身体の変化、見た目への意識、友だち関係など
この時期の子どもは乗り越えるべきことがたくさんあります

思春期に入ると、お子さんは自分の気持ちをより上手に表現できるようになり、善悪の感覚も強くなっていきます。友だちやスポーツ、学校などに関わることついて、自ら選択できるようになります。この自立心の高まりとともに、自分の性格や興味、友人関係により意識が向くようになります。
女の子の初潮や男の子の声変わりなど、身体的にもさまざまな変化が起こります。こうした変化に、不安や怖さを感じる子もいます。
変化の時期
急激な身体の変化に加え、外見が気になったり友だちとの関係がより重要になったりすることで、子どもの心や感情の状態に影響が出ることがあります。重要な発達段階を歩んでいくこの時期は、子どもにとって困難な時期となることがあります。あなたに不安や悩みを話せるとわかるだけで、子どもにとっては大きな支えになります。
この年齢の子どもには、次のような変化が見られることがあります
・ 気分の浮き沈みが起こりやすくなる。
・ 学校の勉強を負担に感じる。
・ 食事に関する悩みや気がかりが出てくる。
・ 悲しみや不安を感じ、それが自信の喪失や自己肯定感の低下などにつながる。
会話のはじめ方
・ プレッシャーや期待をかけずに、自然に会話を始められる時間と環境をつくりましょう。
・ 家事をしている時や、料理中、移動中など、自然に話しやすい時間を選びましょう。
・ 質問ばかりにならないよう、やり取りのある会話を意識しましょう。
・ お子さんの様子に気を配りましょう。嫌なことがあった日や忙しそうなときは、別のタイミングを選んでください。
本音を隠さず正直に、率直に話すこと

© UNICEF/UN0364081/Merino
お子さんの気分や行動に変化が見られたら、気づいていることを優しく伝え、話したいかどうか、以下のように尋ねてみましょう。
・ 以前より友だちと関わらなくなっている――ケンカでもしたのかな?
・ 成績が下がっている――苦手な教科があるのかな?
・ 不機嫌・悲しげ・静かになっている――何か気になることがあるのかな?
やるべきこと
聴くこと: 自分の考えや判断を挟まず、お子さんの話にしっかり耳を傾けましょう。お子さんの意見を尊重し、励ましてあげてください。
認めること: お子さんの考えや気持ちを理解していると伝え、安心して話せるよう促しましょう。あなた自身も同じ年齢の頃に似た気持ちを経験したことを伝えるのも良い方法です。
解決策を一緒に考えること: 「どうしたら良いと思う?」と尋ね、お子さん自身で考えるよう促しましょう。思いつかない場合は、一緒に話し合って考える姿勢を示し、気持ちが楽になるために必要なサポートを提供しましょう。
やってはいけないこと
・ 「こうしなさい」と指示しないようにしましょう。代わりに「どんなサポートができるかな?」と問いかけましょう。
・ お子さんの気持ちを否定したり、軽視したりしないようにしましょう。お子さんにとって、自分の気持ちを打ち明けることは難しい場合があることを忘れないでください。
・ 口論をしないようにしましょう。ご自身の感情や反応を意識し、衝突を避けるよう努めてください。もし衝突が起きた場合は、早めに解決し、謝ってやり直しましょう。
・ 他者を責めないようにしましょう。「学校が悪い!」などと言っても、問題を他に向けるだけで、根本的な解決にはつながりません。
・ 比較しないようにしましょう。「ほかの子にはこんな問題はないよ」などと言うのは避けてください。
忘れないで:忍耐と一貫性が大切
この年齢になると、子どもは以前ほど愛情表現をしなくなったり、失礼な態度や短気な様子を見せたりすることがあります。
自立心が高まり、自分で物事をコントロールしたい気持ちが強くなるため、反発する場合もあるでしょう。そのような会話は子どもにとってこれまでにないことで、時には気まずくなることもあります。
時間がかかるかもしれませんが、あなたがお子さんを愛していること、お子さんの幸せを願っていることが、いつでも伝わるようにしてください。
※本ページはこちらの英語原文を元に仮訳したものです(アクセス日 2026年1月29日)。





