【2018年3月7日 ジュネーブ発】
3月5日、ユニセフなどの国連機関とシリア赤新月社は、シリアの東グータ地区のドゥマの子どもたちと家族に人道支援を届けました。
© UNICEF/UN0162765/Al-Mohibany
人道支援物資を受け取るため、並んで待つ人たち。(2018年3月5日撮影)
46台からなる人道支援物資を積んだ車列は2万7,500人分の食糧の他、保健・栄養物資などを届けました。ユニセフからは、5台のトラックと数名の職員が車列に参加しました。(ユニセフはドゥマに保健・栄養担当、フィールドオフィス代表、運転手、安全管理担当の4人の職員を置いています)ドゥマに最後に国連の人道支援物資を載せた車列が到着したのは2017年11月15日です。今年2月24日に国連安保理決議2401号が採択されて以降、東グータに国連の人道支援物資を載せた車列が入ることができたのは初めてです。
安全上の理由から評価調査を実施することはできませんでしたが、ドゥマに入った職員は次の通り報告しています。
© UNICEF/UN0162760/Khabieh
人道支援物資を載せたトラックを眺める子どもたち。(2018年3月5日撮影)
国連ジュネーブ事務所の定例記者ブリーフィングで、ユニセフの広報官は以下の通り伝えています。
「イドリブやアフリン、デリゾール、ダマスカス、アレッポの一部地域では、依然として暴力が続いています。今年に入ってわずか2か月間の間に、1,000人を超える子どもが死傷しました。また、包囲された町やアクセスが難しい地域に暮らす200万人もの子どもたちは、基本的な人権さえも奪われています」
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