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日本ユニセフ協会
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メキシコ地震
700万人の子どもが
最も被害の大きかった地域で暮らす ユニセフ、子どものニーズを優先した再建を要請

【2017年9月28日  メキシコシティ(メキシコ)発】

9月7日と19日の2度にわたる巨大地震後の再建への取り組みにおいて、子どもたちが公的・民間投資の中心に据えられるべきだと、ユニセフ(国連児童基金)は本日要請しました。子どもの支援を担うユニセフは、子どもの保護、身体的・精神的健康、教育や(家族の)滞在場所の確保において、被災した子どもたちへの投資を強く求めました。

最も被害の大きい地域に暮らす子どもたち

(Left) Iker, 9, and his sister Yeimire, 6, stand outside their home which was destroyed in an earthquake in San Andrés Hueyapan, Tetela del Volcán municipality, Morelos, Mexico, Thursday 21 September 2017. Neither Iker or Yeimire is attending school at the moment, because the building was destroyed in the earthquake. As of 23 September 2017, nearly 5,100 schools have been damaged or destroyed in Mexico following two powerful earthquakes that struck less than two weeks apart, threatening access to education for thousands of children.  Some seven million children live in areas affected by the earthquakes on September 8 and September 19.   “We are deeply concerned by the substantial damage sustained by schools in the hardest hit communities and the impact this could have for children,” said Christian Skoog, UNICEF Representative in Mexico.  “It is essential that we find urgent solutions to get them back in the classroom as quickly as possible, both to secure their futures and to help restore a sense of normalcy to their lives following these traumatic experiences.”   UNICEF is working with its partners in areas affected by the earthquakes to establish temporary schools, promote school safety guidelines, train teachers in psychosocial support, and distribute education supplies and early childhood development kits to teachers and caregivers.

© UNICEF/UN0125939/Solís

地震で壊れた家の前に立つ兄弟(モレロス州)。(2017年9月21日撮影)

「家や学校をなくし最も弱い立場に置かれている子どもを含む、700万人の子どもたちが、地震による被害が最も大きかったチアパス州、メキシコシティ、モレロス州、オアハカ州およびプエブラ州に住んでいます。国の予算の議論は、この子どもたちへの支援を中心に進められなければなりません」とユニセフ・メキシコ事務所代表のクリスチャン・スクーグ(Christian Skoog)は述べました。

「緊急事態の下では、栄養、保健、衛生、教育へのアクセスや心理社会的サポートにおいて子どもや若者には特別な支援が必要であり、それは即時且つ長期的に行われなければなりません。もしこの緊急の優先事項がなおざりにされれば、被災した子どもや社会全体に深刻な結果をもたらすことになります」とスクーグは強調しました。

「メキシコは、再建費用を予算に盛り込むうえで課題に直面しています。ユニセフは、メキシコに対し、子どもや若者のニーズを慎重に考慮し、体系的に進めるよう要請しています。子どもや若者の福祉は、被災家族への支援における優先事項を決めるうえで考慮すべき重要な事柄です。例えば、子どものいる家庭や母子家庭は特別な配慮とサポートを受けなければなりません」とスクーグは述べました。

子どものニーズを優先した再建を要請

家族でシェルターに滞在し、「また地震がくるのが怖い」と話す女の子(モレロス州)。(2017年9月28日撮影)

© UNICEF/UN0126256/Zehbrauskas

家族でシェルターに滞在し、「また地震がくるのが怖い」と話す女の子(モレロス州)。(2017年9月28日撮影)

メキシコは子どもの権利条約(「児童の権利に関する条約」)を批准しており、子どもや若者の権利を守るための法律(General Legislation on the Rights of Girls, Boys and Adolescents)を制定しています。このように、メキシコは彼らの権利を保障するために必要な法的・財政的措置を国として行っています。

これには、経済開発と社会政策、また連邦・州レベルでの緊急時、通常時双方の予算配分における義務が含まれます。さらに、メキシコの憲法には、子どもに影響を与える全ての政府決定は、いかなる状況でも子どもの最善の利益を守らなければならないと規定されています。

今回の地震によって被災した地域の再建予算を決める際には、保健、教育、(家族の)仮設住居において子どもの権利を十分に尊重しなければならず、暴力、虐待や搾取から保護されるといったその他の基本的権利も見過ごされてはなりません。

被災後、国が経済的成長や社会福祉における長期的な目標達成を目指す中で、子どもに対する投資の調整だけでなく、その拡大を優先させることが不可欠です。

 

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自然災害の影響を受ける子どもたちに、緊急・復興支援活動を行うユニセフの活動を支えるため、日本ユニセフ協会は『自然災害緊急募金』を受け付けています。

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