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ネットいじめはどんなものか、そしてそれにどう対処したらよいのか、情報やアドバイスを探していますか?このページでは、ユニセフの専門家によるヒントをもとに、さまざまなアプリ・ゲーム企業から情報をあつめ、よくある質問にお答えします。
ネットいじめとは?
ネットいじめ(オンラインいじめ)とは、SNSやメッセージアプリ、オンラインゲーム、スマホなどのデジタルツールを介して起きるいじめのことです。標的となる人を怖がらせたり、怒らせたり、恥をかかせたりすることを目的として、繰り返される行為です。たとえば、次のようなものがあります。
・ SNSで誰かについてうその情報を広めたり、恥ずかしい写真や動画を投稿したりすること
・ メッセージアプリで人を傷つける、侮辱する、または脅すようなメッセージや画像、動画を送ること
・ 他人になりすましたり、偽のアカウントを使ったりして、本人になり代わって意地悪なメッセージを送ること
・ 生成AIツールを使って性的な嫌がらせやいじめを行うこと
対面でのいじめとネットいじめは、同時に起こることもよくあります。しかし、ネットいじめには「デジタルフットプリント」(「デジタルの足跡」、やり取りや投稿の記録のこと)が残るため、いじめを止めるための手がかりや証拠として役立つことがあります。
もし自分の身の安全に不安を覚えたりオンラインで起きた出来事が心配になったりした時は、国や自治体などのヘルプラインに連絡して助けを求めることができます。そうしたヘルプラインが見つからない場合は、信頼できるおとなにできるだけ早く相談するか、専門的な知識と経験を持つ人に助けを求めてください。
ネットいじめに関するよくある質問
- 私はいまネットでいじめられているのでしょうか? 冗談といじめの違いはどう見分ければいいですか?
- ネットいじめはどのような影響を与えますか?
- ネットいじめは私のメンタルヘルスにどのような影響がありますか?
- ネットでいじめられたら、誰に相談すべきですか? なぜ報告することが大事なのですか?
- ネットでいじめられています。でも、親に話すのが不安です。どう切り出せばよいでしょうか?
- ネットいじめにあっているのに報告したがらない友だちがいます。私にできることはありますか?
- インターネットを使い続けながら、ネットいじめを止める方法はありますか?
- SNSで個人情報を悪用されたり傷つけられたりしないようにするにはどうすればいいですか?
- ネットいじめをした人は罰せられますか?
- 多くのテック企業はネットいじめや嫌がらせを問題だと考えてはいないようです。責任は問われているのでしょうか?
- 子どもや若者向けのネットいじめ対策のツールはありますか?

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1 私はいまネットでいじめられているのでしょうか? 冗談といじめの違いはどう見分ければいいですか?
ユニセフの回答とアドバイス:
友達同士で冗談を言い合うことはありますが、特にオンラインでは、それがただの遊びなのか、あなたを傷つけようとしているのか判断が難しいことがあります。「冗談だよ」「そんなに真剣に受け取らないで」と言ってごまかされることもあります。
でも、もしあなたが傷ついたり、自分が笑いものにされていると感じたりするなら、その冗談は行き過ぎています。あなたが「やめてほしい」と伝えても続き、あなたがつらい気持ちのままであれば、それはいじめにあたる可能性があります。
オンラインでいじめが起きると、知らない人も含めて多くの人から望まない注目を浴びることがあります。それがどこで起きたとしても、あなたが嫌だと感じるなら、我慢する必要はありません。
たとえそれが「いじめ」ではなかったとしても、あなたがつらくて、それが止まらないなら、誰かに助けを求めてください。ネットいじめを止めること。それは、加害者の行為を止めるだけでなく、オンラインでも現実の世界でも、すべての人の尊厳を守ることの大切さを、みんなに気づいてもらうことでもあるのです。

