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日本ユニセフ協会
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コンゴ民主共和国 エボラ出血熱
コミュニティの積極的な関与が感染拡大を防ぐ
ユニセフ、啓発キャンペーン実施中

【2018年6月5日  キンシャサ(コンゴ民主共和国)/ダカール(セネガル)/ジュネーブ / ニューヨーク発】

コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が集団発生して以来、ユニセフとパートナー団体は、影響を受けている地域の80万人以上を対象とする啓発キャンパーンの一環として、死の危険のあるウィルスとの接触をいかに避けるかという命に関わる情報を30万人以上の人々に提供しました。

キャンペーンの活動には、コミュニティワーカーによる家庭訪問、タクシー運転手など特に感染しやすい人々への働きかけ、そしてコミュニティのリーダーたち、教会、およびメディアの参加が含まれます。

エボラの感染拡大を防ぐために

ユニセフが支援する啓発活動の一環で、エボラ出血熱の感染予防方法を子どもたちに伝えている。(2018年6月5日撮影)

ユニセフが支援する啓発活動の一環で、エボラ出血熱の感染予防方法を子どもたちに伝えている。(2018年6月5日撮影)

「エボラの感染拡大を防ぐためには、情報提供と社会動員が鍵となります」と2014年から2015年の西アフリカでのエボラ集団発生時にユニセフの緊急支援を担当し、現在はユニセフ・コンゴ民主共和国事務所代表であるジャンフランコ・ロティグリアーノは述べました。「私たちは西アフリカでのエボラの流行から、いかにして安全を保つかという情報を共有する上でコミュニティの積極的な関与が必要不可欠で、またそれが結果的に病気の感染拡大を止める手助けになるということを学びました」

子どもたちはエボラの集団発生に深刻な影響を受けます。感染者あるいは感染が疑われる人の10人に1人は子どもです。そして感染した人と接触した子どもたちやその家族は、心理社会的な支援を必要としています。

エボラの感染拡大を防ぐために、ユニセフとパートナー団体は、2,500人以上の教員と5万3,000人の生徒たちと共に感染予防対策に関する意識向上に取り組み、同時に影響を受けている地域の30人の若いレポーターに研修をして、今は彼らが病気の拡大防止には衛生管理が重要であることを同世代の友人たちに伝えています。

コミュニティーの積極的な関与が重要

学校の教室に入る前に、手洗いをする子どもたち。ユニセフは、エボラ出血熱の感染拡大が確認されている地域内の学校50校に、手洗い用の物資を提供している。(2018年5月22日撮影)

© UNICEF/UN0211678/Naftalin

学校の教室に入る前に、手洗いをする子どもたち。ユニセフは、エボラ出血熱の感染拡大が確認されている地域内の学校50校に、手洗い用の物資を提供している。(2018年5月22日撮影)

エボラ予防接種キャンペーンにもコミュニティ活動は重要です。エボラの集団発生と闘うために、政府とパートナー団体は、影響を受けている3つの保健区、ムバンダカ(Mbandaka)、ビコロ(Bikoro)とイボコ(Iboko)で感染者と接触した1,100人以上の保健員に対してワクチンを投与しました。

予防接種キャンペーンのコミュニケーション戦略は、保健員や感染者に接触した人々に対するカウンセリング、ならびにワクチンと投与方法に関する情報を提供することを目的としています。コミュニティには、最も感染する可能性が高い、保健員、感染者に接触した人々、感染者に接触した人と接触した人々に対する予防接種が無料で提供されることを伝えます。

コミュニティ活動の展開と並行して、ユニセフとパートナー団体は、学校、保健施設、コミュニティ、ならびに港、市場や事務所などの49の公共施設における衛生管理を推進し、手洗い場用の資材やレーザー体温計を設置しました。ユニセフはさらに、影響を受けた家庭に心理社会ケアを提供する専門員181人への研修も支援しました。

ユニセフはエボラの集団発生の影響を受ける地域において、緊急対応を支援するために45人の職員を配置しています。ユニセフはエボラ出血熱に対する緊急支援のために1,150万米ドルを必要としていますが、確保できた資金は800万米ドルにとどまっています。


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