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日本ユニセフ協会
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新型肺炎
子どもへの支援の必要性高まる
ユニセフ事務局長声明

【2020年3月18日  ニューヨーク発】

ユニセフ(国連児童基金)事務局長のヘンリエッタ・フォアは、新型コロナウイルス(COVID-19)を世界的な流行を意味するパンデミックと世界保健機関(WHO)が表明してから1週間が経過したことを受けて、以下の声明を発表しました。

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子どもへの支援の必要性高まる

© UNICEF/UNI312344/McIlwaine

臨時休校を受けて閉鎖された米国・リッジフィールドの小学校の校庭。(2020年3月17日撮影)

COVID-19のパンデミックが宣言されてから1週間が経ち、感染者の数は世界中で急増し続けています。何億人もの子どもたちが学校に通えなくなっています。保護者たちは、可能な限り在宅でのリモートワークをしています。国境は封鎖され、人々の生活にも影響が出ています。

私たち皆にとって、こうした状況は過去に経験したことがありません。ユニセフは、この新しいウイルスに関するデマや誤情報を正す情報発信を続けつつ、子どもたちのために働くスタッフとその家族の健康にも配慮しています。

保健、教育、栄養、保護など、子どもたちの命を守るためのユニセフの支援活動は、これまで以上に重要になっています。何百万人もの子どもが故郷から逃れることを強いられ、紛争の影響を受け、予防可能な病気で亡くなり、学校に行けず、あるいは必要なワクチンを接種できていないなかで、支援の必要性はかつてないほど大きくなっています。

ユニセフは、影響を受けている国において、地域社会でのウイルス拡散防止に取り組んでいます。また、家族の安全を守る方法に関しての正確な情報発信、学校や診療所への衛生・医療キットの提供、保健・教育・社会サービスの子どもの利用に及ぶ影響の軽減もおこなっています。

こうした困難な時期のなかでも、何も持たず、助けてくれる誰かさえいない子どもたちや家族に、支援を届けるというユニセフの使命を果たし続けるために、みなさまの引き続きのあたたかいご支援をお願い申し上げます。

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