メニューをスキップ
日本ユニセフ協会
HOME > ニュースバックナンバー2016年 >

ハリケーン「マシュー」
ハイチ の子ども400万人以上が被災する可能性
ユニセフ、命を守るための支援物資を配布へ

【2016年10月4日  ニューヨーク/ポルトープランス(ハイチ)発】

カテゴリー4のハリケーン「マシュー」が貧困にあえぐカリブ海の島に上陸したことによって、400万人以上の子どもたちがハリケーン被害の影響を受ける可能性があると、ユニセフ(国連児童基金)は、警鐘を鳴らしています。

感染症の脅威に晒される子どもたち

ハリケーン「マシュー」の接近に備えて教会に避難した兄弟。(ポルトープランス 2016年10月3日撮影)

© UNICEF/UN034437/Khodabande

ハリケーン「マシュー」の接近に備えて教会に避難した兄弟。(ポルトープランス 2016年10月3日撮影)

「このハリケーンは、過去数十年でハイチが経験した中でも最もひどく、被害が甚大なものになることは疑いの余地もないでしょう」と、ユニセフ・ハイチ事務所代表のマーク・ヴィンセントは述べました。「このような状況では、水を媒介して広がる感染症が子どもたちにとって最初の脅威です。私たちの最優先事項は、子どもたちが十分な量の安全な水を得られるようにすることです」

ハイチでは、強風と集中豪雨によって、洪水や地滑りの危険性が高まっています。空港は閉鎖され、また多くの学校は避難民を受け入れる避難所となっているため、子どもたちは学校に行かずに自宅で待機することを求められています。

未だ復興途中にあるハイチ

ハリケーン・マシュー通過後に、橋の上から水量が増した川を見る人々。(ポルトープランス 2016年10月4日撮影)

© UNICEF/UN034482/Abassi, UN-MINUSTAH

ハリケーン・マシュー通過後に、橋の上から水量が増した川を見る人々。(ポルトープランス 2016年10月4日撮影)

ハイチは2010年に起きた大地震からの復興途中にあり、5万5,000人が未だに避難所で暮らしています。最大の被害が予想されている南の沿岸部は、国内で最も貧しく、最も人口の密集している地域のひとつです。

農村部で暮らす人々のうち、改善された衛生設備を利用できるのは5人に1人に満たず、国人口の4割が安全でない水源を利用しているハイチにおいて、ハリケーンはすでに危機的な状況をさらに悪化させると危惧されています。

今年すでに2万7,000件のコレラと思われる事例が報告されており、その3分の1が子どもたちであると推計されています。このような状況の中、水や衛生のインフラ設備に対する被害や、大規模な避難は、子どもたちや家族をより大きな危険にさらす可能性があります。

ユニセフは、ハイチ政府による人道支援をサポートしています。1万人分の救援物資はすでに準備が整っており、最も被害が甚大な地域の最も影響を受けている家族に配布する用意はできています。救援物資には、折りたたみ可能な貯水タンク、浄水用の塩素錠剤、衛生キット、蚊帳などが含まれています。


トップページへ先頭に戻る