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日本ユニセフ協会
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新型コロナウイルス
子どもの99%が移動制限下 深刻な影響防ぐ、ユニセフ行動指針

【2020年4月9日  ニューヨーク発】

ユニセフ(国連児童基金)事務局長のヘンリエッタ・フォアは、新型コロナウイルス(COVID-19)に対するユニセフの行動指針について以下の声明を発表しました。

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子どもの99%が何らかの移動制限を受ける

小学校の生徒たちの前で正しい手洗いを実演する子どもたち。 (ナイジェリア、2020年3月18日撮影)

© UNICEF/UNI319571/Owoicho

小学校の生徒たちの前で正しい手洗いを実演する子どもたち。 (ナイジェリア、2020年3月18日撮影)

世界はいま、共にウイルスという見えない敵と闘っています。私たちはCOVID-19の感染を回避し治療することに集中して取り組んでいるものの、現在のパンデミックの状況以上に深刻で、隠れた影響についてはまだ頭にありません。しかしそれにも向き合わなければならないのです。

COVID-19に感染している子どもや若者に限らず、すべての子どもたちは深刻な影響を受けています。パンデミックの子どもへの影響に対処するために今行動を起こさなければ、その影響は私たちの共通の未来に永久的に及んでしまうでしょう。

分析によると、世界の18歳未満の子どもと若者の99パーセント(23億4,000万人)が、COVID-19により何らかの移動制限を受けている186カ国のいずれかに暮らしています。また、すべての子どもの60パーセント(14億人)が、完全(7%)または部分的(53%)にロックダウンされている82カ国のいずれかに暮らしています。

私たちは、どのような危機においても、最も弱い立場にある子どもたちが過度に苦しむことを知っています。このパンデミックも例外ではありません。すべての子どもを苦しみから守り、命を救い、健康を守る責任があります。また、二次的な影響を防ぎ、最小限に抑えるため、また影響が長引かないよう緩和対策をとるために、COVID-19対策における判断が、入手可能な最良のデータ、リスク情報に基づいて行われなければなりません。

子どもたちを守るための行動指針

自宅で父親と遊ぶ6歳のキミ-ちゃん。(インドネシア、2020年4月1日撮影)

© UNICEF/UNI319330/Veska

自宅で父親と遊ぶ6歳のキミ-ちゃん。(インドネシア、2020年4月1日撮影)

COVID-19の感染拡大により世界レベルでの景気後退の恐れがあっても、将来への投資の優先順位を下げてはなりません。教育、保護、保健と栄養、水と衛生への投資をいま増やすことで、この危機がもたらす影響を軽減し、将来の危機を回避する助けになります。世界が再び開かれた時、最も弱い保健システムのレジリエンス(回復力)が、将来の脅威をどれだけ乗り越えていけるかを示す基準になります。

そして、この危機に対応するために、世界中の国と地域社会が協力しなければなりません。過去2カ月間の苦しみから学んだように、ワクチンができるまで、コロナウイルスは世界中の人々にとって脅威になるでしょう。世界各国で、保健システムやその他の子どものための社会サービスを強化し、世界の開発目標の優先順位を守り取り組まなければなりません。

今週、ユニセフは最も弱い立場に置かれた子どもたちを守るための行動指針を打ち出しました。指針は以下の6つの柱からなります:

  1. 子どもの健康を保つ
  2. 子どもたちの継続した学びを支援する
  3. 子どものいる家庭を支援する
  4. 暴力、搾取、虐待から子どもを守る
  5. 弱い立場に置かれた子どもに水と衛生の支援を提供する
  6. 難民や移民の子ども、紛争の影響を受ける子どもたちを保護する

今行動を起こさなければ、この公衆衛生危機は子どもの権利の危機になるリスクがあります。私たちが連携して取り組むことによってのみ、何百万人もの子どもたちの健康、安全、学びを守ることができるのです。

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「新型コロナウイルス(COVID-19)に対するユニセフの行動指針」の詳細は、こちらからご覧いただけます。


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