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日本ユニセフ協会
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コンゴ民主共和国
東部のエボラ出血熱が終息 北西部で新たな流行も

【2020年6月25日  キンシャサ発】

ユニセフ(国連児童基金)は本日、コンゴ民主共和国政府による東部での23カ月にわたる長いエボラ出血熱流行の終息宣言を歓迎した一方で、北西部に位置する赤道州での新たな流行への対応を強化し続けなければならないと警鐘を鳴らしました。

東部のエボラ出血熱が終息

35日間におよぶエボラ出血熱の治療を終え、ブテンボのエボラ治療センターの前で家族に抱きしめられる6歳のネリーくん。(2019年10月撮影)

© UNICEF/UNI226187/Bindra

35日間におよぶエボラ出血熱の治療を終え、ブテンボのエボラ治療センターの前で家族に抱きしめられる6歳のネリーくん。(2019年10月撮影)

東部でのエボラ出血熱の流行は2018年8月に始まり、西アフリカでの2014〜16年の発生に続き世界で2番目に深刻で、紛争下の地域で初めて発生しました。3,470人が感染し、2,287人が死亡しました。以前の流行では約20パーセントだった子どもの割合は、全症例の約28パーセントを占めました。

東部での流行において、ユニセフは不可欠な水と衛生サービスを備えた3,812の保健センターを支援し、1万6,000人以上の子どもたちに心理社会的サポートを提供し、全国3,700万人以上の人々に感染症から身を守るための情報を伝えました。

「東部の取り組みでは、コミュニティ、宗教指導者、ジャーナリスト、ラジオ局、市民社会組織との戦略的なパートナーシップ、そして寛大な資金援助が、流行を抑える助けとなりました」とコンゴ民主共和国事務所代表のエドゥアルド・ベイグベデルは述べました。「この貴重な教訓を、赤道州での新たな流行への取り組みや、同時に進行中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックへの対応に活かすことができます」

北西部で新たな流行も

北キブ州・ゴマ郊外の村にある小学校で、エボラ出血熱の啓発イベントに参加する8歳のリアーナさん。(2019年9月撮影)

© UNICEF/UN0341052/Waterton

北キブ州・ゴマ郊外の村にある小学校で、エボラ出血熱の啓発イベントに参加する8歳のリアーナさん。(2019年9月撮影)

エボラ出血熱は6月1日に赤道州で再流行し、これまでに24人が感染、13人が死亡しました。DNA解析によって、今回の流行は東部または2018年の赤道州での流行とは関連がないことが示されました。過去の経験を活かし、ユニセフは水と衛生の物資供給を迅速に配備し、エボラ出血熱の症状、予防、治療に関する重要な情報を発信し、誤情報に対処するために地方自治体や市民社会組織と協力して取り組んできました。また、子どもを含むエボラ出血熱患者とその家族に心理社会的サポートを提供しています。

「資金と人材を大規模に動員できなければ、東部での流行は終息できなかったでしょう」とベイグベデルは述べました。「コンゴ民主共和国ではCOVID-19への感染者が6,000人以上確認されているため、ひっ迫する医療システムへのご支援をいただきながら、感染症と闘い、子どもとその家族への影響を抑えていくことがこれまで以上に重要です」


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