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日本ユニセフ協会
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新型コロナウイルスから身を守る手洗い
石けんと水を、すべての子どもと家族に
ユニセフによる支援

【2020年5月13日  世界各地発】

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐために、もっとも安価で、シンプルで、大切なことは、石けんを使って頻繁に手を洗うことです。

けれども、手洗いに必要な水や衛生設備は、誰もが簡単に手に入れられるものではありません。

世界の人口の40%は自宅に石けんと水がない生活をしており、また、石けんと水の設備がない学校に通う子どもたちは9億人にのぼります。

ユニセフは、世界中の政府や企業と協力しながら、子どもたちや家族が安全な水、衛生設備、トイレを利用できるように支援しています。

イエメン「きれいな水を汲んだよ」

難民キャンプで暮らす女の子。水タンクを抱えている。(イエメン)

© UNICEF/UNI324946/

アデンにある国内避難民キャンプで暮らすハヤットさん(9歳)が、水を汲んできました。

ユニセフはイエメン全土で対応を拡大しており、支援を必要としているコミュニティにきれいな水を届けたり、避難民の家族に石けんやタオル、バケツ、水容器を含む基本的な衛生キットを配布しています。

また、パートナー団体と協力して、50万以上の世帯に、新型コロナウイルス感染症の予防策として有効なフィジカル・ディスタンスについて啓蒙し、今後数カ月のうちに、数千人の医療従事者に新型コロナウイルス感染症に関する研修を進めます。

アフガニスタン「村々を回って、手洗いを教える」

農村部の村々をまわって、男の子に手洗いの仕方を伝えている (アフガニスタン・東部ナンガハール州)

© UNICEF/UNI325981/

移動図書館「Ketab lwast」の活動をしているイドレス・セヤワッシュさんは、新型コロナウイルス感染症の予防に関する啓発と手洗いの促進を目指すキャンペーンを展開し、村々を訪問しながら子どもたちに手洗いの方法を伝えています。25日間をかけてジャラーラーバード市からBehsood郡までの約300 kmの距離を移動する予定です。

新型コロナウイルスの感染が拡大して以来、ユニセフは、アフガニスタンで最も弱い立場に置かれている家族を対象に、計84トン以上の石けんを届けています。その中には、国内避難民4万5,000人が含まれており、その半数以上が子どもたちです。また、ヘラート地域病院に水タンクと水フィルターを設置するなど、安全な水をコミュニティに届けることにも取り組んでいます。

ユニセフの支援ネットワークを通じて、180万個以上の固形石けんが配布され、さらに600万個が現在生産されています。

バングラデシュ「ロヒンギャ難民キャンプで、大切な手洗い」

コックスバザールにあるクトゥパロン難民キャンプで石けんを使い、手を洗うロヒンギャの子どもたち。(バングラデシュ)

© UNICEF/UNI315489/Himu

コックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプの子どもたちが、ユニセフが支援する学習センターで石けんを使って手を洗っています。この難民キャンプには、ロヒンギャ難民85万人が暮らしており、その半分以上が子どもです。

このような密集した難民キャンプは、新型コロナウイルス感染のリスクが高いです。ユニセフはこのキャンプで暮らす子どもたちに、正しい手洗いの方法を伝えています。

コートジボワール「若者たちが先生」

UReporterとして活動する若者が、手洗いの呼びかけを行っている。(コートジボワール北部コロゴ)

© UNICEF/UNI325634// Frank Dejongh

U-Reportを通じて意見を交換したりアンケートに回答したりするU-Reporter(ユー・レポーター)と 呼ばれる若者たちが、新型コロナウイルスから身を守るための正しい手洗いについて啓発しています。

アフリカで新型コロナウイルス感染の最初の症例が確認されてすぐに、コートジボワールのユニセフ現地事務所は、新型コロナウイルスのことや、その感染予防に関する正確な情報を提供するため、国内で広報キャンペーンを開始しました。

