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日本ユニセフ協会
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ナイジェリアの栄養改善のためのパートナーシップ
ユニセフ、DSM、Sight and Life
世界に適用可能な栄養改善のためのモデル開発 微量栄養素の補給に関する啓発活動も展開

【2017年10月30日  ニューヨーク発】

本日、ユニセフ(国際連合児童基金)、健康・栄養分野で活躍するグローバル・サイエンスカンパニーのRoyal DSM(DSM)、およびスイスに本社を置く人道的な栄養を専門にしたシンクタンクSight and Lifeは、ナイジェリアの危機下にある子どもと母親により良い栄養を届けるためのパートナーシップを結んだことを発表しました。パートナー3団体は、微量栄養素の補給に関する啓発活動も世界的規模で展開していきます。

飢餓のない世界実現のために

Mothers sit with their malnourished children as they wait to be seen by medical personnel at the Dalaram Clinic in Maiduguri, Borno State, Nigeria, Thursday 27 July 2017. The prolonged humanitarian crisis in Nigeria’s northeast has had a devastating impact on food security and nutrition, with 5.2 million people currently in need of food assistance in the three most affected states and 450,000 children under five in need of nutrition  support. This has been compounded by the lean season, which runs from July to September. Between January and July 2017, a total of 66,607 children aged 6-59 months suffering from severe acute malnutrition (SAM) were admitted into the outpatient therapeutic program (OTP) through 332 facilities supported by UNICEF across Borno, Yobe and Adamawa states. UNICEF continues to scale up delivery and quality of the humanitarian response to affected populations in coordination with the Government, other United Nations agencies, and non-governmental organizations (NGOs).

© UNICEF/UN0119097/Sokhin

栄養不良の子どもを診てもらうため、クリニックに並ぶ母親たち。(マイドゥグリ)2017年7月撮影

持続可能な開発目標のターゲットである飢餓の撲滅とすべての人々の栄養改善の実現に向けて、パートナーシップは、子どもの生涯において最も重要な受胎から生後2歳までの最初の1,000日間の母親と子どもの栄養を支援することに重点をおきます。この時期に摂取される良い栄養は、子どもの身体的、認知的発達を支える重要な役割を果たし、その効果は生涯続きます。

ナイジェリアでは、健康な成長と発達に必要な最低レベルを満たした食事を与えられている子どもは20%未満で、5歳未満児の40%近くは栄養不良による発育阻害の状態にあります。

「良い栄養をとれることは、人としての権利です。DSMは、ナイジェリアとアフリカ全土の特に弱い立場にある女性や子どもたちの栄養改善のために、再度ユニセフとSight and Lifeとパートナーシップを組めることを誇りに思います。飢餓のない世界、そしてすべての人が自分の能力を発揮できる世界の実現のために、重要な一歩です」とDSMのCEO兼運営理事長のFeike Sijbesmaは述べました。

DSMは必須ビタミン、栄養素、栄養強化方法を提供すると同時に、ユニセフおよびSight and Lifeと共に、調査、プログラム、世界展開を補完するための専門性を提供します。

「栄養は、子どもたちの健康と未来、そして彼らが暮らす社会の長期的に強化するために、私たちができる最も効果的かつ費用対効果の高い投資です」とユニセフ事務局長のアンソニー・レークは述べました。「すべての子どもは健康で強く成長する権利を持っています。今回のDSM社とSight and Lifeとのパートナーシップは、ナイジェリアの子どもたちにその権利を実現する手助けをします」

世界に適用可能な栄養改善のためのモデル開発

すぐに食べられる栄養治療食(RUTF)を食べる男の子。(マイドゥグリ)2017年7月撮影

© UNICEF/UN0119089/Sokhin

すぐに食べられる栄養治療食(RUTF)を食べる男の子。(マイドゥグリ)2017年7月撮影

パートナー団体は協力して、栄養不良が重大な課題となっている国々で同様の活動を起こせることを目標に置きながら、ナイジェリアの食料と栄養の質を改善するための測定可能なモデルを開発しイノベーションを促進させます。パートナー団体はまた、微量栄養素の補給のための最善の方法について啓発活動を世界規模で展開していきます。

この新しいパートナーシップは、2013年から2015年にユニセフとDSMが共同でマダガスカルとナイジェリアにおいて支援した微量栄養素パウダー・プログラム(MNP)を基盤に発展させるものです。共同して実施したナイジェリアでのMNPのパイロットプログラムを通して、すでにナイジェリアの約40万人の子どもたちの栄養状況が改善されました。

「私たちは、私たちが持つ実施に向けての問題解決と社会と行動に変化を促すコミュニケーションの専門性を活かして、ナイジェリアの一大栄養プログラムに効果的に貢献していきます」とSight and Lifeの代表Klaus Kraemerは述べました。


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