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日本ユニセフ協会
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予防接種に関するデータ発表
乳幼児2,000万人が免疫不十分 その4割が人道支援を必要とする環境で暮らす

【2018年7月16日  ニューヨーク発】

ユニセフ(国連児童基金)とWHO(世界保健機関)が本日発表したデータによると、2017年に、世界の乳幼児1億2,300万人が、少なくとも三種混合ワクチン(DTP:ジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン)一回の予防接種を受けたということです。

乳幼児2,000万人が免疫不十分

Baby Matviy, 5 months, received his DTP (diphtheria, tetanus, pertussis) vaccine on 29 March 2018, in Children’s Policlinic №1 in Obolon district, Kyiv, Ukraine.

© UNICEF/UN0201066/Krepkih

ウクライナで、三種混合ワクチンの予防接種を受ける生後5カ月の赤ちゃん。(2018年3月撮影)

データによると:

  • 2017年、10人中9人の乳幼児が少なくとも一回三種混合ワクチンを受け、これらの命にもかかわる病に対する免疫力を向上させている。
  • 2017年は、2010年よりも460万人多い乳幼児が、三種混合ワクチンを三回接種した。
  • 167カ国が、二回目の麻疹ワクチンの接種を定期予防接種スケジュールに組み込んだ。
  • 現在162カ国が風疹ワクチンを使用し、世界の風疹ワクチン接種率は2010年の35%から52%に上昇した。
  • HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンが、子宮頸がんから女性を守ることを目的として80カ国に紹介された。
  • 新たな髄膜炎ワクチンやポリオワクチンが、新たに接種スケジュールに追加された。

こうした成功の一方で、2017年、約2,000万人の乳幼児が三種混合ワクチンを三回接種しておらず、予防接種の恩恵を十分に受けることができませんでした。この中うち約800万人(4割)が、紛争を含む、脆弱な、人道支援を必要とする環境で暮らしています。特に、都市部の貧困層における不平等や周縁化が見られる中所得国では、予防接種を受けられない人数が増えています。

人口が大きくなるにつれて、さらに多くの国々が予防接種プログラムへの投資を拡大する必要が出てきます。本当に必要なワクチンをすべての子どもたちに届けるためには、さらに毎年推定2,000万人多くの子どもに三回の三種混合ワクチン、4,500万人に二回目の麻疹ワクチン、そして7,600万人の子どもに三回の小児用肺炎球菌ワクチンを受けさせなければなりません。

これらの取り組みのもと、ユニセフとWHOは世界中の人が必要な予防接種を受けられるように、以下を行っています。

  • ワクチン接種率データの質を高め、入手・運用をしやすくする
  • リソースの配分方法を改善する
  • 地域レベルでの行動を計画する
  • 弱い立場に置かれている人々が予防接種のサービスを受けられるようにする

 

* * *

 ■WHOとユニセフは2000年以来、194のWHO加盟国における国別接種率の推計値を毎年発表しています。2017年版は、1980年~2017年までの37年分のデータを含みます。予防接種におけるユニセフの活動詳細については、こちらをご覧ください。

WHO/ユニセフ 2017 国・地域別接種率データ

グローバル・ワクチン・アクションプラン2012-2020(Global Vaccine Action Plan 2012-2020)

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