マリ共和国:情勢悪化の影響は子どもたちに メニューをスキップ
日本ユニセフ協会
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マリ共和国
情勢悪化の影響は子どもたちに 5歳未満85万人が急性栄養不良のリスク
100万人以上が小学校に通えず

【2018年5月29日  バマコ(マリ)/ダカール(セネガル)/ニューヨーク発】

マリ共和国の治安情勢がさらに悪化するなかで、子どもたちは生存し、学び、成長する機会を否定されていると、本日ユニセフ(国連児童基金)は述べました。

情勢悪化の影響は子どもたちに

On 28 May in Mali, UNICEF Executive Director Henrietta H. Fore plays with a young baby during her visit to the health centre, Centre de Sante Communautaire de Safo, in the suburbs of Bamako, the capital of Mali. In May 2018, six years after the start of the armed conflict in the north of Mali in 2012, violence is on the rise while children continue to be denied their right to food, education and survival.  More than 850,000 children under the age of five are at risk of global acute malnutrition this year including 274,000 who face severe malnutrition and are at imminent risk of death. Severe acute malnutrition rates are highest in the conflict affected areas in the north, exceeding 15 per cent in Timbuktu.  More than a million children in Mali are out of school – a 30 per cent increase since 2009 where 637,000 children were reported to be missing out on their education. To date, 750 schools remain closed in the northern and central parts of the country due to insecurity, affecting over 300,000 school-age children. With 1 in 28 newborns dying every year, Mali is one of the top 10 countries with the highest newborn mortality rates in the world.    UNICEF stresses the need to put children at the heart of the sustaining peace and preventing conflict in Mali. Investing in children and young people, especially girls, is investing in peace and in the future of Mali.  UNICEF is working with partners and through its field offices in Timbuktu, Gao and Mopti to deliver health, water and sanitation, nutrition, education and child protection services to children in inaccessible communities. More than 70 security incidents affecting humanitarians have been registered since the beginning of the year. UNICEF’s $37 million appeal for the current year has a 78 per cent funding gap.

© UNICEF/UN0212603/Keïta

保健センターで赤ちゃんの手を握るヘンリエッタ・フォア事務局長。(2018年5月28日撮影)

「マリの子どもたちは世界から注目されることなく、静かに苦しんでいます」ユニセフ事務局長ヘンリエッタ・フォアはマリを訪問中に述べました。「暴力が激化し、さらに多くの子どもたちが飢え、学ぶ機会を失い、生まれたばかりで命を落とすのです」

5歳未満の子ども85万人以上が今年、全急性栄養不良(Global Acute Malnutrition - GAM) のリスクがあり、なかでも27万4,000人が重度の栄養不良により差し迫った死の危険に直面しています。この数値に34%の増加がみられる理由の多くは、国の一部地域で食料不安が深刻化していることに起因しています。

重度の急性栄養不良の割合が最も高いのは北部の紛争の影響を受けている地域で、特にトンブクトゥでは15%を超えていますが、人々の関心が低いため資金は集まらず、栄養不良の子どもたちを治療するうえで不可欠な治療食の必要量を確保しにくくなっています。

100万人を超えるマリの子どもたちは現在小学校に通っておらず、この割合は2009年に比べ30%上昇しています。治安の悪化により、マリ北部および中央部における750校が現在まで閉鎖されたままであり、30万人以上の学齢期の子どもたちに影響が及んでいます。さらに、100万人の子どもたちは中学校に通っていません。

28人にひとりの新生児が生まれて1カ月以内に亡くなっているマリは、世界で最も新生児死亡率が高い10カ国に含まれています。妊産婦死亡率も世界で最も高い国のひとつであり、27人にひとりの女性が妊娠に関連した原因により死亡する可能性が高いのです。

子どもたちの幸福のために投資を

保健センターで子どもたちに囲まれるヘンリエッタ・フォア事務局長。(2018年5月28日撮影)

© UNICEF/UN0212604/Keïta

保健センターで子どもたちに囲まれるヘンリエッタ・フォア事務局長。(2018年5月28日撮影)

フォアは月曜日にマリの首都を訪れ、平和構築に加え、女の子が平等に教育を受けること、保健ケアや保護を含む社会統合が、平和や発展のために主要な条件だと述べました。

「もしマリの子どもたちの未来をもっと明るくしたいなら、彼らの幸福のために今投資をしなければなりません」バマコ郊外の学校を訪問中にフォアは述べました。子どもを中心に据えて、政策や平和構築の取り組みを行わなければなりません。子どもたちの未来と生存そのものが左右されるのです」

不安定な情勢が支援を阻むことは頻繁にありますが、ユニセフは、パートナー団体や、紛争地域を含む5つの現場事務所を通じて、アクセス不可能なコミュニティで暮らす子どもたちに、保健、水と衛生、栄養、教育と子どもの保護のサービスを提供しています。

しかし、支援のための資金は十分ではなく、ユニセフの2018年の要請額である3,700万米ドルの約80%が未だに不足しています。マリの子どもたちの命を守るために必要な支援をユニセフが行うためには、さらなる資金が緊急に必要です。


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