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日本ユニセフ協会
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イラク・シンジャル
山岳地帯、氷点下のなかテントで暮らす
ヤジディ教徒の子どもたちに暖かい服を イラク、185万人がいまだに避難

【2019年2月7日  ニューヨーク/バグダッド(イラク)発】

イラク各地で人々が厳しい冬の寒さに晒されるなかで、ユニセフ(国連児童基金)は、暴力が激化した2013年以来支援を強化しているシンジャルなどの遠隔地を含む地域において、国内避難民あるいは難民となっている16万人の子どもたちに暖かい服を届けました。

山岳地帯、氷点下のなかテントで暮らす

18 February 2018, UNICEF distributed winter clothes to Syrian refugee children in Basirma camp, located in northern Iraq. UNICEF reached 500 families in this distribution, which included heavy coats, boots, scarves, gloves and hats. The distribution was funded by the Government of Germany and the US Office of Foreign Disaster Assistance to help keep children warm for winter.

© UNICEF/UN0162509/Anmar

帽子などの支援物資を受け取ったシリア難民の男の子。(2018年2月撮影)

「イラクでの戦闘はおさまりましたが、82万5,000人の子どもを含む185万人がいまだに避難している状況です」とユニセフ事務局長 ヘンリエッタ・フォアは述べました。「避難している子どもの3分の1がキャンプで、雨や寒さへの耐性の低いテントで暮らし、冬用の衣類や靴を持っていません。洪水や厳しい寒さから身を守る手段が限られ、病気、低体温症や死のリスクに晒されています」

ユニセフは越冬支援として、アンバール県やモスルおよびその周辺のキャンプでは、避難している10万人以上の子どもたちに寒さから身を守るための物資を届けました。それには、弱い立場に置かれているシリア難民を対象とした、バウチャー(物資引き換え券)の革新的な利用を通じた支援も含まれます。

シンジャルのような気温が氷点下まで下がる山岳地帯では、子どもや妊婦の多くがキャンプで暮らし厳しい天候に晒されています。ユニセフは、これらの弱い立場に置かれた少数民族の人々を支援しています。この地域で暮らす約5万人のヤジディ教徒の子どもと2,500人以上の妊婦に、コート、ブーツ、帽子、手袋、セーターやズボンを届けました。

18 February 2018, UNICEF distributed winter clothes to Syrian refugee children in Basirma camp, located in northern Iraq. UNICEF reached 500 families in this distribution, which included heavy coats, boots, scarves, gloves and hats. The distribution was funded by the Government of Germany and the US Office of Foreign Disaster Assistance to help keep children warm for winter.

© UNICEF/UN0162499/Anmar

ユニセフ支援の冬服を受け取ったシリア難民の女の子。(2018年2月撮影)

「弱い立場に置かれた家族が、キャンプや仮設住居で寒さに晒されながら再び冬を越さなくて済むよう、できる限りのことをしなければなりません」と、フォアは述べました。「暴力がおさまり新政府が発足した今、イラクは子どもたちのために国を再建し、平和に暮らせるようにするチャンスを手にしているのです」

■補足
今冬、ユニセフはエジプト、イラク、ヨルダン、レバノン、パレスチナ、シリアおよびトルコにおいて、130万人の子どもを対象に越冬支援を届けることを目指しています。


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