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HOME > ユニセフの予防接種事業 特集サイト(2007年1月)
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財団法人日本ユニセフ協会
予防接種プラス…  

予防接種を子どもたちの命を守るとりでにするための活動

多くの人の努力が実り、各国の予防接種デーには多くの母親と子どもたちが集まるようになりました。
ユニセフは予防接種の場をもっと総合的に子どもの命を守る場にしようと取り組んでいます。

ビタミンAの補給で命を守る力がアップします

たとえば、予防接種を終えた子どもに、一緒にビタミンAの補給を行います。カプセルを切って、高単位のビタミンAを口の中にたらす。半年に1回、このビタミンA補給を受けるだけで、子どもの免疫力は格段に向上します。肺炎や下痢など感染症による死亡率を下げ、失明などビタミンA欠乏症による目の疾患を防ぐことにもつながります。

集まった母親向けに料理教室が開かれる日もあります。

子どもにはどんな栄養が必要か、どのような食べ物をうまく組み合わせれば栄養不良を防ぐことができるのか、実際に役立つ方法を丁寧に伝えています。母親たちの意識が変わり、栄養不良を改善することができれば、子どもの健康はさらに強化されます。

寄生虫の駆除が行われている地域もあります。

安全ではない水を使ったり、トイレがないなど。こうしたことが原因でかかる寄生虫病は子どもの栄養不良の大きな原因のひとつです。

薬さえ飲めば駆除できるものも多いので、予防接種時に、寄生虫の駆除薬を与えることもあります。そのほかにも、蚊が媒介するマラリアを防ぐため、蚊帳の配布が一緒に行われることもあります。

写真:© UNICEF

 
 

予防接種事業は災害や紛争時の緊急支援とは異なり、その必要性を住民が理解したり、予防接種が有効に実施される環境づくりをしたりなど、地道で時間のかかる仕事です。

ユニセフはこれからもこの事業を続けてゆきます。
世界の子どもたちすべてが予防接種を受けることができるようになれば、確実に年間140万人以上の幼い命を守ることができるのです。

 
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