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日本ユニセフ協会
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11月20日は「世界子どもの日」
子ども1億8000万人の未来の展望 貧困、教育、暴力に関する分析結果発表
※11月20日、国連本部など世界各地でイベント開催

【2017年11月20日  ニューヨーク/東京発】

世界は進歩を遂げているにも関わらず、今日の世界の12人に1人の子どもの未来の展望は、親の世代が持っていたものより暗いものだとする分析を、ユニセフ(国連児童基金)は11月20日の世界子どもの日に合わせて発表しました。

子ども1億8000万人の未来の展望

3 August 2016 - village of Tagal, Lake Chad region, Chad. Friends play together. A major humanitarian crisis is unfolding in Africa’s Lake Chad Basin, an area that comprises parts of Nigeria, Niger, Cameroon and Chad, where violence and destruction have caused huge population displacements, left hundreds of thousands of children trapped behind conflict lines and led to a dramatic increase in malnutrition.  Local communities are doing what they can to help those in need, offering shelter to many of the 2.6 million people forced to flee their homes – 1.4 million of them children – but they themselves rank among the world’s poorest and most vulnerable to poverty, conflict and climate change.  Almost 43,000 are displaced in Chad.

© UNICEF/UN028799/Tremeau

子どもにやさしい空間で遊ぶ子どもたち。(チャド)2016年8月撮影

ユニセフの分析によると、37カ国に暮らす1億8,000万人の子どもたちは、20年前の子どもたちと比べて、極度の貧困状態に暮らしたり、学校に通えなかったり、あるいは暴力により殺害されたりする可能性が高いことが示されました。

「世界中のすべての両親は、子どもたちが自分たちよりも良い機会に恵まれることを望んでいます。『世界子どもの日』の今日、私たちは、機会に恵まれず、困難な状況にいる子どもたちがどれだけいるのかを明らかにする必要があります」とユニセフ統計・調査・政策局長ローレンス・シャンディ(Laurence Chandy)は述べました。

対象の37カ国における「極度の貧困状態」「基礎教育」「暴力による死」について、ユニセフが予測・分析した結果の一部は以下の通りです。

  • 極度の貧困状態となる1日1.90米ドル未満で生活する人の割合は、14カ国で増加。ベナン、カメルーン、マダガスカル、ザンビア、ジンバブエなど。増加の主な要因は、政情不安、紛争、質の悪いガバナンス。
  • 初等教育就学率は21カ国で減少。ヨルダン、レバノン、パラグアイ、タンザニアなど。その要因は、財政危機、急激な人口増加、紛争の影響。
  • 暴力による19歳未満の死亡は、7カ国で増加。中央アフリカ共和国、イラク、リビア、南スーダン、シリア、ウクライナ、イエメン。そのすべての国で大規模な紛争が起きている

シャンディは、「技術の急速な進歩により、生活水準が格段に向上している時代に、置き去りにされた何億人もの子どもたちの生活水準は事実上低下し、子どもたちの間での不公平感や、養育者の間での落伍の感情を生み出しています。子どもたちが、自分たちの声が届いていない、未来が不安だと感じていることも、当然のことです」とも述べています。

※分析対象の37か国: ベナン、ボリビア、カメルーン、中央アフリカ、コモロ、コートジボワール、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、グアテマラ、ガイアナ、ギニアビサウ、ヨルダン、イラク、キリバス、レバノン、リベリア、リビア、マダガスカル、マリ、マーシャル諸島、ミクロネシア、パラオ、パラグアイ、モルドバ、ルーマニア、セントクリストファー・ネーヴィス、ソロモン諸島、南スーダン、シリア、トンガ、タンザニア、ウクライナ、バヌアツ、イエメン、ザンビア、ジンバブエ

 

* * *

 