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2 ネットいじめはどのような影響を与えますか?
ユニセフの回答とアドバイス:
オンラインでいじめが起きると、たとえ家の中にいても、あらゆるところから攻撃されているように感じることがあります。逃げ場がないように思えることもあります。その影響は長く続くことがあり、次のようにさまざまな面に現れることがあります。
・ 精神面(考え方や思考):不愉快になる、恥をかいたと感じる、自分を愚かだと思う、不安や怒りを感じる
・ 感情面(感じ方や気持ち):自分を恥ずかしく思う、大好きだったことに興味を失う
・ 身体面:眠れないなどして疲れる、腹痛や頭痛などの症状が出る
笑いものにされたり、嫌がらせを受けたりしていると感じると、声を上げることや問題に向き合おうとすることが難しくなります。極端な場合、ネットいじめが原因で自らの命を絶つ人もいます。
このように、ネットいじめはさまざまな影響を与えますが、乗り越えることは可能です。再び自信と健康を取り戻すこともできます。

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3 ネットいじめは私のメンタルヘルスにどのような影響がありますか?
ユニセフの回答とアドバイス:
ネットいじめの被害に遭うと、人が自分について「何を言っているか」や「どう思っているか」が気になり、恥ずかしさや不安、緊張、自信のなさを感じることがあります。その結果、友人や家族と距離を置いたり、自分を責めるような考えや自己批判が増えたり、「やってしまったこと」や「やらなかったこと」に罪悪感を抱いたり、周りから悪く評価されていると感じたりすることがあります。孤独感が高まったり、押しつぶされるような気持ちを覚えたり、頭痛や吐き気、腹痛などの症状が現れたりすることも稀ではありません。
普段楽しんでいることへの意欲を失い、大切に思っている、信頼している人たちから孤立しているように感じることがあります。これがネガティブな感情や思考を長引かせ、メンタルヘルスやウェルビーイングに悪影響を与えることがあります。
ネットいじめが原因で学校に行けなくなることもよくあります。心や体の痛みを紛らわせるために、アルコールや薬物に頼ったり、暴力的な行動を取ったりすることもあり、こうしたことは子どもや若者のメンタルヘルスに深刻な影響を与えるおそれがあります。信頼できる友だちや家族、学校のカウンセラーに話すことが、助けを得るための第一歩です。

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4 ネットでいじめられたら、誰に相談すべきですか? なぜ報告することが大事なのですか?
ユニセフの回答とアドバイス:
いじめられていると感じたら、まずは、親や家族、身近にいるおとななど、信頼できる人に助けを求めてください。
学校でも、カウンセラーや、部活動のコーチ、信頼できる先生なども相談相手になってくれるはずです。オンラインでも対面でも構いません。
もし、知っている人に話すことが難しい時は、公共機関などが開設している子ども向けのヘルプラインを探して、専門のカウンセラーに相談してください。
SNSでいじめを受けている場合は、相手をブロックし、プラットフォーム上で通報(報告)することを検討してください。SNSサービスを提供する企業には、ユーザーが安全にSNSを使えるようにする義務があります。
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いじめを止めるためには、いじめの事実を特定し報告することが重要です。
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何が起きているかを伝えるために、メッセージやSNS投稿のスクリーンショットなどの証拠を集めておくと役立ちます。
いじめを止めるには、いじめの事実を明らかにし、報告することが重要です。それは、あなたがその行動を受け入れられないことを相手に明確に伝えることにもつながります。
もし差し迫った危険を感じているなら、警察や、緊急時に対応する公的な機関に通報することも躊躇しないでください。

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5 ネットでいじめられています。でも、親に話すのが不安です。どう切り出せばよいでしょうか?
ユニセフの回答とアドバイス:
もしネットでいじめられたら、信頼できる、安心して話せるおとなに相談することが最も大切な第一歩です。
親に話すことが難しい人もいます。でも、話しやすくするためにできることがあります。しっかり話を聞いてもらえそうなタイミングを選び、その問題が自分にとってどれほど深刻なものなのかを説明しましょう。あなたの親は、それほどソーシャルメディアに詳しくないかもしれないので、状況を理解できるようなわかりやすい説明が必要な場合もあります。
親はすぐに答えを出せないかもしれませんが、あなたを助けたいと思っているはずですし、一緒に解決策を見つけることができるかもしれません。一人よりも二人で考えた方が、良いアイディアが出るものです。それでもどうすればいいか迷う場合、あなたが親に話しづらいと感じる場合は、他の信頼できる人に相談してみてください。あなたのことを気にかけ、あなたを助けたいと思っている人は、あなたが想像する以上にたくさんいます。

