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世界の子どもたちの命と未来を守るために
ユニセフ募金にご協力ください。

気候変動による影響 気候危機で極めて高いリスクに
さらされている子どもの数
1 0 ※世界の子ども人口のほぼ半数に相当、2021年時点

世界各地で猛威を振るう異常気象。焼けつくような日照りの中で、あふれ返る汚れた水の中で、抵抗力の弱い子どもたちが命を奪われています。現在、気候変動の被害リスクがきわめて高い子どもは約10億人。その大半が、くり返し襲う災害から身を守るすべを持たない、貧しい国々の子どもたちです。

赤ちゃんのハソンは、
干ばつの影響で食べ物がなくなり深刻な栄養不良に

過去40年で最悪の干ばつに見舞われているアフリカ・ザンビアの灼熱の太陽の下、ひん死の赤ちゃん、ハソンを抱いた母親が、病院を目指して何時間も歩き続けています。干ばつで井戸も畑も枯れて食べ物がなくなり、多くの子どもがひどい栄養不良に。各地の病院には子どもが次々と運ばれ対応に追われています。
さらにザンビア南部では洪水が発生し、衛生状態が悪化。何百万人もの子どもたちがコレラなど感染症の脅威にさらされています。

たたみかけような水害による被災。
そして衛生環境の悪化による下痢性疾患や肺炎のまん延。

アジアでも、災害の猛威が止まりません。バングラデシュでは2024年、サイクロンや洪水が相次ぎ1,800万人が被災しました。家が流され、病院は浸水し、数千の井戸やトイレが水没して、下痢性疾患や肺炎がまん延しました。今年もまたモンスーンの季節が近づき、子どもたちの命に危機が迫っています。

気候変動による影響 水不足に直面している
子どもの数
7 3 9 0 0 ※2022年時点

世界のすべての地域は、安全な水の不足という課題に直面しています。水資源が十分にある国でも、水不足は珍しくありません。水インフラの崩壊や水質汚染、水資源の不適切な管理、紛争など、さまざまな要因で生じ悪化する水不足は、子どもたちの命と生活を脅かします。

近年、アフリカのサヘル地域で記録的な干ばつが相次いでいるように、災害はより頻繁かつ深刻になっており、影響を受ける地域も広がっています。こうした水の問題は、気候変動の影響によって今後さらに悪化すると予測されています。水需要が世界的に高まっていることも、水不足を深刻化させる要因となっています。

深刻な干ばつで干上がった川から、わずかに残った水を集める男の子(ソマリア)

深刻な干ばつ被害のため、農作物は不作となり、水場は干上がり、食料不安につながっている(ザンビア)

水不足になると、生存に欠かせない安全な水が手に入らなくなったり、あるいは高い価格で購入しなければならなくなります。水不足によって下水道システムが機能しなくなると、コレラなどの病気が蔓延するリスクが高まり、幼い命が奪われることも少なくありません。きれいな水がなければ、家庭や学校、医療施設において、衛生を保つために不可欠な手洗いも行うことができません。

もっと詳しく 気候危機による
子どもたちへの影響は?

お母さんのお腹の中にいる胎児期から、幼少期、青年期、そして成人になるまで、子どもの脳、肺、免疫システム、その他の重要な機能の健康と発達は、子どもたちが育つ環境の影響を受けます。気候変動の影響が深まるにつれ、安全な環境で育てることはより難しくなります。

感染症の蔓延

感染症の蔓延

洪水などで家屋が浸水した被災地では、細菌やカビの繁殖、害虫の発生、下水による汚染により、不衛生で感染症が発生しやすい状態になります。感染症は、幼い子どもたちの命に大きな脅威をもたらします。5歳未満児の死亡原因の約3割は、肺炎・マラリア・下痢です。

食料価格の高騰がもたらす栄養不良

食料価格の高騰がもたらす
栄養不良

気候変動の影響による気温の上昇、干ばつ、あるいは降水量の増加は、作物の不作を招き、食料価格を高騰させています。それにより、子どもの栄養不良が増加しています。

極度の高温・熱波

極度の高温・熱波

幼い子どもは体温調節能力が低く、脱水症状を起こしやすいため、熱中症になるリスクが高く、最悪の場合は命を落とすこともあります。また、子どもたちは遊びやスポーツなど屋外で過ごす時間が長いため、熱にさらされるリスクも高まります。

