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日本ユニセフ協会
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日本のユニセフ募金
2019年、米国政府拠出金を抜き世界第一位に 新型コロナウイルス対策へも素早く反応
日本ユニセフ協会 2019年度決算発表

【2020年4月10日  東京発】

公益財団法人日本ユニセフ協会(東京都港区/会長:赤松良子)は、2019年度(2019年1月~12月)の決算報告を公式ホームページで公開しました。

2019年、米国政府拠出金を抜き世界第一位に

2019年度に世界で展開されるユニセフ(国連児童基金)の活動資金として、日本ユニセフ協会から、同本部(ニューヨーク)に拠出した金額は170億円に達し、30年以上続く世界トップレベル(上位10位内。2005年を除く1995年以降は上位2位内)の貢献を維持しています。さらに、支援先の国や地域、分野を限定しない「通常予算(一般財源)」*への拠出は、前出の総拠出額の82%にあたる13,945,313,466円で、同予算への拠出額で長年世界第1位を占めてきた米国政府を凌ぐ規模となりました(ユニセフ本部民間支援調整局調べ)。

ユニセフ本部は、「ユニセフの活動は、各国政府からの任意の拠出金と、世界33の先進国・地域にあるユニセフ協会や150を超える現地事務所に寄せられる個人・企業・団体などからの民間募金に支えられています。そのなかでも、あらゆる国や地域、そして支援内容に、その必要性に合わせて生かすことが出来る『通常予算』は、ユニセフにとって、いわば『Life Blood(欠くことのできないもの)』です。この予算を大きく支えているのが、日本の民間支援です」(ユニセフ本部民間支援調整局担当官)と当協会を通じた日本の皆さまのご支援を高く評価しています。

 

【日本ユニセフ協会専務理事 早水研のメッセージ】

「日本のユニセフ募金は、他国に比べて個人のみなさまからのご寄付の割合が高いこと、また継続的なご支援が多いことが特徴です。日本国内では、昨年も、目を覆いたくなるような児童虐待や子どもの貧困、度重なる自然災害など決して心安らかな状況ではございませんでした。にも関わらず、日本の多くのみなさまが、引き続き、世界の最も脆弱な立場に置かれている子どもたちの問題に大きな関心とご支援を寄せてくださいました。先に発表された新型コロナウイルス感染危機に対する史上最大規模となるユニセフの緊急要請にも、日本の企業や個人の方々から、早速好意的なご支援をお寄せていただいております。世界190の国と地域で活動するユニセフの仲間たちとともに、日本のみなさまに、心より御礼を申し上げます。」

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日本ユニセフ協会は、ユニセフ本部や世界各地の現地事務所と連携し、日本国内においてユニセフや子どもの問題への理解や支援を広げる募金活動や広報活動、国際理解教育や人材育成を促進する教育・啓発活動、日本の子どもの権利課題の解決に向けたアドボカシー活動などもおこなっています。決算報告の詳細と2019年度の主な活動は、こちらよりご覧いただけます。

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■ ユニセフの予算について

ユニセフの予算は、大きく、支援先の国や地域、分野を限定しない「通常予算(Regular Resources)」と、緊急・人道支援を含む国や地域、プロジェクトを指定する「その他の予算(Other Resources)」に分かれます。2019年にユニセフが世界各国の政府と民間部門から受領した通常予算への資金支援は総額約13億米ドル。その55%を占める6億5,100万米ドルは、日本ユニセフ協会を含む先進各国のユニセフ協会等を通じて寄せられた民間部門からの資金です。

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