イエメン:子どもが乗るバスに攻撃、数十人犠牲 この惨事を紛争終結のきっかけに メニューをスキップ
日本ユニセフ協会
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イエメン
子どもが乗るバスに攻撃、数十人犠牲
この惨事を紛争終結のきっかけに ユニセフ事務局長声明

【2018年8月9日  ニューヨーク発】

イエメンでバスが攻撃を受け、多数の子どもを含む一般市民が死傷したことを受けて、ユニセフ(国連児童基金)事務局長ヘンリエッタ・フォアは、迅速な紛争の終結を求める声明を発表しました。

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この惨事を紛争終結のきっかけに

On 30 June 2018 in Yemen, a child waits as UNICEF-supported emergency humanitarian supplies are distributed in Hodeidah. In a statement by UNICEF Executive Director Henrietta H. Fore on 12 June 2018, UNICEF estimates that at least 300,000 children currently live in and around Hodeidah city. Millions more children throughout Yemen depend on the humanitarian and commercial goods that come through that port every day for their very survival. Without food imports, one of the world’s worst malnutrition crises will only worsen. Without fuel imports, critical for water pumping, people’s access to drinking water will shrink further, leading to even more cases of acute watery diarrhea and cholera, both of which can be deadly for small children.   There are 11 million children in need of humanitarian aid in this war-torn country.  UNICEF urges all parties to the conflict and all those who have influence over them to put the protection of children above all other considerations. Every effort must be made to keep children safe and to provide them with the health, protection, water, sanitation, nutrition and education services they desperately need.

© UNICEF/UN0219934/

ホデイダでユニセフの緊急人道支援物資を待つ子ども。(2018年6月30日撮影)

イエメンのサアダで起きたバスへの空爆は、数十人もの子どもを殺し、傷つけ、この国の残虐な戦争の中でも最悪の出来事となりました。今問われているのは、この惨事を転機とできるか、つまり紛争当事者、国連安保理、そして国際社会に、子どもたちのために正しいことを行い、この紛争を終わらせるきっかけとできるかどうかです。

ユニセフらは、子どもたちの保護と国際人道法の遵守を何度となく求めてきました。これらの要求は完全に無視され続けました。2015年以降、2,400人近くの子どもたちが殺され、3,600人以上が負傷し、何千人もの人生が損なわれ、破壊されました。病院、学校など社会インフラ施設への攻撃は珍しくなくなっています。

終わらない紛争、度重なる攻撃、さらには治安情勢や暴力による移動の制限は、私たちが1,100万人の子どもを含む最も必要としている人々に対して支援を提供することを妨げています。

この惨事を終わらせることが出来る者が行動を起こすまでに、さらにどれだけの子どもが苦しみ死ななければならないのでしょうか?

この数週間だけでも、ホデイダにあるユニセフが支援する給水施設と衛生施設、いずれも人々にきれいな水を提供しさらなるコレラの流行を防ぐために必要不可欠な施設が攻撃され深刻な被害を受け、何十万人もの人々の健康と生活が脅かされています。

私たちが暮らすこの世界に、このような攻撃に怯えて暮らさなければならない子どもたちがいるということは信じがたいことです。でもそれが現実です。しかし、それが子どもたちの現実である必要はないのです。紛争当時者、そして国連安保理メンバーを含め彼らに影響力のある者は、子どもたちのためにこの大惨事を終わらせることが可能で、それを選択すべきなのです。

■補足情報
イエメンで緊急人道支援を必要としている子どもの数は1,100万人を超えます。
2015年3月から2018年6月の間に:

  • 死亡した子ども2,398人:男の子1,640人、女の子709人、性別不明49人
  • 負傷した子ども3,652人:男の子2,674人、女の子978人
  • 武装グループに徴兵・徴用された子ども2,635人(すべて男の子)
  • 攻撃を受けた、または軍事使用された病院・学校425施設:学校298校、病院127施設

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