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日本ユニセフ協会
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シリア・東グータ
終わらない暴力、増え続ける子どもの犠牲
緊急治療受けられず、栄養不良5倍に 「子どもたちにとって、生きることは悪夢」
ユニセフ事務局長声明

【2018年2月8日  ニューヨーク発】

包囲された状態が続くダマスカス郊外の東グータ地区への攻撃により子どもが犠牲になり続けていることについて、ユニセフ(国連児童基金)事務局長ヘンリエッタ・フォアは、以下の声明を発表しました。

* * *

増え続ける子どもの犠牲

ホムス旧市街の、破壊されたアパートの前で遊ぶ子どもたち。(2017年11月22日撮影)

© UNICEF/UN0154705/Donnell

ホムス旧市街の、破壊されたアパートの前で遊ぶ子どもたち。(2017年11月22日撮影)

今週、シリアのいくつかの地域において暴力が極端に激化し、子どもたち何十人もが殺害され、さらに多くが負傷したと報告されています。

暴力が収まる兆しはありません。

東グータだけでも、何百人もの子どもたちが、治療を受けるための緊急医療搬送を必要としています。4年間も包囲された結果、子どもたちの生存と成長に必要不可欠な保健医療など基本的サービスは崩壊しています。過去数カ月の間に、栄養不良に陥った子どもの数は5倍に増えました。

「子どもたちにとって、生きることは悪夢」

仮設の保健センターで検診を受けた1歳のフセイン君。(2017年12月19日撮影)

© UNICEF/UN0155562/Penttila

仮設の保健センターで検診を受けた1歳のフセイン君。(2017年12月19日撮影)

シリア全土で、包囲され身動きが取れず、また容赦ない激しい暴力に晒される子どもたちにとって、生きることは悪夢です。彼らはただ生き延びるために必死です。

私は、シリアの子どもたちが、おとなが取っている行動のために、強いられ続けている苦しみを思うと心が痛みます。これらの行動は、子どもたちの保護や安全、そして健康を完全に無視したものです。

ユニセフは、シリアでの戦闘行為を直ちに終わらせるよう求めます。子どもたちの保護は、いかなる時も最優先されるべきです。学校や病院、そして公園は、安全な場所であるべきで、決して攻撃の対象になってはならないのです。

シリアのどこにいようとも、子どもたちは、保健ケアを受けられなければなりません。病気や怪我を負った子どもたちを包囲された地域から医療搬送するのは当然のことで、交渉材料として使われるべきことではありません。


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