争とは比較にならないほど多くの人が亡くなった。

社会の変化

スペインかぜの大流行

”スペインかぜ”と呼ばれたインフルエンザが第一世界大戦末期に発生。兵士の移動などにともなって世界を巻き込んで大流行した。感染は第2波、第3波と続き、とても多くの死者が出た。

1919 人権

インドで、ガンディーによる非暴力・不服従運動がはじまる

植民地にされていた地域の人びとが独立を目指しはじめた。

1919 社会の変化

国際連盟設立

戦争の経験をもとに平和と安全を守り、国際協力を推進するために設立された。第二次世界大戦を防ぐことはできなかったが、現在の国際連合の前身となった。

1939〜1945 社会の変化

第二次世界大戦

ホロコーストや原子爆弾の開発・投下など、膨大な犠牲をもたらした。人類の存続をもおびやかすようなものがあらわれた。

1945 社会の変化

国際連合設立

設立された時の加盟国は51カ国。2020年現在、193カ国が加盟。国連設立後、1946年の第1回目の国連総会ではユニセフが誕生した。

1948 人権

世界人権宣言採択

二度の世界大戦を経て生まれた国連が最初にしたことが、人権に関する大きな指針と枠組みを示したこと。戦後の世界の最大の責務は、世界人権宣言に宣言された「人権を守る」ことになった。

1950~ 社会の変化

アジア・アフリカ諸国の独立

植民地支配が終わり、新しい国が次つぎと生まれた。

社会の変化

テレビの普及

1950〜1953 社会の変化

朝鮮戦争

冷戦時代がはじまった。アメリカとソ連の代理戦争と言われた。

1951 人権

難民の地位に関する条約採択

1960年代 環境

重化学工業の発展

大量生産、大量消費の時代が始まった。
森林・地下・水資源などの乱開発、ごみの排出量が増大し、水質・空気など環境汚染が深刻な問題になっていく。

1961 社会の変化

人類初の宇宙飛行

宇宙開発は急速に進み、いまや、衛星を使った技術は生活に欠かせないものになっている。

1965 人権

人種差別撤廃条約採択

世界人権宣言に示された内容を、法律として、具体的に効果のあるものとしていくために、さまざまな人権条約が生まれていく。

1965〜1975 社会の変化

ベトナム戦争

有毒な枯葉剤が使用され、環境にも人間にも大きな影響を与えた。

1966 環境

レッドデータブック創刊

絶滅のおそれのある野生生物について、国際自然保護連合(IUCN)がはじめて発行した。人間の活動によって森林破壊が進み、多くの動植物が絶滅の危機にあることが知られるようになった。

1970〜 社会の変化

コンピューターの普及がはじまる

1972 環境

国連人間環境会議開催

スウェーデンのストックホルムで開かれた、世界ではじめての環境問題に関する国際会議。環境問題が人間をおびやかしており、ともに取り組むべき課題とした「人間環境宣言」が採択された。このときにUNEP(国連環境計画)が作られた。

1973 社会の変化

第四次中東戦争
オイルショック

戦争によって、石油輸出国が原油の値段を引き上げ、世界各国の経済が大混乱した。

1979 人権

女子差別撤廃条約採択
国際児童年

社会的に弱い立場にある女性や子どもの権利について本格的に考えられるようになった。

1980〜 社会の変化

インターネットの普及がはじまる

1980 社会の変化

イラン・イラク戦争

1984 社会の変化

エチオピア大飢饉(ききん)

干ばつなどから深刻な食糧危機が起こり、100万人が飢えで命を失った。世界的に有名な歌手やミュージシャンが、支援のために“We are the World”を作った。

社会の変化

HIV/エイズの感染拡大がはじまる

1980年代半ばにエイズを引き起こすウイルスHIVが特定された。HIV/エイズは、1980年~1990年代に世界中に広がったが、特に、開発途上国での感染拡大の勢いが激しく、多くの子どもがエイズによって親を失い孤児になるなど社会に破壊的な影響をおよぼした。治療薬の開発は進んでいるものの、いまもワクチン開発にはいたっておらず、感染症の大きな課題の一つになっている。

