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日本ユニセフ協会
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バングラデシュ
洪水被害、ロヒンギャ難民の流入 ユニセフ、子どもたちへの人道支援を拡大

【2017年8月31日  ダッカ(バングラデシュ)発】

ユニセフ(国連児童基金)はパートナー団体と協力し、洪水の影響を受けているバングラデシュ北部と中部地域に対する緊急支援の規模を拡大しています。ユニセフはまた、コックスバザール地区に最近流入してきたロヒンギャの子どもたちとその家族にも緊急支援を提供しています。洪水および避難生活による影響を最も受け、生きるために、また心と体に負った傷を癒すために支援を必要としているのは子どもたちです。

最も大きな被害を受けるのは子どもたち

泥道を歩くロヒンギャ難民の親子。(2017年6月撮影)

© UNICEF/UN068183/Noorani

泥道を歩くロヒンギャ難民の親子。(2017年6月撮影)

「いかなる緊急事態においても、それが洪水でも難民の流入であっても、最も大きな被害を受けるのは子どもたちで、暴力、虐待、慢性的な疾病、そして伝染病の拡大の危険が高いのです。ユニセフは、バングラデシュ政府と協力して、最も大きな被害を受けている子どもの教育、水と衛生、栄養、保健、子どもの保護の分野における人道支援の継続と強化に取り組んでいきます」とユニセフ・バングラデシュ事務所代表エドゥアルド・ベイグベデル(Edouard Beigbeder)は述べました。

ユニセフはバングラデシュ政府と協力して、洪水の影響を受ける150万人に、浄水剤、衛生キット、給水タンクおよび漂白剤等を提供しています。またユニセフは、水位が下がった際に教育を再開できるよう準備に取り組んでいます。

同時にユニセフは、コックスバザール地区で、ロヒンギャの子どもたちとその家族および彼らを受け入れている地域の支援ニーズに応える活動をしています。ユニセフは、すでにロヒンギャの子どもたちと若者のために「子どもにやさしい空間」を8カ所に設置し、子どもたちに心理社会的ケアと遊びの場を提供しています。

ユニセフは、仮設の居住地区や、支援が届きにくい難民の受入地域において、子どもたちの栄養状態の検査と、生後9カ月~59カ月の子どもを対象にはしか・風疹の予防接種を始めました。今では、1万5,200人以上が安全な飲料水を得ることができ、受入地域には9,700人が使用できる改善された衛生施設(トイレ)が設置されました。

ユニセフ、人道支援を拡大

ユニセフの教育センターで蝶のポーズをするロヒンギャ難民の女の子たち。(2017年6月撮影)

© UNICEF/UN068432/Noorani

ユニセフの教育センターで蝶のポーズをするロヒンギャ難民の女の子たち。(2017年6月撮影)

ロヒンギャ難民(その80%以上が子どもと女性)の最近の流入によって支援ニーズは高まっており、ユニセフはさらなる支援と既存の活動の強化をすすめています。新たに到着したロヒンギャの子どもたちに、遊びのための場所と心理社会的ケアを提供するため、移動式の子どもにやさしい空間を33カ所に設置し、研修を受けた教員と100個のレクリエーション・キットおよび緊急事態下の教育キットを配置しました。これまでに、新たに到着したロヒンギャの子ども226人に心理社会的ケアを提供しました。親と離ればなれになったり、親の同伴のない子どもたちに対しても、子どもにやさしい空間や地域訪問を通して身元の確認を行っています。また、衛生キットや浄水剤を配布する準備もできています。

洪水の影響を受けている、特に弱い立場にある33万人を対象とした人道支援計画が開始されていますが、この活動には480万米ドルが必要です。ロヒンギャの子どもたちとその家族の新たな流入により、2017年から2018年の間に必要な活動資金として、少なくとも500万米ドルを新たに増やす必要があります。

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危機下にあるロヒンギャ難民の子どもたちと家族に、人道支援活動を届けるユニセフの活動を支えるため、日本ユニセフ協会は『ロヒンギャ難民緊急募金』を受け付けています。みなさまのあたたかいご協力をお願いいたします。


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