公益財団法人日本ユニセフ協会
 

広報・アドボカシー

支援活動を始めた当初より、活動を通じて得た情報や知見を、被災地の復興や今後の災害への備え、様々な社会政策に活かしていただくため、国や自治体、国内の専門家団体などへの情報共有や働きかけを行っています。

主な活動

活動分野 内容
東日本大震災子ども支援ネットワーク

被災地で子ども支援・子育て支援に取り組む団体が課題や情報を共有し、子どもの権利を基盤にした復興支援を後押しすることを目的に作られた「東日本大震災子ども支援ネットワーク」に、運営団体の一つとして2011年5月の発足当初から参加しています。団体同士の情報交換にとどまらず、被災地の自治体関係者や関連省庁、国会議員、市民団体などが一堂に会する意見交換会を国会議員会館で定期的に開催し、被災地の子どもを取り巻く課題が復興のための政策に反映されるよう、働きかけを続けています。
また、宮城県議会の提案を受け、宮城における被災した子どもたちの支援についての県議会議員との意見交換会にも参加しました。
<関連リンク>
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2013_0912.htm

IFCO大阪世界大会

2013年9月に大阪で開催されたIFCO (International Foster Care Organization:国際フォスターケア機構)大阪世界大会の中で、「震災と子ども:被災地の子どもたちの現状と社会的養護の課題」をテーマにした特別シンポジウムを助成し、開催しました。社会福祉の専門家の講演や岩手、宮城、福島でそれぞれ子ども支援に関わる方々のパネルディスカッションによって支援活動の経験を共有しながら、そこから見えてきた課題を発信し、被災地支援にとどまらない、社会的養護のあり方を提起する機会となりました。
<関連リンク>
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2013_0926.htm

「未来をつくる私がおとなに伝えたいこと」

2014年3月、「子どもにやさしい復興計画」支援で「まちづくり学習」に取り組む東北3県の子どもたちを東京に招待。「復興や防災の取り組みの中で国連会議に向けてユニセフが訴える、子どもたちが"主役"の一人として位置づけられることの重要性」を、子どもたちが発信しました。
<関連リンク>
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2014_0328.html

子ども虐待防止世界会議 名古屋 2014

2014年9月に名古屋で開催された「子ども虐待防止世界会議名古屋2014」」(主催:国際子ども虐待防止学会(ISPCAN)・一般社団法人日本子ども虐待防止学会 (JaSPCAN))の中でシンポジウム「災害時におけるCFS(子どもにやさしい空間)の意義と可能性:東日本大震災後の試みを基に考える」を開催しました。講演やパネルディスカッションを通して、災害支援現場での子どもたちの心理社会的ケアのあり方について提起する機会となりました。

国連防災世界会議

2015年3月に宮城県仙台市で開かれた国連防災世界会議初日に、ユニセフシンポジウム『レジリエントな社会を、子どもたちと』を開催。さらに翌日までの2日間でサイドイベント『ユニセフ@定禅寺ギャラリー』を行いました。これらのイベントでは、「遊び」「居場所」「参加」をキーワードに、子どもの視点からの防災や復興、社会づくりの重要性を訴えました。
<関連リンク>
https://www.unicef.or.jp/news/2015/0068.html