世界中でワクチンを待つ人々のために

途上国へと広がる感染。
公平で迅速なワクチンの供給によって危機を収束させ、子どもたちを守るユニセフの挑戦に、どうかあなたのご支援を!

新型コロナウイルス緊急募金

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中で2億5千万人以上の感染が確認され、500万人以上が命を落としています(11月10日時点:WHO状況レポートより)。
一年半にわたるコロナ禍は、子どもたちの生活のあらゆる側面を悪化させています。大勢の子どもが親を亡くし、保護を必要としています。世界の極貧率は25年ぶりに上昇し、休校措置により教育の機会を奪われている子どもは1億5,000万人以上にのぼります。ユニセフは、COVAXのワクチン事業と併せて、子どもたちへの支援も休むことなく続けています。
先進国で待望のワクチン接種が進む一方、途上国では、医師や看護師を含め、人口の大半が1回目の接種が受けられず、各地で新たな感染爆発が起きています。
もともと医療体制が脆弱な途上国の現場では、十分な設備もない環境で、医療従事者たちが懸命に治療や検査、そしてワクチン接種にあたっています。
ユニセフの保冷設備や手洗い設備から、医療用防護具、接種担当者への研修まで、あらゆる支援が早急に求められています。ユニセフは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる深刻な影響から子どもたちとその家族を守るため、国際社会に緊急の支援を呼びかけています。

新型コロナウイルスワクチンを世界に届けるためにみなさまのご支援を!

新型コロナウイルス感染症の被害が拡大し続けるなか、ユニセフは、国際的なワクチン調達の枠組み「COVAXファシリティ」のパートナーとともに、新型コロナウイルスワクチンの世界規模での供給を急いでいます。COVAXファシリティは、世界約190ヵ国が参加する国際的なワクチン調達の枠組みで、新型コロナウイルスワクチンの恩恵がすべての国の最も脆弱な人々にまで行き渡ることを目指しています。この枠組みの中でユニセフは、参加国へのワクチン供給業務に加え、「コールドチェーン」とよばれる低温物流システムの整備、保健員のトレーニング、 接種に不可欠な医療器具の提供など、重要な責務を担っています。

史上最大のワクチン接種事業を支えるユニセフのコールドチェーン

  • 熱に弱いワクチンの国際輸送には、ユニセフの高度な専門知識とコールドチェーン(低温物流システム)の事前配備が不可欠です。

    ©UNICEF/UN0375878/VERA

  • 各国に到着したワクチンは、保冷庫で都市部の冷蔵施設などに運ばれ、厳しい温度管理のもと国内各地へと輸送されます。

    ©UNICEF/UN0391980/ FARUQUI

  • 地域の接種会場への輸送は、時間との闘いです。保冷箱に詰めたワクチンが有効なうちに到着し、直ちに接種を開始します。

    ©UNICEF/UN0357139/KABUYE

目標は、年内に20億回分*- 世界中のほぼすべての医療・福祉従事者、重症化リスクの高い人々を感染から守ることができる量 - を届けること。前例のない規模となるこの緊急事業によって、世界全域で死亡率を下げ、医療のひっ迫を緩和し、保健・栄養・教育など子どもたちが今最も必要としている基礎社会サービスを再開させようとしています。

ワクチンの接種は、新型コロナウイルスから身を守る上で極めて有効な手段ですが、すべての人が接種を完了するまでには長い時間がかかります。その間にも、この病気の直接的・間接的な影響によって、多くの命が脅かされています。実際、パンデミック以降、世界では十分な食事をとれない家庭が2倍に増え、医療を受けられない子どもたちも急増しています。ユニセフは、ワクチン供給事業と並行して、こうした子どもたちのための救援活動にも奔走しています。

*2020年12月時点の目標数。2021年9年時点の予測によると、2021年内に入手可能なワクチンは14億2,500万回分に留まることから、20億回分の達成は2022年の第1四半期になる見込みです。今後さらに取り組みを加速させ、低・中所得国の国々へ30億回分のワクチン供給を目指します。

