2015年3月に紛争が激化してから、中東のイエメンでは人々の生活の場が破壊され、医療や給水が断たれ、経済も麻痺して国中が深刻な食糧難に見舞われています。人道支援を必要としている子どもは世界最多の1,130万人(イエメンの子どもの約9割)にのぼり、なかでも重度の栄養不良に苦しむ約40万人の乳幼児は、ただちに栄養治療を施さない限り命を落としかねない状態にあります。紛争前から中東で最も貧しい暮らしを送っていたイエメンの子どもたちは、もともと栄養状態が悪く、十分な予防接種も受けていません。食糧難や不衛生な避難生活がこれ以上続けば、コレラなどの感染症が引き金となって膨大な人数の幼い命が失われる可能性もあります。ユニセフによる緊急給水、栄養治療、予防接種、保護活動など、命を守るあらゆる支援が早急に求められています。

【人道危機緊急募金】イエメン:十分な支援を受けられない子どもたち(2018年3月公開)

―人でも多くの子どもの命を救うため、みなさまのご支援が今すぐ必要です

2018年、ユニセフは34万5,000人以上の重度の栄養不良の子どもを治療し、400万人以上の子どもにポリオの予防接種を提供し、500万人以上に安全な飲み水を届けました。しかし紛争から5年が経ち、社会基盤の脆弱さと相まって子どもたちは栄養不良や感染症などの命の危機に直面し、紛争で傷ついた心にはケアが、健全な子ども時代の成長には教育が欠かせません。2019年も、ユニセフは22のすべての行政区において人道支援を行い、29万4,000人の5歳未満の子どもに急性栄養不良の治療を提供し、530万人にポリオの予防接種を提供します。また、安全な飲み水を600万人以上に提供します。

イエメンの子どもたちは、緊急下の過酷な状況にさらされながら、日々を必死に生きのびようとしています。ユニセフは、現地の情勢がどのように変化しても、子どもたちの命綱としての役割を貫くとともに、子どもたちが未来への希望を失わないよう、安心して過ごせる環境を一日も早く整えていきます。

ユニセフ「人道危機緊急募金」に、どうかご協力をお願い申しあげます。

皆さまのご支援でできること

  • 重度の栄養不良に陥った子どもを回復させる栄養治療食90包に変わります。

  • コレラの猛威から子どもたちを守る経口コレラワクチン25人分に変わります。

  • 5人家族が1ヶ月安全な水を利用するための浄水剤45家族分に変わります。

  • 子どもたちの傷ついた心をいやすレクリエーションキット1組(90人分)に変わります。

  • ど緊急下でも授業が開ける教材セット「箱の中の学校」2クラス(80人分)に変わります。

※ご寄付の金額は任意です
※2019年1月現在 1米ドル=111円で計算
※輸送や配布のための費用は含みません。

世界中で起きている紛争や武力衝突の影響で、世界中の4人にひとり(5億3,500万人)の子どもが、紛争や不安定な情勢など、緊急事態下の国や地域で暮らしています。
また、感染症の流行などによって子どもたちは命の危険にさらされるだけでなく、家族を失ったり、日常を奪われたり、未来に暗い影を落としています。様々な人道危機によって子ども時代を"失われて"いく子どもたち。ユニセフは、いかなる緊急下においても、緊急支援物資の提供、心のケア、教育の機会の提供などを通じてすべての子どもが命と権利を守られ、未来を築いていけるための支援活動を展開しています。世界の、紛争の影響を受けている人道危機下の子どもたちのための「人道危機緊急募金」へのご協力をお願いいたします。

ユニセフ募金は税額控除の対象となり、約40%を所得税額から控除できます。

特定公益増進法人の日本ユニセフ協会への寄付金は、所得税、一部自治体の個人住民税、相続税及び法人税の控除対象となります。

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ユニセフは、世界の子どもたちを守る国連機関です。