2023年10月に始まった武力衝突は、2025年10月10日の停戦合意を経て、その後の国境の一部再開も加わり、ガザ地区では食料へのアクセスがわずかに改善しました。その結果、子どもや妊娠中・授乳中の女性の栄養状態には一定の改善が見られましたが、依然として紛争前の水準には戻っておらず、深刻な状況が続いています。慢性的な栄養不良や栄養素不足も引き続き大きな課題となっています。
ガザでは約80万人の子どもたちが今も避難生活を送り、不衛生で過密な環境の中で暮らしています。虫やねずみの発生、プライバシーの不足など、厳しい生活環境が子どもたちの健康や安全に影響を及ぼしています。また、ヨルダン川西岸地区でも状況は深刻です。2026年の最初の3カ月だけで、暴力や移動制限により1,700人が避難を余儀なくされ、その多くが子どもでした。
こうした中、ユニセフとパートナー団体は、子どもたちが再び学び、日常を取り戻せるよう支援を進めています。教室が使えない状況でも、学習センターや地域スペースを活用し、子どもたちに安全な学びの場を提供しています。さらに、安全な水や衛生環境、保健サービスへのアクセスを改善するとともに、現金給付や学習資材の提供を通じて、子どもたちと家族の生活を支えています。
子どもたちの未来を守り、復興を前に進めるためには、停戦の継続に加え、避難所環境の改善や支援物資の安定的な供給が不可欠です。ガザの子どもたちが安心して学び、再び日常を取り戻せるよう、国際社会の継続的な支援が強く求められています。


ユニセフは、紛争の激化以降、ガザ地区で支援にあたるスタッフを従来の3倍以上に増員し、水と衛生、栄養、子どもの保護など多岐にわたる支援分野で活動を拡大しています。現在は、これらの支援を効果的に届けるため、100以上のパートナー団体と連携し、その活動を調整・主導する重要な役割を担っています。
すべての紛争当事者に対し、継続的な人道的停戦の実施を強く求めています。これは、人道支援を必要とする人々に対し、安全かつ妨げられることなく支援物資やサービスを届けるために不可欠です。以下、活動の一例になります。
パレスチナの人道的状況に対応するため、ユニセフは2026年1月時点で、必要資金として6億7,380万米ドル(約1,011億円)を公表しています(2026年1月時点、1米ドル150円で計算)。この計画では、水と衛生、保健、栄養、子どもの保護、教育支援の継続、現金給付、コミュニティ復興を優先的に推進していきます。
日本ユニセフ協会では2023年10月14日より「ガザ人道危機 緊急募金」の受付を開始し、ガザ地区をはじめパレスチナ自治区で紛争の影響を受けている子どもたちを支援するための寄付を呼びかけています。
ユニセフはこれまでにガザ地区をはじめパレスチナ自治区において、子どもとその家族に以下の支援を届けることができています。

子どもたちが再び学び、心の回復を図れるよう、ユニセフとパートナー団体は支援を進めています。2026年1月からは、学習センターや地域のスペースを活用し、対面で学べる環境を整えています。また、ノートや鉛筆など、基本的な学用品を届けています。こうした学用品は、生活のリズムを取り戻し、不安を和らげ、子どもたちが安心して学びや交流できる環境づくりに役立っています。さらに、教育に加え、心のケアや保健・栄養などを組み合わせた支援も行っています。

ガザ地区南部の避難所では、水を手に入れることが日々の大きな負担でとなっていました。長い列に並び、重い容器を運ぶことは、特に子どもや高齢者にとって大変な作業でした。こうした状況を改善するため、ユニセフは給水タンクを設置し、安全な水をより身近に届けています。その結果、子どもたちや家族は、より安全で効率的に必要な水を確保できるようになりました。
ユニセフは、ガザの子どもたちが命を守られ、学ぶ権利や遊ぶ権利が奪われないよう、そして尊厳のある生活が過ごせるよう活動を展開しています。こうしたユニセフの活動の中で、皆さまから寄せられる募金は、たとえば、次のようなものにも使われています。
3,000円
5,000円
10,000円
30,000円
50,000円
3,000円のご支援が、
栄養不良の子どもを回復させる栄養治療食57袋に変わります。
5,000円のご支援が、
急性の下痢による脱水症状から子どもの命を守る経口補水塩333袋に変わります。
10,000円のご支援が、
けがや病気に対応するための救急医療品キット2セットに変わります。
30,000円のご支援が、
子どもたちを夜間の冷え込みから守る大判の毛布34枚に変わります。
50,000円のご支援が、
緊急下でも授業が行える「スクール・イン・ア・ボックス」(箱の中の学校)2セット(生徒80人分)に変わります。
※ご寄付の金額は任意です
※2026年1月現在 1米ドル=150円で計算
※輸送や配布のための費用は含みません。



はい。日本ユニセフ協会への寄付金は税額控除の対象となり、年間寄付額-2000円の40%が所得税額から控除されます。
「所得控除」または「税額控除」のどちらか有利な方式を選択いただけます。一般的には、「税額控除」を選択されると、控除額が大きくなります。
たとえば、10,000円のご協力で、年間最大3,200円の所得税が控除されます。
源泉徴収されている方は、確定申告によって還付を受けることができます。
全国の郵便局窓口からも
ご送金いただけます。
郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:
公益財団法人 日本ユニセフ協会
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