1986 社会の変化

チェルノブイリ原子力発電所事故

1987 環境

環境と開発に関する世界委員会 報告書「Our Common Future]

はじめて「持続可能な開発」という言葉が使われ、その考えが広がりはじめた。

1988 環境

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)初会合

気候変動に関して世界中の専門家たちが統計や研究を持ちよって話し合い提言を行う仕組みができた。

1989 人権

子どもの権利条約採択

正式名称は、児童の権利に関する条約。2020年6月時点で196の国と地域がこの条約を守ると約束しており、世界でもっとも広まった人権条約となった。

社会の変化

ベルリンの壁が崩壊 東西ドイツ統一へ
冷戦終結宣言

アメリカの陣営とソ連の陣営が長く対立してきた東西の冷戦が終結し、社会主義体制だった東側の体制が一気に変わりはじめる。

1990 人権

子どものための世界サミット

子どもたちの命と健やかな成長を守り、その権利を実現することが、一番優先されるべきことと呼びかけられ、「子どもの死亡数を減らす」など具体的な目標が定められた。この目標は10年後のミレニアム開発目標にも引きつがれていく。

1991 社会の変化

ソ連邦解体

社会の変化

ユーゴスラビア紛争

体制が変化するなかで起こった内戦。ユーゴスラビアはその後6つの国に分かれた。

社会の変化

湾岸戦争

1990年代 社会の変化

携帯電話の普及がはじまる

1992 環境

国連環境開発会議
(地球サミット)

リオ宣言やアジェンダ21が採択されたほか、「気候変動枠組条約」や「生物多様性条約」も成立した。子どもたちも意見を発表し、当時12歳だったセヴァン・スズキさんの「直し方がわからないものをこれ以上こわさないでください」と訴えたスピーチが有名になった。(ムービーを見る)

1995 環境

気候変動枠組条約
第1回締約国会議(COP1)

気候変動について取り組みを進める条約に加盟した国々の会議がはじめて開かれた。COPと呼ばれるこの会議が、気候変動に対する具体的な取り決めを話し合う場になる。

1997 環境

気候変動枠組条約
第3回締約国会議(COP3)

COPの3回目の会議が京都で開かれた。
参加する先進国が、温室効果ガスを2008年から2012年の間に、1990年に比べて約5%削減することを決めた京都議定書が採択された。(気候変動に関する初めての約束)

2000 人権環境社会の変化

ミレニアムサミット開催
ミレニアム開発目標(MDGs)採択

新しい世界を迎え、「貧困や飢餓をなくす」「子どもの死亡率を減らす」など世界が協力して2015年までに達成すべき8つの目標が定められた。

2001 社会の変化

米同時多発テロ

ハイジャックされた飛行機がニューヨークの高層ビルなどに衝突した。"テロとの闘い"という言葉が使われるようになり、その後の、アフガニスタンのタリバンへの攻撃、イラク戦争へとつながっていく。

社会の変化

アフガニスタン紛争

2002 環境

持続可能な開発に関する世界首脳会議(リオ+10)

2003 社会の変化

イラク戦争

2006 人権

障害者の権利に関する条約採択

2007〜 社会の変化

スマートフォンの普及

2006年にFacebookが、2008年にTwitterが、2011年にLINEがサービスを開始。携帯やスマホの普及と合わせて、SNSも爆発的に広がはじめる。

2010年代 環境

観測史上もっとも暑かった

2010年代は観測史上もっとも暑かったという観測データをNASAなどが発表している。各地で記録的な海面上昇が発生、大型ハリケーンや台風、熱波、干ばつ、森林火災なども続いている。

