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日本ユニセフ協会
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ロヒンギャ難民キャンプ火災
家族の再会支援や心のケアを実施 ユニセフ事務局長声明

【2021年3月26日  ニューヨーク/ダッカ/コックスバザール発】

バングラデシュのコックスバザールにある難民キャンプで発生した火災に関し、ユニセフ(国連児童基金)事務局長ヘンリエッタ・フォアは以下の声明を発表しました。

* * *

50人以上の子どもが家族と離ればなれに

コックスバザールのバルカリ難民キャンプで起きた火災により、自宅や学習教材などの持ち物をすべて失った12歳のジュナイドくん。(2021年3月23日撮影)

© UNICEF/UN0431934/Saeed

コックスバザールのバルカリ難民キャンプで起きた火災により、自宅や学習教材などの持ち物をすべて失った12歳のジュナイドくん。(2021年3月23日撮影)

ユニセフは、バングラデシュのコックスバザールで発生した火災により死傷したロヒンギャ難民のご遺族と、この災害により避難している5万人の難民の方々(その半数は子ども)に、深い哀悼の意を表します。

3月22日、4つのキャンプで瞬く間に広がった火災は、3人の子どもを含む少なくとも11人の命を奪ったと見られています。50人以上の子どもたちが家族と離ればなれになったままで、300人が行方不明とされています。

消防隊員が最後の消火活動をおこなっている間、ユニセフのチームは現場で子どもたちや家族のニーズに対応しています。すでに140以上の学習センターが破壊され、給水設備や衛生設備も大きな被害を受けたことを報告しています。

家族の再会支援や心のケアを実施

キレイな水が入ったユニセフのボトルを受け取り、家族の帰りを待つモハマドくん。(2021年3月23日撮影)

© UNICEF/UN0431894/Mohsin

キレイな水が入ったユニセフのボトルを受け取り、家族の帰りを待つモハマドくん。(2021年3月23日撮影)

私たちの最も緊急な優先事項は、地方自治体と連携して、被災した子どもたちの安全を守り保護することです。ユニセフのコミュニティ・ボランティアは、離ればなれになった子どもたちを家族と再会させるために活動し、住居が破壊された家族の移転作業も支援しています。また、ユニセフは子どもにやさしい空間を設置し、何百人もの子どもたちに心理社会的支援を行っています。

また、ユニセフのパートナーは、緊急用の水と衛生物資や給水サービスをキャンプに届けています。さらに移動医療チームは、火傷や切り傷などの怪我をした人々に応急処置の支援を行っています。

今回の火災は、ロヒンギャ難民を襲ったもっとも新しい悲劇に過ぎません。72万5,000人の人々が、言葉にならないほどの恐怖を伴ってミャンマーからの脱出を余儀なくされてから、約4年が経過しました。

ユニセフは、国際社会に向けて、今回の避難者たちの当面のニーズと長期的なニーズに対し、資金的支援を強化するよう求めています。

ユニセフはまた、ロヒンギャの子どもたちとその家族が社会の一員として、故郷ミャンマーの隣人たちと平和で調和のとれた生活を送れるような長期的な解決策をとるよう、すべての関係者と政府に改めて要請します。


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