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日本ユニセフ協会
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南スーダン・マラカル武力衝突
避難民を襲うさらなる暴力
再び家を失う子どもや女性も

【2016年2月22日  ジュバ(南スーダン)発】

ユニセフ(国連児童基金)は、今週マラカルの文民保護区内で発生した武力衝突を受け、子どもたちへの支援を行っています。少なくとも18人が殺害され、子どもたちも、負傷や心に傷を負い、親とはぐれたりしています。

子どもたちや家族に支援を実施

避難施設が全焼し、マラカルの文民保護区内の道路に避難する子どもたちや家族。

© UNICEF/2016

避難施設が全焼し、マラカルの文民保護区内の道路に避難する子どもたちや家族。

ユニセフはパートナー団体と共に移動診療所用のテントや保健資材の提供、非常用トイレの設置、離れ離れになった親子を再会させるための支援窓口の設置などを行いました。

木曜日以降、支援窓口では保護者を伴わない子ども58人が登録されましたが、そのうち55人は既に家族と再会することができました。ユニセフは、登録された日中に親が見つからなかった子どもたちのために、仮設の夜間保護施設を提供しています。また、栄養不良の子どもたちの治療ケアのための栄養治療食も提供しています。

避難民を襲うさらなる暴力

「避難している人々の大半は、この紛争の苦難に耐え忍び続けている中で、今再び、恐ろしい暴力や心的外傷、自宅からの避難に直面している女性や子どもたちです」とユニセフ南スーダン事務所のジョナサン・ヴェイチ代表は話します。「これらの子どもたちには、今後数週間から数カ月にわたり、心理社会的支援や家族の捜索・再会支援など、重要な子どもの保護サービスが必要になるでしょう」

ユニセフは、何もかもを失って野宿をしている女性や子どもたちのために、ビニールシートや毛布などの追加の緊急支援物資が、現在特に必要とされていると指摘しています。そして、すべての紛争当事者に対し、子どもたちをこうした被害から守る義務があることを訴え続けます。

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