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日本ユニセフ協会
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ユニセフとグローバル・チャイルド・フォーラム 企業が子どもたちに与える影響を測るツール
「子どもの人権とビジネス・アトラス」発表

【2018年4月11日  ストックホルム発】

本日ユニセフ(国連児童基金)とグローバル・チャイルド・フォーラム(Global Child Forum)は、企業が自社の慣行や方針が世界の子どもたちの生活に与えうる潜在的な影響を把握し、また機会を発掘することを可能にするデジタル・ツール「子どもの権利とビジネス・アトラス2018(2018 Children’s Rights and Business Atlas)」を発表しました。

企業が子どもたちに与える影響を測る

Twelve-year-old Waibai Buka (second left) teaches her friends how to use a computer tablet provided by UNICEF, at a school in Baigai, northern Cameroon, Tuesday 31 October 2017. Waibai had to flee her village after an attack by Boko Haram. She has not seen her father since the attack and fears he might be dead. UNICEF initiated a pilot project in January 2017 called ‘Connect My School’. Six solar-powered VSAT units, which enable the provision of satellite Internet access to remote locations, were deployed at schools in different parts of Cameroon. Two of the units were installed in schools in Cameroon’s Far North region: one in Minawao refugee camp, the other in Baigai, near the Nigerian border, where some 50% of children have been displaced by Boko Haram related violence.  In conjunction with the VSAT units, UNICEF has distributed child-friendly tablet computers. Through these tablets, children are able to access Wikipedia and play educational games to help them learn maths, history, geography, and so on. As of November 2017, some 2,000 children in the 5th grade have benefitted from the initiative. “I immediately started using them to search new words, play new games. I became so good at it that I now teach other children how to use this technology” says Waibai, “I was recently allowed to bring one of the tablets home with me. My mother never had a mobile phone, she didn’t know what the Internet was. I explained her and I showed her what I was doing at school with my tablet. She was so proud of me.”  “I think that we are lucky to have this technology,” adds Waibai, “my dream is to become a teacher, and with what I am learning every day on my tablet, I am sure it can become a reality.”

© UNICEF/UN0143487/Prinsloo

カメルーンの学校で、ユニセフから提供されたタブレット端末の使い方を学ぶ子どもたち。(2017年10月撮影)※写真は本文とは、直接関係ありません。

「子どもたちは、未来の指導者、顧客、投資家そして従業員として、ビジネスの未来に必要不可欠な存在です」とユニセフ事務局次長ファトゥマタ ・ンジャエ(Fatoumata Ndiaye)は述べました。「ユニセフとグローバル・チャイルド・フォーラムは企業に対して、子どもの権利を尊重し、あらゆる起こりうる負の影響に対して大胆な解決策を見出すよう求めます。それは、企業と子どもたち双方にとって利益をもたらすのです」

子どもたちは、従業員の家族として、従業員として、顧客として、そして事業活動やサプライチェーンに影響を受ける地域社会のメンバーとして、日々企業と関わっています。本日発表するオンライン・ツールは、こうした関わりを変容させ、企業、投資家、業界団体がいかに自らの行動が世界の子どもたちの権利に影響を与えているかを理解するための手助けとなることを目的に制作されました。このツールは企業が、児童労働という最も広く知られる問題に限らず、給与、労働時間、製品、環境に与える影響、安全そしてオンライン上の保護政策等の、より幅広い課題に対応できるようしています。

「ビジネスは、子どもたちの生活を向上させるというグローバルな使命を達成するための役割を担っています。ビジネスの重要なステークホルダーである子どもたちの意見、幸福、将来の健康は、企業が長期的成功を収めるための戦略の最大の関心事項であるべきです。ユニセフと私たちは、企業に対して、子どもたちが健康に育ち、自らの持つ可能性を十分に発揮できるよう手助けすることを奨励したいのです」とグローバル・チャイルド・フォーラムのマネージング・ディレクターのUlrika Nilssonは述べました。

アトラスは、インタラクティブなプラットフォームで、企業が職場、市場、地域社会と環境における影響について理解を深められるように、指標、グローバル・インタラクティブ・マップ、国別分析とデータ、および主要産業の分析を提供します。

アトラスの方法論は、国連「ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)」および「子どもの権利とビジネス原則(CRBP)」に定められた、人権デュー・ディリジェンスに沿ったものです。

 

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■グローバル・チャイルド・フォーラム(Global Child Forum)について
2009年にスウェーデン王室により設立された、革新的な思考、知識の共有、およびネットワーキングに特化した、子どもの権利とビジネスに関する主要なフォーラムです。グローバル・チャイルド・フォーラムは、企業には、すべての社会のメンバーと協働して、世界の子どもたちのために豊かで、持続可能かつ公正な社会を創造する力と責任があると信じています。


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