緊急事態・人道危機が続いた2024年。
なかでも、長引く紛争が多くの子どもたちに
深刻な影響を与えました。
緊急募金へ寄せられたたくさんのご協力のもと、
ユニセフは紛争の影響を
少しでも緩和すべく活動を続け、
子どもたちの希望をつないでいます。
© UNICEF/UNI711552/Nateel
ユニセフが届けた冬服を手に喜ぶ子どもたち(パレスチナ、ガザ地区)
ガザ人道危機 緊急募金
2023年10月に武力衝突が激化して以降、ガザ地区全土で、病院・学校・水道を含むあらゆる社会インフラが破壊されました。市民は幾度も避難を強いられ、子どもたちは学校に通えない日常を送っています。
ユニセフは即時停戦を訴え続け、困難を極めるなか、栄養治療食、医薬品、衛生用品、学習教材など支援物資の提供に尽力しました。また、ポリオの集団予防接種や、約260万人への安全な水の提供などの成果も生み出しました。
ウクライナ緊急募金
武力紛争が激化してから約3年。人道支援を必要とする子どもの数は2024年12月末時点で290万人にのぼり、紛争が子どもたちのメンタルヘルスにもたらす影響も強く懸念されています。ユニセフは、75万人以上の子ども・若者や保護者にメンタルヘルスケアの支援を行いました。また、子どもたちへの教育支援、安全な飲み水の供給、子どもや女性への基本的な保健医療サービス、防寒衣料含む必要物資提供など、厳しい状況下でも子どもの成長を支える活動を続けています。
©UNICEF/UNI733482/
シェルター内の幼児教室で授業を受ける子どもたち(ウクライナ)