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はしかは、単に子どもを苦しめるだけではありません。ときに、子どもを失明させたり、肺炎や脳炎を併発して子どもの命を奪ったりします。 こうした悲劇を招かないために、ユニセフは、2007年の終わりまでに90%の子どもが予防接種を受けられるように、インドネシア政府による予防接種キャンペーンを支援しています。 キャンペーンの一環として、最近実施された全国予防接種では、はしかの流行を繰り返している東ヌサ・テンガラ州でも、5歳未満の子どもたちに、ワクチン接種のほか免疫力を高めるビタミンAの補給が行われました。また、スマトラの8州も重点地域となりました。 |
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はしかの引き起こす合併症は、貧しい辺境の地域、栄養不良の割合の高い地域で、頻繁に起こります。 子どもに予防接種を受けさせることは、その子ども自身を病気から守るだけでなく、コミュニティの意識を高めていくことにもつながります。ユニセフ・インドネシアの担当官ケニー・ピートスタンは、直接家族に会って、ウイルスの危険性や子どもをどう守ったらよいかを伝えています。ピートスタンは今のようすをこう話してくれました。 「コミュニティはキャンペーンでとても啓発されています。キャンペーン時には一生懸命、予防接種所へやって来ようとしますし、住民の意識はますます高まっていると感じます」 |
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