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6 ネットいじめにあっているのに報告したがらない友だちがいます。私にできることはありますか?
ユニセフの回答とアドバイス:
ネットいじめの被害者になる可能性は誰にでもあります。もし知っている人がネットいじめを受けているのを見たら、手を差し伸べてみてください。
まず、友だちの話をよく聞いてあげることが大切です。なぜいじめを報告したくないのか、今どんな気持ちなのかを考えてみましょう。どこかに正式な通報をする必要はないけれど、助けになってくれそうな人に話すことはとても大切だと伝えてあげてください。
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ネットいじめの被害者になる可能性は誰にでもあります。
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あなたのお友だちは、とても心が傷つきやすい状態にあるのかもしれません。優しく接してあげてください。誰に何を話すか、一緒に考えてあげましょう。もし報告すると決めたら、一緒に行くよ、と声をかけてあげてください。そして何より大切なのは、傍にいて助けたいと思っている、と伝えることです。
もし友だちがそれでも報告したくないと言う場合は、状況に対処できそうな信頼できるおとなを一緒に探してあげてましょう。忘れないでください――ネットいじめは、場合によって、命に関わる深刻な結果を招くこともあるのです。
あなたが何もしないでいると、友だちは、「みんな自分の敵なんだ 」「誰も気にかけてくれない」と感じてしまうかもしれません。人の感情はそのように動く傾向があります。あなたの言葉が大きな力になります。

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7 インターネットを使い続けながら、ネットいじめを止める方法はありますか?
ユニセフの回答とアドバイス:
オンラインでいることにはたくさんの良いところがあります。でも、いろんなことが起こる日々の生活と同じように、そこには避けなければならないリスクもあります。
ネットいじめを受けたとき、アプリを削除したり、しばらくネットから離れたりして気持ちを立て直す時間を取りたくなるかもしれません。でも、長い目で見た場合、インターネットから離れることは解決策ではありません。あなたが悪いことをしたわけではないのに、あなたが不利益を受ける必要はありません。それに、あなたがネットから離れることは、いじめる側に「いじめの効果があった」という誤ったメッセージを送り、その行動を助長してしまう可能性もあります。
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私たちの投稿や発言は誰かを傷つけるかもしれません。私たちはもっと慎重にならなければなりません。
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私たちは皆、オンラインいじめを無くしたいと思っています。そのためにも、報告することはとても重要です。でも、望ましいインターネット環境をつくるためには、いじめを指摘するだけでは不十分です。誰かを傷つける可能性のある投稿や言葉をシェアしたり発信したりしないように気をつけなければなりませんし、オンラインでも現実の世界でもお互いに思いやりを持って接する必要があります。実現できるかどうかは、私たち一人ひとりにかかっています。

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8 SNSで個人情報を悪用されたり傷つけられたりしないようにするにはどうすればいいですか?
ユニセフの回答とアドバイス:
SNSに投稿、シェアする前に、よく考えてください。一度投稿したものは、ネット上にずっと残り続けます。しばらく経った後で、あなたを傷つけるために使われる可能性もあります。住所や電話番号、学校名などの個人情報は絶対に公開しないでください。
よく使うSNSアプリのプライバシー設定を確認しましょう。多くのアプリでは、次のような対策ができるようになっています。
・ プロフィールを見られる人、ダイレクトメッセージを送れる人、投稿にコメントできる人を制限できます
・ 傷つくコメントやメッセージ、写真、動画を報告し、削除を依頼することができます
・ 「友だち解除」だけでなく、相手を完全にブロックしてあなたのプロフィールを閲覧したり連絡したりできないようにすることもできます
・ 相手をブロックしなくても特定の人のコメントをほかの人には見えないように設定することができます
・ 投稿を削除したり、特定の人から隠したりすることもできます
・ 多くのSNSでは、ブロック・制限・報告しても相手に通知されません

