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日本ユニセフ協会
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イエメン
COVID-19検査キットが到着 ユニセフ、症例数の急激な増加に対応

【2020年6月18日  アデン/サヌア(イエメン)発】

イエメンにおいて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例数が急激に増加していることを受けて、ユニセフ(国連児童基金)のチャーター機で輸送した検査キット1万個が本日、サヌアに到着しました。これはCOVID-19の検査を拡大するためのもので、数日後にも続けて検査キット8,000個がアデンに到着する予定です。

COVID-19検査キットが到着

アデンに到着した医療従事者のための個人防護具(PPE)を含む支援物資。(2020年6月6日撮影)

© UNICEF/UNI336453/Fahdl

アデンに到着した医療従事者のための個人防護具(PPE)を含む支援物資。(2020年6月6日撮影)

「この検査キットにより、全国の広範囲でCOVID-19の検査が可能になり、感染が確認された症例を適時管理し命を守ることができます」ユニセフ・ イエメン事務所代表のサラ・ベイソロー・ニャンティは述べました。「ユニセフは、イエメンにおける対応を支援し、パンデミックから子どもとそのコミュニティを守るために、重要な物資調達を続けます」

4月10日にイエメンで最初の症例が確認されて以来、ユニセフは3万3,000枚を超えるN95マスク、3万3,000個のフェイスシールド、そして1万8,000枚のガウンを輸送しました。これらの重要な個人用防護具(PPE)は3カ月の間、第一線で働く医療従事者400人をサポートしますが、これはイエメンでユニセフが必要とするCOVID-19関連物資の5パーセントに過ぎません。

COVID-19はイエメンの人々にとって新たな課題です。一般的に低い免疫力、子どもの重度の栄養不良、予防接種など基本的サービスへの定期的なアクセスの欠如、そして紛争のために半分の施設しか稼働していない荒廃した医療システムによって、子どもとその家族に及ぶ危険はさらに高まります。

症例数の急激な増加に対応

サヌアの病院で栄養不良と皮膚病の治療を受ける生後6カ月のディアラちゃん。(2020年2月5日撮影)

© UNICEF/UNI312506/Alghabri

サヌアの病院で栄養不良と皮膚病の治療を受ける生後6カ月のディアラちゃん。(2020年2月5日撮影)

イエメンにおけるユニセフのCOVID-19対応は、依然として深刻な資金不足に陥っています。ユニセフがCOVID-19に対応する資金として国際社会に要請した5,300万米ドルのうち、今日までに調達できたのはわずか10パーセントです。

さらに4,800万米ドルの資金が直ちに得られなければ、ユニセフは以下のパンデミックへの対応を続けることができません:

  • 第一線で働く医療従事者3万人に個人用防護具を提供し、運営や研修などのサポートを行う
  • 患者の安全なスクリーニング検査を実施し、医療施設4,000カ所でのサービスを継続する
  • 隔離センターと検疫施設で90万人の人々に安全な水と衛生サービスを提供する
  • 需要のある酸素濃縮器を調達し酸素療法の能力を向上させる

「長年にわたる寛大なご支援によって、何百万人もの子どもたちの命が守られてきました。 しかしCOVID-19のため、かつてないほどの支援を必要としています。それによって、COVID-19に対応できるだけでなく、世界最大の人道危機の影響を受ける子どもたちのために、ユニセフの重要な活動を継続できるようになるのです」(ニャンティ)


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