ガザ人道危機
緊急募金

命の危機にさらされる
ガザの子どもたち
日本ユニセフ協会へのご寄付は税額控除の対象となり、
約40%が所得税から控除されます。

この紛争で人道支援を
必要としている子どもの数
1 7 0 ※ガザ地区およびヨルダン川西岸地区、2025年10月現在

南北40㎞の封鎖された土地に、約210万人が暮らすパレスチナのガザ地区。2023年10月に発生し長期化した武力衝突は、2025年10月10日にようやく停戦合意に至り、終結に向けた重要な一歩となりました。この合意は、恐ろしい状況下で苦しんできた子どもたちにとって希望の光になります。ユニセフは、テント、栄養補給品、医療品、水と衛生用品、学習セットなどの必要物資を届けるため、1,300台以上のトラックを準備しています。

2年にわたる紛争は、ガザ地区全域に壊滅的な被害をもたらしました。6万4,000人以上の子どもが死亡または負傷したと報告されており、住宅・病院・学校などの生活インフラも広範囲に破壊されています。一部の地域では飢きんが宣言され、5歳未満の子ども32万人が急性栄養不良の危機にさらされています。さらに、5万6,000人以上の子どもが片親もしくは両親を失ったとされ、多くの子どもたちが心身ともに深刻なトラウマを抱えています。人道的ニーズは非常に大きく、緊急かつ継続的な支援が求められています。

ユニセフは、今回の停戦合意を重要な転機と捉え、すべての関係者に対し、ガザ地区をはじめパレスチナ自治区の子どもたちの権利と福祉を守るために、持続可能で恒久的な政治的解決の構築を強く求めています。

2025年の活動計画

ユニセフは、ガザ地区をはじめパレスチナ自治区の子どもたちの切実なニーズに応え続けています。しかし、支援活動は、ますます困難で危険なものとなっています。ユニセフのスタッフはガザの南部地域にとどまり、支援を必要としている子どもたちへの支援を続けています。ガザへの検問所が断続的に開かれ、人道物資が搬送されていますが、急増するニーズには足りません。

ユニセフは、すべての紛争当事者に対し、継続的な人道的停戦を実施し、人道支援が安全かつ妨げられることなく、必要としている人々に届けられるようにすることを強く求めています。

  • 89万人以上の子どもと女性にプライマリーヘルスケアを提供する
  • 205万人に安全な水を届ける
  • 34万人以上の子どもと保護者に心のケアを行う
  • 29万人以上の子どもに学習教材を提供する
  • 69万人以上の乳幼児に栄養補助食を提供する

パレスチナの人道的状況に対応するため、ユニセフは2025年1月時点で、必要資金として7億1,650万米ドル(約1,082億円)を公表しています(2025年1月時点、1米ドル151円で計算)。2025年10月時点では、停戦後の3カ月間対応計画に基づき、緊急の救命支援に焦点を当て、1億8,650万米ドル(約283億円)の資金を必要としています(2025年10月時点、1米ドル152円)。この計画では、水と衛生、保健、子どもの保護、教育支援の継続、飢きん防止、冬季対策、コミュニティ復興を優先的に推進していきます。

日本ユニセフ協会では2023年10月14日より「ガザ人道危機 緊急募金」の受付を開始し、ガザ地区をはじめパレスチナ自治区で紛争の影響を受けている子どもたちを支援するための寄付を呼びかけています。

支援ハイライト ユニセフの2025年1月~9月までの支援状況

ユニセフはこれまでにガザ地区をはじめパレスチナ自治区において、子どもとその家族に以下の支援を届けることができています。

  • 保健:59万6,929人の子どもと女性がユニセフの支援する保健サービスを利用しました。
  • 栄養:生後6-59カ月の急性栄養不良の子ども10,949人に治療を提供しました。
  • 水と衛生:民間の海水淡水化プラントと契約し海水を真水に変え、160万人以上が無料で飲料水と生活用水を入手することができました。
  • 教育:影響を受けた17万5,414人の学齢期の子どもにレクリエーションの機会を提供し、健全な成長のための教材を提供しました。
  • 子どもの保護:31万2,442人の子ども、青少年、保護者に地域に根差した心理・社会ケアを提供しました。
  • 社会的保護:デジタルで送金する現金給付支援を拡大し、53万1,399人に給付しました。
安全な水、保健・医療物資の提供

あらゆる手段で水を届ける

上下水道の破壊などによる断水が続くなか、ユニセフは、現地の淡水化プラントと協力して、海水を真水に変え、タンクに詰めて、各地の避難所周辺に届けています。この夏は、パートナー団体とともにガザ地区内の1,300カ所以上に給水車を出動させました。

安全な水、保健・医療物資の提供

子どもたちと一緒に移動する教室

100万人近い子どもたちとその家族が、安全を求めてガザ地区内で避難をくり返しています。ユニセフは、大規模な避難が発生するたび、迅速に新しいテント教室を立ち上げ、子どもたちが避難先で少しでも安全に過ごせる場所を提供できるように努めています。

あなたのご支援が
子どもたちの命を守ります

ユニセフは、ガザの子どもたちが命を守られ、学ぶ権利や遊ぶ権利が奪われないよう、そして尊厳のある生活が過ごせるよう活動を展開しています。こうしたユニセフの活動の中で、皆さまから寄せられる募金は、たとえば、次のようなものにも使われています。