文民保護区で開かれたイベントで、前に立って話す男の子。(ベンティウ・南スーダン)2017年4月撮影

© UNICEF/UN069047/Hatcher-Moore

文民保護区で開かれたイベントで、前に立って話す男の子。(ベンティウ・南スーダン)2017年4月撮影

子どもの権利条約が採択された記念日である11月20日「世界子どもの日」、ユニセフは「#KidsTakeOver」(子どもが世界をジャックする)を合言葉にして、子どもたちの声を世界に届けます。ニューヨークの国連本部をはじめ、世界130カ国以上で、メディア、政治、ビジネス、スポーツ、エンターテインメントの舞台を子どもたちが“ジャック”するイベントを開催します。世界のリーダーが取り組む必要があると感じることについて、そして世界の何百万人もの将来に対して明るい希望が持てない子どもたちのために声をあげるとともに、世界の著名人や指導者たちも子どもたちをサポートします。

 

■世界中で行われる世界子どもの日イベント

 

11月18日(土)

  • All Blacksのスター選手、Ryan Crotty、Kane Hames とJeffery Toomaga-Allen がチームを組んで、子どもたちにラグビーの技術や試合の動き方を教える特別教室を開催します。
  • 俳優であり慈善事業を行っているデボラ=リー・ファーネスとヒュー・ジャックマン夫妻が、世界100カ国以上のスポーツジムで展開される大規模なMove the Worldの募金活動Workout for Waterを支援します。スポーツジムのインストラクターや会員は、世界の最も貧しい国々の子どもたちやその家族に安全な水、保健ケアや食料を提供する支援に参加できます。

*詳細はこちらからご覧いただけます。

 

11月20日(月)

  • ニューヨークでは、150人の子どもたちが、国連ニューヨーク本部を”ジャック”します。シンガーソングライターのChloe x Halleが「世界子どもの日」のために特別に制作した楽曲を発表。他にも、映画「ローガン」出演女優のダフネ・キーンと映画「トランスフォーマー /最後の騎士王」出演女優のイザベラ・モナー、映画「Wonderstruck」出演俳優の Jaden Michaelが参加します。
  • ジュネーブでは、国際連合ジュネーブ事務局を、約200人の子どもと若者が“ジャック”します。フランスの音楽グループでユニセフ親善大使のKids Unitedが、シンガーソングライターで女優P!nkのヒット曲 “What about us” を演奏します。
  • ユニセフ親善大使のデイビッド・ベッカムが、未来の子どもたちのためにどんな変化が見たいか、おとなたちにどんなルールを課すかなどを、5人の子どもたちに質問したショートフィルムを発表します。
  • スペインでは、サッカー選手でユニセフ親善大使のリオネル・メッシが所属するFC Barcelonaのサッカー場を、9歳から10歳の24人の子どもたちが “ジャック”します。
  • インドでは、13歳から18歳の障害のある子どもアスリートたちがクリケット・フィールドを“ジャック”し、伝説的なクリケット選手でユニセフ親善大使のSachin Tendulkar、ユニセフ事務局次長のジャスティン・フォーサイスとともにクリケットの試合をします。
  • コペンハーゲン(デンマーク)では、世界最大の人道支援物資の保管倉庫の仕事を子どもたちが “ジャック”し、韓国人の俳優でユニセフ大使のアン・ソンギが子どもたちをサポートします。
  • アクラ(ガーナ)では、Africa Dialoguesというイベントの中で、アフリカの8カ国から集まった10人の子どもたちが、彼らが望むアフリカについて話します。イベントの様子は、ストリーミング放送されます。

 

日本では、

  • 日本ユニセフ協会のホームページが、20日から21日朝までの期間限定で、トップページが子どもたちにジャックされます。
  • 11月20日の「世界子どもの日」に合わせ、特設ページを開設します。
  • ユニセフは11月20日、日本を含めた世界14カ国の子ども(9歳~18歳)を対象に行った意識調査結果を発表します。紛争や災害など世界で今起きている問題に関すること、自国や世界のリーダーに変えてほしいこと等を尋ねたオンライン調査には、1000人の日本の子どもたちも回答しました。日本の子どもたちの回答結果はこちらからご覧いただけます。

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