このキャンペーンでは、パートナーとの協力のもと、さまざまなツールやプラットフォームを使用します。協力をするU-Reporterの若者たちは、ポジティブな変化に起こすことにとても熱心です。また、地元コミュニティに対して、ユニセフは石けんと衛生キットを配布しています。

ヨルダン「学校でも正しい手洗いができるように」

正しい手洗いの仕方を学び実践する女の子。(ヨルダン)

© UNICEF/UNI313299/Matas

ヨルダンの小学校で正しい手洗いの方法を学ぶダリーンちゃん(6歳)は「細菌が付着しないように手を洗うの。だって細菌のせいで、病気になったり、死んでしまったりすることさえあるんだから」と話します。

ヨルダンでは、基本的な衛生設備が整っている公立学校はわずか33%です。新型コロナウイルスの感染拡大の危機が発生して以降、ユニセフとパートナー団体は、特に脆弱な人々が暮らしている地域で、予防啓発や石けんの配布を拡大し、子どもたちと保護者に自分自身の身を守る方法を伝えました。

難民キャンプ内での移動制限により、水の需要も増大しています。ユニセフはこうしたニーズに対応するため、ヨルダン北東部に水を輸送する給水支援を拡大しました。

ケニア「正しい手洗いを、熱心に学ぶ」

キベラの給水所で正しい手洗いの方法を学び、実践する男の子。(ケニア)

© UNICEF/UNI322682/Ilako

男の子が、給水所で正しい手洗いの方法を教えてもらい、熱心にまねしています。

4月初旬、ユニセフはケニア政府を支援し、ナイロビにある巨大なスラムであるキベラに、水と衛生用品を届けました。その支援物資の中には、家庭向けの固形石けん2万6,000個や、公共スペースを消毒するための噴霧器100個が含まれていました。

ユニセフは、感染予防に関する啓発のために地域のボランティアに研修をおこなうとともに、ポスター、チラシ、拡声装置を利用して、コミュニティに正しい情報を届けています。

南スーダン「手洗いのためのバケツと石けんを届ける」

バケツと石けんを受け取る男の子。(南スーダン)

© UNICEF/UNI322252/Ryeng

男の子がユニセフの支援物資を受け取っています。首都ジュバの文民保護区でユニセフは、約7,500人いる住民全員に感染予防対策に必要なバケツと石けんを配布しています。

また、ユニセフは保健省と協力して、保健従事者の研修や個人用保護具の提供をおこなうとともに、保健と栄養のための施設が稼働を維持できるよう、衛生用品を配布しています。

ベネズエラ「保健施設などを支援」

カラカス郊外にある保健所で女の子と話すユニセフのスタッフ (ベネズエラ)

© UNICEF/UNI324927/Párraga

ユニセフ・ベネズエラ事務所の水と衛生部門チーフのデビット・サイモンが、カラカス郊外にある保健所で女の子と話しています。

ベネズエラは新型コロナウイルスのパンデミックに直面していますが、ガソリンの大幅な不足と国の水道システムの崩壊により、多くの家庭では水道が使えません。ユニセフは、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐために、保健施設に対して手洗いの設備を修理、あるいは新たに設置しています。また、65カ所以上もの保健施設と50万人以上に、消毒や衛生、感染予防のための物資を提供しています。

ベトナム「手洗いダンスで手をきれいに!」

ダンサーのクアン・ダンさんが子どもたちと一緒に「手洗いダンス」を踊り、「新型コロナウイルスの感染を防ぐためには、頻繁に手をきれいに洗いましょう!」というメッセージを発信しています。

 

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ユニセフとパートナー団体は、学校に安全な給水システムを緊急手配することに加えて、石けん、手指用消毒液、浄水フィルターなどの必需品を全国の学校、保健所、コミュニティに配布しています。それらの支援物資は30万人の児童・生徒を含む約50万人に届きます。

児童、生徒、先生の安全対策を講じたうえで学校を再開するにあたり、ユニセフは教育省と協力して、給水や衛生設備が十分でない全体の約3割の学校への支援を強化し、持続的な対策の導入とともに、緊急の措置としてすべての子どもたちにきれいな水と石けん、手指用消毒液を提供しています。


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