[ 2026年1月27日 ] 第98報
ユニセフ、ガザでの教育支援拡大を発表
33万6,000人の学習とメンタルヘルスをサポート
「すべての子どもに日常と尊厳を、そして未来への道筋を」
2023年10月に始まった武力衝突は、2025年10月10日の停戦合意を経て、ガザの状況はようやく改善の兆しを見せています。市場には再び食品が並び、深刻化していた飢きんの危機はひとまず回避されました。2年以上遊ぶことができなかった子どもたちにも、ストレスを緩和するためのレクリエーションキットが届けられ始めています。
停戦は冬の訪れと重なり、ユニセフは厳しい寒さの中で子どもたちが安全に過ごせるよう、冬季支援の強化を進めています。毛布や冬季キットの配布を拡大し、多くの子どもたちへ届けることを目指しています。新生児や栄養不良の子どもたちを最優先に支えられる体制が整いつつあり、これまで支援が届きにくかった地域にも物資が行き渡り始めました。
一方で、ガザの子どもたちと家族とは依然として非常に不安定な状況の中で暮らしています。約100万人が適切な避難所を持たず、テントや負傷した建物での生活を余儀なくされ、寒さや悪天候による危険が続いています。栄養不良の乳幼児は特に感染症や低体温症のリスクが特に高く、破壊された医療施設では日々増大する医療ニーズに対応しきれていません。また、2023年10月以降、70万人以上の子どもが学校に戻れていない状況も続いています。
今後、子どもたちの未来を守り、復興を前に進めるためには、持続的な停戦の維持に加え、避難所環境の改善や水・衛生・教育関連物資の安定的な搬入が不可欠です。ガザの子どもたちが再び安心して学び、日常を取り戻すためには、引き続き国際社会の支援と協力が求められています。


ユニセフは、紛争の激化以降、ガザ地区で支援にあたるスタッフを従来の3倍以上に増員し、水と衛生、栄養、子どもの保護など多岐にわたる支援分野で活動を拡大しています。現在は、これらの支援を効果的に届けるため、100以上のパートナー団体と連携し、その活動を調整・主導する重要な役割を担っています。
すべての紛争当事者に対し、継続的な人道的停戦の実施を強く求めています。これは、人道支援を必要とする人々に対し、安全かつ妨げられることなく支援物資やサービスを届けるために不可欠です。以下、活動の一例になります。
パレスチナの人道的状況に対応するため、ユニセフは2026年1月時点で、必要資金として6億7,380万米ドル(約1,011億円)を公表しています(2026年1月時点、1米ドル150円で計算)。この計画では、水と衛生、保健、栄養、子どもの保護、教育支援の継続、現金給付、コミュニティ復興を優先的に推進していきます。
日本ユニセフ協会では2023年10月14日より「ガザ人道危機 緊急募金」の受付を開始し、ガザ地区をはじめパレスチナ自治区で紛争の影響を受けている子どもたちを支援するための寄付を呼びかけています。
ユニセフはこれまでにガザ地区をはじめパレスチナ自治区において、子どもとその家族に以下の支援を届けることができています。

トラックによる物資の搬入や給水支援といった目に見えやすい活動に加え、避難所を巡回し、子どもの栄養状態の検査や予防接種を行う移動チームを編成するほか、保護者のいない子どもを守るための保護ケア活動にも力を注いでいます。昨年1年間だけでも、5,000人以上の子どもたちの安全を確保し、必要な保護につなげることができました。

激しく破壊されたガザ北部の町に、ユニセフとパートナー団体はテント診療所と保護・学習施設を設置しました。これにより、子どもたちやその家族が、安全で信頼できる医療サービスにアクセスできる環境を整えています。保護・学習施設では、子どもたちが学び、遊び、これまで直面してきたストレスからの回復していくための、より安全で支援的な空間を提供しています。
ユニセフは、ガザの子どもたちが命を守られ、学ぶ権利や遊ぶ権利が奪われないよう、そして尊厳のある生活が過ごせるよう活動を展開しています。こうしたユニセフの活動の中で、皆さまから寄せられる募金は、たとえば、次のようなものにも使われています。
3,000円
5,000円
10,000円
30,000円
50,000円
3,000円のご支援が、
栄養不良の子どもを回復させる栄養治療食57袋に変わります。
5,000円のご支援が、
急性の下痢による脱水症状から子どもの命を守る経口補水塩333袋に変わります。
10,000円のご支援が、
けがや病気に対応するための救急医療品キット2セットに変わります。
30,000円のご支援が、
子どもたちを夜間の冷え込みから守る大判の毛布34枚に変わります。
50,000円のご支援が、
緊急下でも授業が行える「スクール・イン・ア・ボックス」(箱の中の学校)2セット(生徒80人分)に変わります。
※ご寄付の金額は任意です
※2026年1月現在 1米ドル=150円で計算
※輸送や配布のための費用は含みません。



はい。日本ユニセフ協会への寄付金は税額控除の対象となり、年間寄付額-2000円の40%が所得税額から控除されます。
「税額控除」と「所得控除」のどちらか有利な方式を選択できます。一般的には「税額控除」を選択するほうが、控除額が大きくなります。
たとえば、10,000円のご協力で、年間最大3,200円の所得税が控除されます。
源泉徴収されている方は、確定申告によって還付を受けることができます。
全国の郵便局窓口からも
ご送金いただけます。
郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:
公益財団法人 日本ユニセフ協会
メイン:© UNICEF/UNI851516/El Baba、 ガザの今:© UNICEF/UNI839597/Nateel、 © UNICEF/UNI845954/Nateel、 支援ハイライト:© UNICEF 2024/Video、 © UNICEF/UNI835168/Izhiman、 © UNICEF/UNI927857/Eleyan、 支援例:© UNICEF/UNI178478/Blair、 © UNICEF/UNI178484/Blair、 © UNICEF/UN0298277、 © UNICEF/UN0298266、 © UNICEF/UN0298242
ガザ人道危機 緊急募金にご協力ください