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HOME > ユニセフの予防接種事業 特集サイト(2007年1月)
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財団法人日本ユニセフ協会
© UNICEF HQ97-0767/Lemoyne

ユニセフは「予防接種」の重要性を何十年も訴え続けています。

それは、予防接種が子どもたちの命を守るために欠かせない、ということをよく知っているからです。
実際にユニセフは、年間1億人以上の子どもたちの予防接種を実現しています。 過去20年にわたり、予防接種は多くの人の地道な努力に支えられて、多くの成果をおさめてきました。はしか、ポリオ、破傷風、百日咳、ジフテリア、結核・・・。いまや、世界の4分の3の子どもたちには予防接種によってこうした病気から守られています。

(データ出典:『世界子供白書2007』)

© UNICEF/IDSA10/Purnomo
© UNICEF/HQ05-0147/Jim Holmes
© UNICEF Mongolia/2003/Thomas Kelly
© UNICEF Mali/ 2002/Pirozzi

予防接種の実現には…

ユニセフは世界最大のワクチン供給者です。2006年だけでも24億回分のポリオワクチンや、1億8100万回分のはしかワクチンなど、 総額5億6000万米ドル分の予防接種用ワクチンを世界中に届けました。

予防接種はワクチンがあるだけでは実施できません。ワクチン を低温で保ち、保管、輸送するための仕組みはコールドチェーンと呼ば れています。コミュニティの保健センターには冷蔵庫が、遠く離れた村 へ予防接種員がワクチンを運ぶためにはアイスボックスが必要です。

ワクチン自体にはられたシールは、高温になると変色し、効果がなくな ったことを示します。そのようなワクチンはすぐさま廃棄されます。
徹底したワクチン管理がなければ、予防接種を効果あるものにすること はできないのです。

予防接種員の養成も…

ユニセフが各国で実施する全国予防接種デーは、何万人もの保健員、ボランティアが支えています。彼らにいかに正しい知識と技術を伝えるかが、キャンペーンの成否を左右します。
そして、住民自身が予防接種が大切だと認識していなければ、子どもたちは予防接種会場にやってきません。

普段から「予防接種が子どもに欠かせない」と、コミュニティ全体が同じ考えを共有していなければ、キャンペーンはうまくい きません。キャンペーン時だけではなく、日々、保健の知識を広める努力を続けることが求められます。
また、新生児破傷風という病気を防ぐための予防接種は母親が受けなければなりません。

予防接種は母子保健という大きな枠組みのなかに位置付けられ、 ユニセフは、各国政府、コミュニティ、NGOと協力しながら、こ れらの基盤を整え、予防接種キャンペーンで最大限の効果をあげ ようとしています。
そうして、1本の予防接種がはじめて子どもたちに届くのです。

各国の予防接種の事例
予防接種プラス…

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