2010 社会の変化

国際宇宙ステーション完成

2011 社会の変化

アラブの春

アラブ各地で起こった民主化運動。SNSによって運動が広がった。

社会の変化

シリア紛争

アラブの春から内戦に発展。ISが生まれるなど、状況はしだいに複雑になり、出口が見えない紛争に。難民や避難民となり、支援を必要とする子どもの数は1200万人にまでふくれあがっている。※Humanitarian Action Plan 2020

社会の変化

東日本大震災
福島原子力発電所事故

2012 人権

国連持続可能な開発会議(リオ+20)

2015 人権環境社会の変化

持続可能な開発サミット
持続可能な開発目標(SDGs)採択

私たちの未来へのナビが生まれた。

環境

気候変動枠組条約
第21回締約国会議(COP21)

「パリ協定」が採択された。産業革命前からの世界の平均気温の上昇を2度未満にすること、21世紀末に人の活動による温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすることを約束。

2016 社会の変化

AIが囲碁におけるトップ棋士に勝利

AI(人工知能)の開発が進み、さまざまな製品にも使われるようになってきた。社会のさまざまな面を変える可能性が出てきている。

2020 社会の変化

新型コロナウイルスが世界中で広がる

感染者の急増に医療や保健体制が対応しきれなくなったり、経済活動が止まって多くの失業者が生まれたり、学校が休校になり、教育を受けられなくなったり、社会のあらゆる面に大きな影響を与えている。

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SDGs 17の目標を詳しく見てみる

やってみよう!17の目標を、並びかえたり分類したりしてみよう

このサイトでは、17の目標のロゴを並びかえたり、グループにしたりすることができます。
大事だと思う順番に並べる、共通していることを見つけてグループにまとめる、など、自由に並びかえながら、
どんな目標があるのか見てみましょう。そして、目標同士にどんな関わり合いがあるのか考えてみましょう。

17の目標を、並びかえたり分類したりしてみよう

17の目標をいろんな視点で見てみよう

5つの「P」に分けてみる

SDGsには17の目標がありますが、それらを5つのキーワードで考えると、より相互の関係性がイメージしやすくなります。具体的には、People(人間)、Prosperity(豊かさ)、Planet(地球)、Peace(平和)、Partnership(パートナーシップ) の5つの「P」に分類することができます。

5つの「P」に分けてみる

人間
(People)

すべての人の人権が尊重され、尊厳をもち、平等に、潜在能力を発揮できるようにし、貧困と飢餓を終わらせ、ジェンダー平等を達成し、すべての人に教育、水と衛生、健康的な生活を保障します。

  • 1.貧困をなくそう
  • 2.飢餓をゼロに
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 6.安全な水とトイレを世界中に

豊かさ
(Prosperity)

すべての人が豊かで充実した生活を送れるようにし、自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保します。

  • 7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 11.住み続けられるまちづくりを

地球
(Planet)

責任ある消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通して、地球を破壊から守ります。

  • 12.つくる責任、つかう責任
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう

平和
(Peace)

平和、公正で、恐怖と暴力のない、インクルーシブな(すべての人が受け入れられ参加できる)世界を目指します。

  • 16.平和と公正をすべての人に

パートナーシップ
(Partnership)

政府、民間セクター、市民社会、国連機関を含む多様な関係者が参加する、グローバルなパートナーシップにより実現を目指します。

  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

3つの「層」に分けてみる

17の目標を「3つの層」に分類し、総合的に捉える「SDGsウェディングケーキモデル」。
ストックホルム・レジリエンス・センターのヨハン・ロックストローム氏らによって提唱されたモデルで、私たちの世界はまず「環境」が土台にあって、その上に「社会」や「経済」が成り立っていることを示しています。

  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

経済

  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 12.つくる責任、つかう責任

社会

  • 1.貧困をなくそう
  • 2.飢餓をゼロに
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 16.平和と公正をすべての人に

自然
資本

  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 6.安全な水とトイレを世界中に
  • 13.気候変動に具体的な対策を

illustrated by Johan Rockstorm and Pavan Sukhdev
出典:Stockholm Resilience Centre