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9 ネットいじめをした人は罰せられますか?
ユニセフの回答とアドバイス:
多くの学校は、いじめを重大な問題として受け止め、きちんと対応しています。もし他の生徒からネットいじめを受けているなら、学校に報告してください。
ネットいじめを含むあらゆる形の暴力の被害を受けた人には、正当な救済や適切な対応を求める権利があります。
ネットいじめを含むいじめに関する法律は、まだすべての国で整っているわけではありません。ハラスメント防止法など、関連する別の法律を使って、深刻なネットいじめに対応している国も少なくありません。
ネットいじめに関する法律がある国では、深刻な精神的苦痛を意図的に与えるネット上の行為は犯罪とみなされます。そうした国の一部では、ネットいじめの被害に遭った人が保護を求めたり、特定の人物からの連絡を禁止したり、いじめに使われた電子機器の使用を一時的または恒久的に制限したりすることができます。
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日本では、2013年に施行された「いじめ防止対策推進法」がネットいじめ(インターネットを通じたいじめ)も明確に「いじめ」の一種として定義しています。法律では、国や地方公共団体には、ネットいじめを含むいじめ全般の防止・早期発見・対応のための体制整備を求め、学校には、ネットパトロールの導入や、SNSを活用した相談体制の整備、情報モラル教育の充実などを求めています。同法自体に直接的な刑罰の規定はありませんが、ネットいじめの内容によっては刑法や民法で処罰の対象になることがあります。 ただし、ネットいじめを犯罪として扱うこと が常に最適な対応とは限らないことも覚えておく必要があります。状況によっては、安全が確保されていることを条件に、自分が受けた傷を癒し、また関係を立て直すことに焦点を当てる方が良い場合もあります。 |

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10 多くのテック企業はネットいじめや嫌がらせを問題だと考えてはいないようです。責任は問われているのでしょうか?
ユニセフの回答とアドバイス:
スマホやアプリ、インターネットやAIを使ったサービスなどを提供する企業も、ネットいじめの問題に注意を払うようになってきています。多くの企業が、新しいツールやガイドライン、嫌がらせを報告するための仕組みを導入し、ユーザーがより安心・安全にオンラインサービスを利用できるようになるための取り組みを進めています。
でも、まだ十分とは言えません。多くの子どもや若者が毎日のようにネットいじめを経験しています。中には非常に深刻なオンライン虐待を受ける人もいて、その結果、命を絶った人もいます。
テック企業には利用者を守る責任があり、特に子どもや若者には配慮が必要です。企業がその責任を十分に果たしていないと思ったときには、私たち一人ひとりが声を上げ、責任を問う必要があります。

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11 子どもや若者向けのネットいじめ対策のツールはありますか?
ユニセフの回答とアドバイス:
各SNSプラットフォームには、誰が投稿を見られるか、誰がコメントできるか、また誰が「友だちの自動追加」をできるかを管理したり、いじめを通報したりできる機能があります。多くは、ブロック、ミュート、通報といった簡単な操作でネットいじめに対処できます。ぜひ使ってみて、改善できる点があればプラットフォームにフィードバックしてください。
SNS企業は、子どもや保護者、学校の先生向けに、ネットのSNS利用に伴うリスクや安全な使い方を学べる教育ツールやガイドラインも提供しています。
そして、ネットいじめに立ち向かう最初の防波堤は、あなた自身かもしれません。あなたの周りでネットいじめが起きていないか確認してみてください。もし起きていたら、あなたにできることはないか考えてみてください。声を上げること。不適切で人を傷つける行為を見過ごさず、「それはおかしい」と伝えること。信頼できるおとなに相談すること。ネットいじめに関わるいろいろな問題をみんなと共有することなど、できることはたくさんあります。あなたのちょっとした優しさが、大きな力になります。
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ネットいじめの最初の防波堤は、あなた自身かもしれません。
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自分の安全やネット上で起きた事が心配な場合は、すぐにあなたが信頼するおとなに相談してください。
※本ページはこちらの英語原文を元に仮訳したものです(アクセス日 2026年2月18日)。





