© UNICEF/UN0146314/Nesbittニューヨークの国連本部で行われた「世界子どもの日」を記念したイベント参加した子どもたち。(2017年11月20日)
毎年の11月20日には、子どもの権利の認識向上や子どもの福祉の向上を目的として、世界中で子どもたちが主体となって参加する催しが行われています。
11月20日の「世界子どもの日」は、1954年、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって制定されました。
その後、1959年11月20日に国連総会で「子どもの権利宣言」が採択され、さらに30年後の1989年の11月20日、すべての子どもに人権を保障する初めての国際条約『子どもの権利条約』が、国連総会で採択されました。この条約が生まれたことにより、世界中で子どもの保護への取り組みが進み、これまでに多くの成果が生まれました。
子どもの権利条約が採択されてから30周年を迎えた2019年、ユニセフは報告書を発表し、30年の成果と新たな課題を提示しました。世界の子どもたちを取り巻く状況は全般的に改善しているものの、最も貧しい子どもたちの多くはいまだその恩恵を得られていないと指摘しています。
© UNICEF/UN0259392/Moita世界子どもの日、SDGsのアイコンを掲げ、行進をする子どもたち(カーボベルデ)
また、現在の世界を見わたすと、4人に1人の子どもが災害や紛争などの緊急事態にある国や地域で暮らしています。インターネット上で被害を受ける子どもを保護するかなど、新たな課題も生まれています。
どのような時代であっても、子どもに関わるすべての人がこの条約にうたわれている権利が実現されるように取り組むことが必要です。そして何よりも、子どもたち自身が、自分たちの持つ権利について知り、学び、声を上げていくことがとても大切です。
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