世界にはこんな子も

エリオットさん(8歳)

マラウイ

制服を着て学校かばんを持ち、とびきりの笑顔を見せるエリオットさん。その笑顔を、6人の子どもを育てる母親ザイナブさんは、何よりも愛おしく感じています。

「夫が出稼ぎで外国へ旅立ったとき、私たち家族は1日1食しか食べられず、子どもたちは飢えと貧困のために学校に通うことができませんでした」と振り返るザイナブさん。しかし、ユニセフの社会的現金給付プログラムに参加し、融資を受けられたことで仕事が軌道に乗り、経済的に自立できるようになりました。その結果、子どもたちも学校に通えるようになったのです。

「今では子どもたちの教育を支えられるようになりました。エリオットの“運転手になりたい”という夢も、きっと叶うと信じています」と、ザイナブさんは希望を込めて語ります。

学ぶエリオットさんの姿と、それを見守る母のまなざしは、「親子の強い絆」と「未来への希望」の象徴です。