© UNICEF/UN0412502/Wilander

世界的な人道支援計画 
~途上国などの脆弱な国々の感染拡大を防ぐ

移動が制限され、衰退する社会や経済の下で暮らす子どもたちは、暴力や虐待、ネグレクトの被害を受けるリスクが高まっています。子どもたちの多くは、過密する貧困地域で暮らしていて、病気予防に必須の手洗い用水や石けんも手に入りません。ひとたび感染が広がれば、甚大な被害が引き起こされることは必至です。コロナ危機はまた、これまで子どもたちとその家族を支えてきた地域の医療や経済にも大きなダメージを与え、通常の医療サービスの中断や、家計の困窮による栄養不良の子どもの急増を招いています。2020年、通常医療の中断によって命を落とした子どもは、南アジアだけでも約23万人にのぼります。経済的な困窮により児童労働を強いられる子ども、栄養不良に陥る子ども、学校に通えない子どもも急増しています。

ユニセフは各国政府やWHO、人道支援団体と連携しながら子どもの権利の原則に基づきながら、これまでの取り組みを活かし、この危機に取り組んでいます。

子どもや家族をウイルスから守り、適切な情報を提供することで感染を減らしつつも子どもたちの基本的な教育や保健、水と衛生などのサービスを継続して利用できる環境を確保することを目指しています。子どもを守る医療・福祉従事者や教師などへのワクチン接種を急ぐとともに、パンデミックの 影響から一人でも多くの子どもを救い出すため、全力で支援を続けています。

© UNICEF/UNI325634// Frank Dejongh

ユニセフは、新型コロナウイルスの感染予防に関する正確な情報を提供するための啓発活動を展開。その一環で、若者たちが子どもたちに正しい手洗いの方法を伝えている。(コートジボワール)

2021年の成果

皆様のご支援により、ユニセフは2021年上半期、多くの子どもやその家族、医療従事者に支援を届けることが出来ました。主な成果は以下の通りです:

  • 183か国がCOVAXファシリティに参加を表明し、131か国に1億2600億回分のワクチンを提供した
  • COVID-19の感染から最前線で働く人々を守るため、87カ国に1億2200万枚以上の手袋、9480万枚のサージカルマスク、790万枚のN95呼吸器、310万枚のガウン、34万3000枚のゴーグル、290万枚のフェイスシールドを出荷した
  • COVID-19検査へのアクセスを拡大するとともに、検査の深刻な格差の解消のためにCOVID-19診断テストを提供した。南スーダン、パレスチナ、モルディブに92,544個のCOVID-19診断テストを提供した
  • ユニセフは73カ国で、COVID-19ワクチンに関する信頼を築き、誤った情報に対処するために、公衆衛生・社会的対策を推進した
  • 武力紛争や災害などで基礎保健サービスが最も行き届きにくい場所へのワクチンを届けるため、COVAXのワクチン全体の5%を確保し、リスクの高い人々がCOVID-19ワクチンを利用できるよう支援

新型コロナウイルス緊急募金にご協力を

世界的な人道支援の始動を受け、日本ユニセフ協会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応するユニセフの活動を支える緊急募金を受け付けています。

この危機下でユニセフは、急速に拡大するパンデミックから子どもたちを守りながら、母子保健サービスや栄養治療など従来の支援活動も継続して行なう責務を担っています。危機から1年半が経過する今日でも、ユニセフの歴史のなかでも 最も大規模な支援活動が、日々各地で続けられています。一人でも多くの幼い命をこの危機から守り抜くために、みなさまのお力がぜひ必要です。

お寄せいただいたご寄付は、新型ウイルス感染拡大以前から紛争などにより医療体制が脆弱な途上国で命の危険に晒されている子どもたちへの支援、およびCOVAXファシリティを通じた新型コロナウイルスワクチンの供給活動への支援に充てられます。

なお、本緊急募金を通じてお寄せいただいたご寄付については、日本を含む先進国は支援対象といたしません。

ご寄付でできる支援例

3,000円のご支援が…
熱に弱いワクチンを低温に保ったまま運べる保冷箱(0.9リットル)2個に変わります。

5,000円のご支援が…
地域の子どもや住民を守る医療従事者が使うN95マスク21枚に変わります。

10,000円のご支援が…
深刻な栄養不良に陥った子どもを回復させる栄養治療食333袋に変わります。

30,000円のご支援が…
遠隔学習や重要な情報の入手に役立つソーラー/手回しラジオ16台に変わります。

50,000円のご支援が…
水道が使えない場所に簡易手洗い設備を21基設置できます。

※2021年1月現在の価格(1米ドル=107円で計算)
※輸送や配布の費用は含みません

郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「コロナ」と明記願います。 *窓口でのお振込は、送金手数料が免除されます。