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日本ユニセフ協会
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新型コロナ予防啓発
ユニセフ・グローバルビデオ リメイク版『パタパタ』が完成
世界的ダンサー菅原小春さんと森山開次さんが参加

【2020年5月11日  東京発】

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のために私たち一人ひとりが今取るべきアクションを、世界的な歌手でユニセフ(国連児童基金)親善大使のアンジェリーク・キジョー氏が楽しい歌と踊りで伝えるリメイク版『パタパタ』。

世界的な歌手でユニセフ(国連児童基金)親善大使のアンジェリーク・キジョー。

© UNICEF/UNI323847/

世界的な歌手でユニセフ(国連児童基金)親善大使のアンジェリーク・キジョー。

先月23日の公開以来、欧米、アフリカ、そして日本のラジオ番組でも紹介され、音楽配信サイトSpotifyでも配信されました。この間に、ユニセフの呼びかけに応え、世界中から寄せられた素晴らしいダンス映像を組み合わせて制作されたのが、ユニセフ・グローバルビデオ:リメイク版『パタパタ』です。

日本を代表する世界的ダンサーの菅原小春さんと森山開次さんも参加するグローバル・ビデオは、ロッド・スチュアートやスティング、ユーリズミクスらの世界的アーティストも参加し現地時間9日に開催された、ユニセフのCOVID-19緊急人道支援活動への募金を呼びかけるオンラインイベント(米国ユニセフ協会主催)のオープニングで初公開されました。

これに合わせ、グローバル・ビデオでは一部しか紹介できなかった菅原小春さんと森山開次さんそれぞれのフルバージョンも、日本ユニセフ協会の公式YouTubeチャンネルで公開しております。

 

菅原小春さんのメッセージ

「ハグしたりキスしたり人と触れ合っている時間が本当に愛おしく感じる今だからこそ。家にいて自分の心と、家族と向き合って今しかできない時間を。振り返って後悔をしない時間を。日々コロナと寝ずに戦い続けてくれる人がいるなら、私達は今、家の中にある素晴らしい時間を十分に楽しむことだと思います」

森山開次さんのメッセージ

「世界手洗いダンス※からの10年の繋がりで、お声掛けいただきとても嬉しく、光栄に思います。この新型コロナウイルス感染症により、家で過ごす時間は、私たちの価値観や生きる意味を考える時間となっています。ダンサーには何ができるのか。自問自答する日々です。本日、「no pata pata」を6畳の畳部屋で踊りながら、色々な思いが込み上げてきました。世界手洗いダンスの繋がりへの感謝とそして、世界の子どもたちの明日を祈って踊りました」

※「世界手洗いダンス」:正しい手洗いを啓発する日本ユニセフ協会の「世界手洗いの日」(10月15日)プロジェクトの一環で、2009年に制作。森山氏が振り付けを担当。COVID-19の予防啓発ツールとしても活用中。

 

今は、タッチしない

半世紀前の世界的大ヒット曲「パタパタ」(Pata Pata)を歌った南アフリカのシンガーソングライター、故ミリアム・マケバは、国連の親善大使として飢餓、HIV/エイズ、家庭内暴力問題に取り組み、公民権運動の活動家として活躍されました。1965年にグラミー賞を受賞、ヨハネスブルグからニューヨーク、ナイジェリアのラゴスからロンドンへと活躍の場を広げました。マケバは、キジョー大使の友人でありメンターでもありました。

「パタパタ(PataPata)」とは、コサ語で「タッチタッチ」を意味します。リメイク版では、オリジナルのコードと音節はそのままに、「No PataPata」とし、キジョー大使は、次のようなメッセージを歌詞に載せて歌っています:「他人に触らない」「がまんしよう」「お家にいよう」「ちゃんと手を洗おう」「お顔は触らないよ」「(人に)近づきすぎないよ」

途上国での感染拡大が懸念される新型コロナウイルス

COVID-19の脅威は、脆弱な医療体制はもとより、手洗いすらままならない生活を強いられている人々の多くが集中するアフリカにも押し寄せています。

アフリカの複数のユニセフ現地事務所からは、欧州などと比べ新型感染症の感染者数は少ないものの死亡率は高く、既に感染はかなり拡大しているものと予想する声が届いています。

新型感染症の影響で、子どもの命を守るために必要なワクチンの接種率が低下。マラリアやデング熱などが発生しても十分に対応できない状況も広がりはじめているという報告も届いています。

ユニセフは、アフリカや中東、アジア、中南米の国々で展開するCOVID-19対策人道支援活動への支援を、国際社会に呼びかけています。

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