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日本ユニセフ協会
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フランス、カレー難民キャンプ
撤去の混乱で危険に晒される子どもたち
早急な子どもたちの保護を
英仏のユニセフ協会が声明

【2016年10月27日  フランス/英国発】

ユニセフ(国連児童基金)は、フランス北部カレーの難民キャンプに残る子どもたちの早急な保護を求めています。フランス、英国の両ユニセフ協会は、以下の声明を発表しました。

 

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英仏ユニセフ協会声明

フランス北部の港町カレーにある「ジャングル」と呼ばれる難民キャンプ。今年3月1日に、「ジャングル」南部の一部が解体・撤去された。(2016年3月撮影)。

© UNICEF/UN021490/Geai

フランス北部の港町カレーにある「ジャングル」と呼ばれる難民キャンプ。今年3月1日に、「ジャングル」南部の一部が解体・撤去された。(2016年3月撮影)。

ユニセフは、昨夜、難民キャンプから火の手が上がる中、多くの子どもたちが屋外の寒い中で眠らなければいけなかったことに、深く心を痛めています。また、何人かの子どもがリストバンドを持っていないために警察に連れて行かれた、というカレーにいるボランティアからの報告には驚きを隠せません。

英国、フランス両政府はこの撤去作業の最中、子どもたちの安全を約束していました。しかしながら現在、カレーにいる一部の子どもの状況は、今まで以上に危険なものとなっています。

昨日は、何時間も列に並びながらも、多くの子どもたちは登録時間の終了までに登録を済ますことができず、当局が発行するリストバンドを手に入れることができませんでした。このような状況がまさしく子どもたちを人身売買や密入国業者に関わってしまう危険にさらし、食べ物も住まいも、なんの支援もない危険な状況に子どもたちを置きます。

今後、関係当局は、子どもたちの保護と一人ひとりにとっての最善の利益を保証しなければなりません。

彼らに安全な場所を提供するために大きな前進がなされたにも関わらず、いま子どもたちが見過ごされるようなことはあってはなりません。

 

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参考情報:現地の最新状況

  •  10月27日現在、最大300人にのぼるおとなの同伴者のいない子どもたちが、受け入れ施設に登録を試みた後カレー難民キャンプに戻された、とカレーにいるNGO団体とメディア各社は報告しています。キャンプで進行中の撤去と火事の発生にもかかわらず、彼らは屋外での就寝を余儀なくされました。現地にいるパートナー団体によると、キャンプの半分近くが火事で焼失しており、現在も火の手は上がっています。

 

  •  カレーからの画像や映像報告、目撃情報は多くのおとなや子どもたちが未だ難民キャンプにいることを示しており、キャンプの立ち退きが完了している、というフランス当局の公式な声明は事実と異なります。フランス当局は、キャンプにまだいるすべての子どもたち、特に同伴者がいないもしくは離ればなれになってしまった子どもたちを暴力、怪我、人身売買や搾取などの危険から保護する責任があります。

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