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日本ユニセフ協会
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日本ユニセフ協会からのお知らせ

ユニセフ・インターン座談会
後輩に伝えたい思いを語り合いました

【2018年6月29日  東京発】

日本ユニセフ協会とUNICEF東京事務所は、ユニセフの活動や国際協力に興味を持ち、将来、子どもの分野で国際協力に携わることを目指す方々などに、インターンとして様々な業務に関わっていただく機会を提供しています。こうした経験を経て、国際協力の分野で活躍されている方々も少なくありません。

 先月、日本ユニセフ協会とUNICEF東京事務所でインターン・プログラムに参加している4名が、より多くの学生のみなさんにもユニセフでのインターンに興味を持ってもらいたいとの思いから、ユニセフハウスに集まり、それぞれがインターンに参加した理由やきっかけ、将来の夢などを自由に語り合ってくれました。

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©日本ユニセフ協会/2018

(写真左から)渡会慧さん、川合菜月さん、笠原はんなさん、伊藤香凜さん。

 

参加者

 日本ユニセフ協会インターン

  • 川合 菜月 ・ 同志社女子大学 生活科学部食物栄養科学科食物科学専攻卒

インターン期間:2018年3月~6月 広報室にて、主にSNSの記事作成、ユニセフハウスの展示物制作に関わるサポート業務を担当

  • 伊藤 香凜 ・慶応義塾大学在学中

インターン期間:2017年10月~現在  広報室にて、主に新聞の記事作成に関わるサポート業務を担当

 

UNICEF東京事務所インターン

  • 渡会 慧 ・ 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 国際協力学専攻卒

インターン期間:2018年3月~5月 UNICEF東京事務所にて公的資金調達を担当

  • 笠原 はんな ・ ニューヨーク州立大学ニューパルツ校卒 国際関係学専攻/アメリカン大学国際平和・紛争解決学修士

インターン期間:2018年4月~現在 UNICEF東京事務所にてコミュニケーション・アドボカシーを担当

 


Q1.ユニセフのインターンシップ参加のきっかけは何ですか?

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©日本ユニセフ協会/2018

川合: 私は子どもの栄養課題に興味があり、大学時代は給食・食育を専門的に勉強していました。在学中に休学してセネガルの保健センターで栄養指導を行っていたんですが、栄養だけではなく格差や貧困、権利の剥奪など子どもたちがたくさんの問題を抱えていることを実感し、子どもの支援について総合的に学びたいと思ったことがきっかけです。

渡会: 僕は大学時代にフィリピンのスタディーツアーでスラムの人と交流したことをきっかけにフィリピンに留学し、卒業後は青年海外協力隊でマレーシアに行きました。これまでボランティアとして途上国の前線を見てきたので、今度は、現場の活動を支えるバックオフィスの業務について知りたいと思い、応募しました。今秋からは日本国政府代表部としてパリの国連機関で働くため、それまでの期間、日本と途上国の関係を学べたらと思っています。

笠原: 私は子どもたちのことが好きで、自身が子どもの頃は小児科医になりたかったほどです。アメリカの大学に通っていた時、国連でインターンをする機会があったのですが、どの国の人でも、さまざま違いを超えて「子どもって絶対大事だよね」という共通認識があることが、すごいことだと実感しました。また、その時に出会ったユニセフの職員がパッションを持って働いている姿にも感動し、ここで働きたいと思ったことがきっかけです。

伊藤: 私は大学でSDGsに関わるゼミに所属していることもあり、国連のSDGsに対する取り組みを知りたい、現場で働きたいと思って応募しました。以前、カンボジアで小学校などを訪れたとき、「自分も何か力になりたい」と感じたことや、現在も子ども塾でアルバイトをしていて、常に自分の人生の中に「子ども」がキーワードになっていると感じています。また、今も大学在学中のため、学業と両立できることも踏まえてここを選びました。

Q2.今携わっている仕事内容とそのやりがいを教えてください。

伊藤: 私は日本ユニセフ協会の広報室で、新聞に連載する記事の作成を行っています。子どもたちの暮らしなどを紹介する「世界の子どもたち」という記事を寄稿していて、都内や地方の新聞紙に載せてもらっています。私たちの活動が様々な場所で形になっているので、とてもやりがいを感じています。

川合: 私も同じく広報室で、展示物制作やSNSを使った広報業務などに携わっています。ユニセフの活動を紹介する展示をユニセフハウスや様々な団体の企画展等で実施しているため、それの制作や宣伝を行ったり、毎週Facebookで子どもたちの笑顔を紹介する「今週の笑顔」の記事を書いたりしています。

