約8年前に紛争が始まってからシリアで生まれた子どもは推定400万人にのぼり、この間に生まれた子どもは人生において肝心な時期だといわれている最初の8年を、紛争しか知らないまま迎えています。その数はシリア国内の子どもの半数にもおよび、シリア・および周辺国では依然として830万人の子どもたちが支援を必要としており、あらゆる機会を奪われています。
レバノン:冬の寒さからシリア難民の子どもたちの命を守る支援 /日本ユニセフ 協会

8年目を迎えるシリア危機。子どもたちは取り残され、暴力を目の当たりにし、紛争によって命を脅かされています。シリア国内に取り残された人、また、周辺国の避難民キャンプでの生活を余儀なくされている、支援が必要な子どもの数は800万人以上と、2012年当時の50万人から、15倍以上に膨れ上がっています。シリア国内ではおよそ2万人の子どもが急性栄養不良に陥っており、1万人近い子どもたちは保護者を伴っていません。
子どもたちのこの悲惨な状況は、子どもたち自身の選択でも、子どもたちの力 が及ぶ範囲のことでもありません。子どもたちには、保護が必要です。子どもたちには、守られる権利があるのです。ユニセフは紛争終結のためのより強力な外交努力を通じて、子どもたちに悲劇をもたらすこの巨大な流れの根本原因に取り組むべきであること、そして難民たちの祖国への開発支援と人道支援が必要であると国際社会に対して訴えています。


シリア国内、および周辺国の280万人ちかくの子ども(就学年齢の36%)が学校に通えず、疎外されています。また、2011年に紛争が勃発してから、358棟の教育施設が攻撃され、破壊・損傷し、軍事的目的や避難民受け入れ施設として使用されているため、3校に1校の学校は授業に使うことができません。
シリア国内では、長引く紛争の影響で基本的なサービスの提供が大幅に滞っています。多くの子どもたちが教育、医療サービス、水と衛生などの社会的基盤を十分に享受できていません。シリア国内の医療施設の半分以上は機能しておらず、5歳未満の子どもの定期的な予防接種率は紛争前の2010年の90%から、2017年には70%まで落ち込んでいます。
ユニセフは、シリア国内とシリアからの避難民を受け入れている周辺国において、人道支援を拡大。感染症を予防するための予防接種、衛生環境を保つための衛生用品の配布、トイレの設置、安全な飲料水の提供などに加え、子どもたちへの心のケアや教育の支援も行っています。
保健・栄養
予防接種の実施/ 医薬品の提供/医療チームの派遣 |
水と衛生
給水車による緊急用飲料水の提供/ 水質調査・浄水処理 |
教育
学校用ストーブの提供/ 仮設学級や補習教室の開設 |
子どもの保護
衣類キットや毛布、防水シート、テントなどの配付 |
こうしたユニセフの活動の中で、皆さまから寄せられる募金は、たとえば、次のようなものにも使われています。
※ご寄付の金額は任意です
※1米ドル=111円で計算
※輸送や配布のための費用は含みません。
シリア緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「シリア」と明記願います。 *窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置があります。
また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。