大気汚染

大気汚染

肺が成長と発達の過程にある子どもは、特に汚染された空気の影響を受けやすい存在です。子どもは大人の2倍の速さで呼吸し、体重に比べてより多くの空気を取り込みます。幼い子どもたちは口で呼吸することが多いため、より多くの汚染物質を取り込んでしまいます。

気候変動と大気汚染は相互に影響を及ぼします。気温が高くなると大気汚染物質のレベルが上がり、熱波や山火事などの気候関連現象も大気の質を悪化させます。他方で二酸化炭素などの大気汚染物質は、主要な温室効果ガスとして、気候変動を加速させる可能性があります。

教育の中断

教育の中断

気候変動の影響は、災害の激甚化・頻発化にも及んでいます。災害によって、学校が休校になったり、道路が寸断されて通学が困難になるケースや、あるいは、極度の高温や厳しい寒さによる体調不良から授業を欠席するケースがあります。

メンタルヘルスへの影響

メンタルヘルスへの影響

極度の高温は、子どもや青少年にストレスや睡眠不足をもたらし、こころの健康を悪化させる可能性があります。心的外傷後ストレス障害やうつ病の増加とも関連があるとされています。

ユニセフの支援活動 最も被害を受ける
弱い立場の子どもたち。
ユニセフが全力で守ります。

ユニセフは、世界中で年間何千万人もの人々のために緊急給水を行い、子どもたちが今日を生きのびるための衛生・栄養・医療などの支援を迅速に届けています。

水と衛生

幼い子どもは下痢や脱水症で命を落としやすいため給水支援や浄水剤の配付

栄養

栄養不良の子どもの命綱である栄養治療食の提供

医療

感染症を防ぐ消毒薬の散布や予防接種も展開

もっと詳しく 年々深刻化する気候変動に備えた
災害に強い給水システムの導入、
地域住民への防災知識の普及

世界中で災害の頻度や規模がますます増大する今、危機のただなかにある幼い命を救うことはもちろん、子どもたちの故郷が「命を育くむ場所」であり続けられるよう、持続可能な水・衛生施設の設置を50カ国以上で進めています。

特に高い効果をあげているのは、太陽光発電式の給水施設です。地下の水源から水をくみ上げ、送電網のない地域にも設置、何十年も耐久性を維持して稼働させることができます。診療所や学校に設置することで、子どもを守る拠点としての役割も担っています。

マダガスカル南部の乾燥地帯を支えるソーラー発電式の給水塔

地域ぐるみで、
くり返し発生する災害に備える

子どもたちを守るには、地域社会で被害に対応できる態勢を整えることが不可欠です。ユニセフの研修を受けた母親ケアチーム200組以上が、子どもの栄養や衛生習慣の勉強会を開き、地域ぐるみで災害を乗り超える大きな力となっています。

サイクロンの被害が相次ぐモザンビークで栄養治療を受ける赤ちゃん
被災した子どもたちにおかゆを配るマラウイの母親ケアチーム

あなたのご協力が、
子どもたちの命を守ります

ユニセフは、世界のすべての子どもが命を守られ、学ぶ権利や遊ぶ権利が奪われないよう、そして尊厳のある生活が過ごせるよう、活動を展開しています。
災害、食料難、水不足、感染症蔓延など、気候変動が世界各地でさまざまな問題を引き起こしているなか、ユニセフは、すべての子どもたちがより安全な世界で生きられるよう、長期的な支援を行っています。