渡会: 僕はUNICEF東京事務所で公的資金調達を担当しています。UNICEFの活動に対する日本政府からの資金協力に関することや、そうした資金をどのようなプロジェクトに活用するのかなどについて、職員の方と共に考えています。

笠原: 私は同じくUNICEF東京事務所で、アドボカシー・コミュニケーションを担当しています。日本政府の協力により、どのようなプロジェクトが実施されているかを紹介する動画の作成や、ユニセフの事業を説明する資料作り、さらには現地から届くストーリーの翻訳作業などを行っています。また、国会議員の先生方を対象にした事業報告会の運営に関わるなど、ユニセフをサポートしてくれるユニセフ議員連盟(超党派)の先生方とのパートナーシップ強化に向けた業務の補佐もしています。

渡会: UNICEF東京事務所は全部で10人ほどの、アットホームで温かい雰囲気ですね。

笠原: 様々な国にあるユニセフ現地事務所で働いていた人がいるので、貴重な話を聞くことができ、同じ空間にいれることに感謝しています。

川合: 実際にそこで働いていた人の話とか聞くと、一気にその国が身近に感じられますよね。

伊藤: 何気なく会話をしていても、すごい経験談が節々に出てきます。後からその方のインタビュー記事とか読んで、「すごい人と働いているんだ!」ってなります。

笠原: そういう方々が期待してくれて応援してくれるのはとても嬉しいですよね。

渡会: 仕事の量や内容についてもいつも気にかけてくださって、とてもいい環境で仕事ができていると感じます。

Q3.入る前と比べて、ユニセフのイメージはどう変わりましたか?

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©日本ユニセフ協会/2018

伊藤: 私は入る前、国連関係ということもあってとても緊張していました。しかし、実際はとてもフレンドリーでなんでも優しく教えていただき、大学生からこんな貴重な経験をさせてもらえる環境に感謝しています。

川合: 私はこれまで就業経験がなく、国内インターンも初めてだったので、「国連関係で働くってどんな感じなのだろう」「ちゃんとやっていけるかな」と不安に思っている部分もありましたが、特に広報室は女性の職員さんも多く、充実して働いている様子を間近で見ることができました。これから社会に出て働く身として、とても勉強になりました。

笠原: 私もUNICEFの労働に対する倫理観はとてもいいと思います。ある職員の方が、現地事務所で働いていた際、忙しい時期に遅くまで働いていたら、ボスが電気を消して「子どもたちのために働いている組織なのだから、家に帰ってあなたの子どもの世話をしてあげて」と言われたそうなんです。その話を聞いて、UNICEFが好きになりましたね。

Q4.今後の夢や目標を教えてください。

渡会: 僕は結構国連などは穿って見るタイプだったのですが、実際入ってみるととてもいい組織ですごいと思いました。開発や資金援助を切り口に、将来はどこかのタイミングに国際機関で働くのもいいなと思うようになりましたね。

川合: 私は食を切り口として、給食をきっかけに途上国の子どもたちが学校に通う仕組みを作りたいです。今はまだ自由に好きなことができる年代なので、積極的に現場に出て働き、将来先進国のオフィスで働くようになった時も、その時に出会った子どもたちの声を忘れないようにしたいです。国連って世界各地を飛び回るイメージがあり、これまで仕事と家庭の両立が想像できなかったのですが、このインターンを通じ、家庭を大切にしながら働く人々を知ることができて、この道に進んでいきたいという思いがより強くなりました。

伊藤: 私は、ここで働いて世界がとても近く感じられるようになり、また職員の方と話す中で自分が知らないことの多さも改めて実感しました。今後はいろんな国に行って知識や経験を増やしていき、最終的に何かしらの形で国際機関に貢献していきたいです。

笠原: 私は秋から大学院に進学するので、まずは無事にそこを卒業して、学んだことを活かしながらできることをやっていきたいです。こうやってインターンなどで社会に出るほど、自分が知らないことの多さに私も気づき、もっと勉強してできれば博士まで取りたいとも思っています。将来的には、子どもや女性の保護やエンパワーメントに携わり、ミレニアム世代の中でテクノロジーなどを駆使しながら新しい風を吹き込んでいきたいですね。

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©日本ユニセフ協会/2018

文まとめ:川合菜月

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座談会後記(川合):座談会は日本ユニセフ協会の会議室で、和気あいあいとした雰囲気で進められました。初対面の方同士もいたにもかかわらず、話が盛り上がって予定の時間から大幅に伸びてしまうという一面も。これから進む道は異なりますが、ユニセフでの経験を心に刻み、世界のどこかで再会できることを楽しみにしています。

 


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