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家族のメンタルヘルスの守り方

よくある質問に専門家が答えます

 

「子どものやる気を維持するために、何をすれば良い?」「子どものメンタルヘルスを守るために、私は何ができる?」心理学者で子どもの発達の専門家でもあるリサ・ダムール博士が、こうした疑問にお答えします。


タブー視されがちなメンタルヘルスの問題。どうやったら家庭内で話題にできますか?

お子さんとメンタルヘルスについて話し始めるには、メンタルヘルスは身体の健康とよく似ていると説明してください。こころが健康な人でも、時には悲しみや怒り、動揺といった不快な感情を抱きますし、身体が健康な人でも、いつも体調が良いとは限りませんよね。こころと身体の健康のどちらにおいても、自分が何を感じているかに気づき、調子があまり良くないときには、周囲の人にサポートを求めることが大切です。ほとんどの場合は、そうすることで、こころが軽くなっていきます。

子どものメンタルヘルスを守るためにできることは?

子どものメンタルヘルスを守る上で、おとなとのあたたかく愛情のある関係に勝るものはありません。ですから、お子さんもあなたも一緒に楽しめることが何かあれば、それはお子さんのメンタルヘルスにとってプラスに働きます。例えば、ボールを蹴り合うなど、一緒に遊ぶこと。また、一緒に夕食を作ったり一何かを修理したりすることでも構いません。お子さんがあなたと一緒にいることを楽しんでいる限り、あなたがしていることはお子さんのメンタルヘルスにとって良いことなのです。

子どもに十分に目を向けながら、忙しい仕事とのバランスを取るにはどうすれば?

小さな子どもを育てるには多くの時間とエネルギーが必要で、忙しい仕事と両立させるのは大変なことです。そんな場合は、その時々で一つのことだけに集中しようとすることが役に立ちます。子どもに向き合うときは子どもに、仕事のときは仕事に集中しましょう。両方を同時にやろうとすると、あなたはイライラし、子どももイライラしてしまいます。そして忘れないでください。子どもはあっという間に成長します。とても小さな子の親である時期は、気づかないうちに過ぎ去り、ほどなくしてすべてが今より楽に感じられるようになります。

子どものやる気を維持するには?

子どもがやる気を持てないときもあるでしょう。疲れていたり、消耗していたりすることもあります。学校の勉強や家の手伝いをいつもやりたがるわけではないからといって、子どもに何か問題があるのではないかと心配する必要はありません。例えば、子どもが宿題にいやいや取り組んでいるときに、あなたも隣で自分の作業をする、という支え方もできるでしょうし、子どもがやるべきことをゲーム感覚でできるよう工夫してみたり、大変な作業が終わった後には楽しいことをする計画を立てたりなど、遊び心を持って物事を進めるのも良いでしょう。

親として感じる孤独にどう向き合えばよい?

親であることは、ときにとても孤独を感じやすいものです。お子さんのニーズを満たそうとすることで、自分自身をおろそかにしてしまうこともあるでしょう。そんな時は、あなたのお子さんと同年代の子どもを育てている他の親とつながるとよいでしょう。電話で話すのでも、実際に会うのでも構いません。あなたが経験していることを理解してくれるでしょうし、とても良い話し相手になってくれるはずです。

つらい時期に前向きでいる方法は?

© UNICEF/UN0631965/Pancic

困難な状況にあるときは、絶望的な気持ちになりやすいものです。自分の気持ちを上向かせるために効果的な方法の一つは、感謝していることに意識を向けることです。子どもと過ごす喜びの瞬間、天気が良い一日、愛する人がそばにいること。感謝を実践し、ありがたいと感じることを思い浮かべると、ほとんどの場合、ウェルビーイングの感覚が高まります。

大きな変化に適応しようとする子どもの支え方とは?

変化というものは、その性質上ストレスを伴います。例えば、住み慣れた家から引っ越さなければならないといった「望まない変化」はもちろんのこと、待ちに待った旅行に出かけるといった「望ましい変化」もストレスを伴います。変化に伴うストレスにお子さんがうまく対応できるようにするための鍵の一つは、あらかじめ「次への備え」をできるように支えることです。これから起こることについて可能な限り子どもに伝え、質問にはできる限り答えることで、お子さん自身が大きな生活の変化に適応しやすくなります。


心理学者でニューヨーク・タイムズにも寄稿されている著述家のリサ・ダムール博士は、2児の母親です。

 

※本ページはこちらの英語原文を元に仮訳したものです(アクセス日 2026年2月2日)。

 


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