気候変動の影響から、子どもたちを守るために

あなたのご協力でできること

5,000円

10,000円

30,000円

50,000円

100,000円

たとえば、5,000円のご協力が

深刻な栄養不良の子どもを回復させる栄養治療食95袋に変わります。

深刻な栄養不良の子どもを回復させる栄養治療食95袋に変わります。

たとえば、10,000円のご協力が

5人家族が1カ月間安全な水を利用できる浄水剤27家族分に変わります。

5人家族が1カ月間安全な水を利用できる浄水剤27家族分に変わります。

たとえば、30,000円のご協力が

熱中症や下痢による脱水症状を和らげる経口補水塩(ORS)1,685袋に変わります。

熱中症や下痢による脱水症状を和らげる経口補水塩(ORS)1,685袋に変わります。

50,000円のご支援で、たとえば

緊急下でも授業を開ける教材・学用品セット2セット(生徒80人分)に変わります。

緊急下でも授業を開ける教材・学用品セット2セット(生徒80人分)に変わります。

たとえば、100,000円のご協力が

被災地などに安全な水を提供する緊急給水設備2基に変わります。

被災地などに安全な水を提供する緊急給水設備2基に変わります。

※ご寄付の金額は任意です。 
※輸送や配布のための費用は含まれません。 
※2025年5月現在の価格。 ※1米ドル=151円で計算。

ユニセフについて

ユニセフとは世界の子どもたちの命と健康、権利を守る
ユニセフ(国際連合児童基金)とユニセフ協会(国内委員会)は、約190の国と地域で、子どもたちの命と健康、権利を守るために活動しています。活動資金はすべて、個人、企業、法人・団体の皆さまからの民間募金、各国政府からの任意の拠出金に支えられています。民間募金は32の国と地域にあるユニセフ協会等からユニセフ本部に送られます。ユニセフ本部は、各国の子どもの状況をみて、ユニセフ現地事務所にお金をおくり、各国政府と協力して、子どもたちのための活動を行っています。
日本ユニセフ協会の支出内訳日本は世界トップレベルを維持
日本ユニセフ協会の支出内訳(2024年公益目的事業会計)
日本ユニセフ協会は、日本の皆さまのあたたかいご支援のもと、当協会のユニセフ本部への拠出額と拠出率は、毎年、世界32のユニセフ協会(国内委員会)の中でトップレベルを維持しています。
収支と活動について詳細をご報告しています。 >
日本ユニセフ協会の支出内訳(2024年公益目的事業会計)
  • ※1 新公益法人会計基準に則り、公益目的事業会計に配賦されている、事務運営費(正味財産増減計算書の光熱水費、火災保険料、施設管理料、建物減価償却費、什器備品など減価償却費)及び人件費(給料・報酬、福利厚生費、退職給付費用、賞与引当金繰入額)。
  • ※2 2024年のユニセフ本部への拠出金25,162,000,000円は、公益目的事業会計の経常費用計29,410,074,666円の85.6%、ユニセフ募金29,295,852,400円の85.9%にあたります。
  • ※3 ユニセフ支援の輪を広げるための、国内での募金活動(領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・アドボカシー活動、国際協力に携わる人材の育成活動。
    なお、全てのユニセフの親善大使は無償でユニセフの活動を応援してくださっており、報酬はお支払いしておりません。
監査報告書
(公財)日本ユニセフ協会は、監事及び会計監査人の監査を受けています。

よくあるご質問

どのような支払い方法が利用できますか?
1回(都度)のご寄付は、当協会ホームページからクレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、携帯キャリア決済、コンビニエンスストアを通じてご寄付をお受けしております。
インターネット募金ご利用ガイド>

また、郵便振込でもご送金いただけます。
領収書はもらえますか?
はい、特に領収書不要のご連絡をいただかない限り、ご寄付のお申込みごとに入金確認後、領収書をお送りしています。郵便振込の場合で、お手元にお届けするまでに約3週間ほどかかります。なお、クレジットカードによる募金はお申込みから約2〜4カ月、Amazon Payの場合はお申込みから約2〜4週間、コンビニエンスストア・携帯キャリア決済・インターネットバンキングからの募金の場合、お支払日または、決済日の翌々月初めになります。
寄付したお金のうち、いくらが現地に送られているのですか?
ユニセフの活動はすべて、民間の皆様からの募金と各国政府の任意拠出金によって成り立っています。各国内委員会が皆様からお預かりしたご寄付は、ユニセフ本部との協定により、世界の子どもたちへのより大きなご支援につなげるために、お預かりするご寄付の最大25%の範囲内で、募金活動 (領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・啓発活動など、日本国内での活動に関わる費用に充てさせていただいております。2023年度は、皆さまからお預かりしたご寄付の86.7%がユニセフ本部に拠出され、子どもたちを支援する活動にあてられました。詳細はこちらの収支報告をご覧ください。
寄付金控除の対象ですか?

はい。日本ユニセフ協会への寄付金は税額控除の対象となり、年間寄付額-2000円の40%が所得税額から控除されます。

「税額控除」と「所得控除」のどちらか有利な方式を選択できます。一般的には「税額控除」を選択するほうが、控除額が大きくなります。
たとえば、10,000円のご協力で、年間最大3,200円の所得税が控除されます。
源泉徴収されている方は、確定申告によって還付を受けることができます。

A.寄付金控除(税額控除)額の計算
B.寄付金控除(所得控除)額の計算
★ A(税額控除)かB(所得控除)のどちらか有利な方を選択し、所得税の控除をうけられます。どちらも確定申告が必要です。 ★ ユニセフ募金は一部自治体の個人住民税、相続税についても優遇措置の対象となります。詳しくはお近くの税務署にお尋ねください。

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