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日本ユニセフ協会
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BTS、国連総会で世界中の若者たちに希望のメッセージ
新型コロナウイルス危機の中で

【2020年9月23日  ニューヨーク発】

ユニセフのグローバル・サポーターであり、「LOVE MYSELF」キャンペーンを通じてユニセフの「ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーンをサポートしているBTSが、2020年9月23日、第75回国連総会の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)危機の長期化」をテーマにしたハイレベル・サイドイベントにおいて、世界中の若者たちへのビデオメッセージを寄せました。

冒頭では、ユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアがメッセージを伝え、続いてリーダーのRMをはじめ、BTSのメンバー一人ひとりが、コロナ禍の先の見えない毎日で感じていた不安、音楽やファンへの想い、大切だと思うこと、未来への希望など、それぞれの素直な思いを語っています。

2年前の2018年9月、BTSはニューヨークの国連本部で、世界中の若者たちに向けて「自分自身を語ろう」というメッセージを送りました。今回のスピーチでは、新型コロナウイルス危機の影響を受け、これまでの生活が一変し将来への不安を抱えて日々を過ごす世界中の若者たちに向けて、希望と連帯のメッセージを伝えています。

 

ビデオメッセージ全文(日本語訳)

ユニセフ事務局長 ヘンリエッタ・フォア

こんにちは。ユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアです。

今年は 若者にとって とても厳しい年でしたね。

生活が180度変わり、これまでの当たり前が 当たり前ではなくなってしまいました。

感情を言葉にするのは難しく、物事が上手くいっていないと感じているかもしれません。

でも この期間に、 世界をより良くする方法について考えることもできるのです。

あなたは ひとりではありません。私が あなたの声を聞いています。

そして 私たちの友人であるBTSが聞いています。

 

BTSリーダー RM

国連保健安保友好国グループ参加諸国の代表の皆さん、ユニセフ事務局長、各国首脳、そして世界中からお集まりの皆さんに感謝申し上げます。

第75回 国連総会でスピーチする貴重な機会を光栄に思っています。

僕の名前はRM、BTSのリーダーです。

2年前 ここで あなたの名前を尋ねました。あなたの声を聞かせてほしいと。

僕は 想像力で満たされました。

韓国の小さな町イルサン出身の男の子として、

国連総会に立つ若者として、地球市民として、

僕たちの前にある 限界のない可能性を想像し、興奮で心が高鳴りました。

でも COVID-19は想像以上でした。

世界ツアーはキャンセルになり、予定はすべてなくなり、ひとりきりになりました。

夜空を見上げても、星は見えませんでした。

 

JIMIN

希望はなく すべてが崩れさり、自分の部屋から 窓の外を眺めるしかありませんでした。

昨日まで世界中のファンに囲まれ、歌い踊っていたのに、

僕の世界はしぼんでしまいました。

そのとき 手を取ってくれたのは友達でした。

お互いに支え合い 一緒にできることを話しました。

 

SUGA

デビュー以来初めて 人生がシンプルになりました。

望んだ訳ではないけれど 大切な時間だと受け入れました。

広かった世界が 一瞬にして小さくなることには慣れています。

ツアーのときは 明るい光と大きな声援の中に立っていますが、

夜になり部屋に戻れば 僕の世界は 小さな部屋の大きさです。

でも 僕たちの世界は とても大きくなりました。

今は携帯電話があるし ファンがいてくれます。

 

V

でも 今回は違いました。

前よりもひとりきりで 小さく感じました。

なぜだろう? と長い間考え、想像するのが難しくなったからだと思いました。

フラストレーションがたまり、落ち込みました。

ノートを手にし、曲や詞を書き 自分が何者かを考えました。

そして 「ここで諦めたら 僕の人生のスターになれない。素晴らしい人たちは諦めない」と思いました。

 

J-HOPE

誰が最初に始めたかは分かりませんが、僕たち7人は 気持ちを抱きしめ 一緒に音楽を作り始めました。

これが音楽の源、僕たちを素直にしてくれるものだと。

人生は予想できず、すべての答えを知っている訳ではありません。

向かいたい場所は分かっても、どのように行き着くかは分かりません。

ここにたどり着くまでにしたことは、信じること。全力を尽くすこと。

自分のしていることを愛することでした。

 

JIN

メンバー、家族、友達。自分の愛する人たちが明確になりました。

愛する音楽と 自分自身を見つけました。

将来のことを考えること、 一生懸命頑張ることは大切です。

でも 自分を大切にし。勇気づけ、幸せでいることが一番大切です。

不確定なこの世界では、「僕」「あなた」「僕たち」を大切にしなければなりません。

それが この3年間話してきた 「Love Myself」のメッセージです。

「Dynamite」の歌詞にもあります。

「僕はダイヤモンド 僕が輝いてるのは知ってるでしょ」。

 

JUNG KOOK

ある夜 みんなで一緒に仕事をしているとき、もう星が見えないと RMが言いました。

僕には 窓に映った僕の顔が見えました... 僕たち全員の顔が。

僕たちの歌は、僕たちがお互いに伝えたいストーリーになりました。

僕たちは不確定な中に生きているけど 本当は 何も変わっていないのです。

僕にできることがあるなら、

人々に強さを与えられるなら、

それが僕たちのやりたいことです。

 

RM

ジョングクが言ったように、自分を見失ったとき、窓を見て自分の顔を思い出します。

2年前 ここで話した言葉を覚えています。

「自分を愛し あなたのことを話してください」。

今は、これまで以上に、自分たちが誰であるかを思い出し 向き合わなければいけないとき。

自分たち自身を愛し 未来を想像するときです。

 

BTSは あなたと一緒にいます。

未来は暗く 痛みを伴い 難しいものかもしれません。

つまずき 転んでしまうかもしれません。

でも、夜が暗いほど 星は明るく輝くもの。

星が隠れてしまったら 月明かりに導いてもらおう。

月も暗かったら お互いの顔を明かりにして進もう。

世界を再び想像しよう。

疲れきっているかもしれないけど もう一度 夢見よう。

世界が 小さな部屋を飛び出していく未来を。

 

夜が続き いつもひとりだと感じるかもしれません。

でも 夜が一番暗いのは 光が差す夜明け前なのです。

 

BTSメンバー

人生は続く。

生きていこう。

 

* * *

 

BTSがユニセフとともに目指す、子どもと青少年に対する暴力のない世界~#ENDviolenceキャンペーンへのご支援はこちら

bts_endviolence

 


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