3,000円

5,000円

10,000円

30,000円

50,000円

3,000円のご支援が、

栄養不良の子どもを回復させる栄養治療食57袋に変わります。

栄養不良の子どもを回復させる栄養治療食57袋に変わります。

5,000円のご支援が、

5人家族が1ヵ月間安全な水を利用できる浄水剤13家族分に変わります。

5人家族が1ヵ月間安全な水を利用できる浄水剤13家族分に変わります。

10,000円のご支援が、

けがや病気に対応するための救急医療品キット1セットに変わります。

けがや病気に対応するための救急医療品キット1セットに変わります。

30,000円のご支援が、

子どもたちを夜間の冷え込みから守る大判の毛布34枚に変わります。

子どもたちを夜間の冷え込みから守る大判の毛布34枚に変わります。

50,000円のご支援が、

どこでも授業が開ける学習教材セット2セット(生徒80人分)に変わります。

どこでも授業が開ける学習教材セット2セット(生徒80人分)に変わります。

※ご寄付の金額は任意です 
※2025年1月現在 1米ドル=151円で計算 
※輸送や配布のための費用は含みません。

ユニセフについて

ユニセフとは世界の子どもたちの命と健康、権利を守る
ユニセフ(国際連合児童基金)とユニセフ協会(国内委員会)は、約190の国と地域で、子どもたちの命と健康、権利を守るために活動しています。活動資金はすべて、個人、企業、法人・団体の皆さまからの民間募金、各国政府からの任意の拠出金に支えられています。民間募金は32の国と地域にあるユニセフ協会等からユニセフ本部に送られます。ユニセフ本部は、各国の子どもの状況をみて、ユニセフ現地事務所にお金をおくり、各国政府と協力して、子どもたちのための活動を行っています。
日本ユニセフ協会の支出内訳日本は世界トップレベルを維持
日本ユニセフ協会の支出内訳(2024年公益目的事業会計)
日本ユニセフ協会は、日本の皆さまのあたたかいご支援のもと、当協会のユニセフ本部への拠出額と拠出率は、毎年、世界32のユニセフ協会(国内委員会)の中でトップレベルを維持しています。
収支と活動について詳細をご報告しています。 >
日本ユニセフ協会の支出内訳(2024年公益目的事業会計)
  • ※1 新公益法人会計基準に則り、公益目的事業会計に配賦されている、事務運営費(正味財産増減計算書の光熱水費、火災保険料、施設管理料、建物減価償却費、什器備品など減価償却費)及び人件費(給料・報酬、福利厚生費、退職給付費用、賞与引当金繰入額)。
  • ※2 2024年のユニセフ本部への拠出金25,162,000,000円は、公益目的事業会計の経常費用計29,410,074,666円の85.6%、ユニセフ募金29,295,852,400円の85.9%にあたります。
  • ※3 ユニセフ支援の輪を広げるための、国内での募金活動(領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・アドボカシー活動、国際協力に携わる人材の育成活動。
    なお、全てのユニセフの親善大使は無償でユニセフの活動を応援してくださっており、報酬はお支払いしておりません。
監査報告書
(公財)日本ユニセフ協会は、監事及び会計監査人の監査を受けています。

よくあるご質問

どのような支払い方法が利用できますか?
1回(都度)のご寄付は、当協会ホームページからクレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、携帯キャリア決済、コンビニエンスストアを通じてご寄付をお受けしております。
インターネット募金ご利用ガイド>

また、郵便振込でもご送金いただけます。
領収書はもらえますか?
はい、特に領収書不要のご連絡をいただかない限り、ご寄付のお申込みごとに入金確認後、領収書をお送りしています。郵便振込の場合で、お手元にお届けするまでに約3週間ほどかかります。なお、クレジットカードによる募金はお申込みから約2〜4カ月、Amazon Payの場合はお申込みから約2〜4週間、コンビニエンスストア・携帯キャリア決済・インターネットバンキングからの募金の場合、お支払日または、決済日の翌々月初めになります。
寄付したお金のうち、いくらが現地に送られているのですか?
ユニセフの活動はすべて、民間の皆様からの募金と各国政府の任意拠出金によって成り立っています。各国内委員会が皆様からお預かりしたご寄付は、ユニセフ本部との協定により、世界の子どもたちへのより大きなご支援につなげるために、お預かりするご寄付の最大25%の範囲内で、募金活動 (領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・啓発活動など、日本国内での活動に関わる費用に充てさせていただいております。2023年度は、皆さまからお預かりしたご寄付の86.7%がユニセフ本部に拠出され、子どもたちを支援する活動にあてられました。詳細はこちらの収支報告をご覧ください。
寄付金控除の対象ですか?

はい。日本ユニセフ協会への寄付金は税額控除の対象となり、年間寄付額-2000円の40%が所得税額から控除されます。

「税額控除」と「所得控除」のどちらか有利な方式を選択できます。一般的には「税額控除」を選択するほうが、控除額が大きくなります。
たとえば、10,000円のご協力で、年間最大3,200円の所得税が控除されます。
源泉徴収されている方は、確定申告によって還付を受けることができます。

A.寄付金控除(税額控除)額の計算
B.寄付金控除(所得控除)額の計算
★ A(税額控除)かB(所得控除)のどちらか有利な方を選択し、所得税の控除をうけられます。どちらも確定申告が必要です。 ★ ユニセフ募金は一部自治体の個人住民税、相続税についても優遇措置の対象となります。詳しくはお近くの税務署にお尋ねください。

あなたのご協力が子どもたちの命を守ります。
ガザ人道危機 緊急募金へのご協力を
よろしくお願いいたします。

全国の郵便局窓口からも
ご送金いただけます。

郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:
公益財団法人 日本ユニセフ協会

  • ※通信欄に「ガザ」と明記願います。
  • ※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。(硬貨取扱料金含む)
  • ※口座からご送金の場合は、インターネットバンキングをご利用ください。
  • ※口座からご送金の場合は、インターネットバンキングをご利用ください。
公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。
また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
詳しくはこちら >

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