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日本ユニセフ協会

お知らせ

令和6年能登半島地震により被害に遭われた皆さまへ
心よりお見舞いを申し上げます

2024年1月9日東京

令和6年能登半島地震により被害に遭われた皆さまへ、心からのお見舞いを申し上げます。そして、ご家族や大切な方々を亡くされた皆さまへ、謹んでお悔やみを申し上げます。

子どもたちの不安を和らげるために

「あらゆる自然災害で、最も困難な状況に置かれてしまうのは子どもたち」――と、世界各地で子どもたちのために活動を続けるユニセフ(国連児童基金)は指摘しています。

緊急時、子どもたちは、恐怖や喪失の体験、危険な状況からの避難、住みなれた家や地域からの移動、避難先での不自由な生活など、多くの困難に直面します。

このたびの能登半島地震のような災害が発生した際には、日常が一変するなか、普段通りに過ごしているように見えても、子どもたちは身近なおとなの助けを必要としている場合があります。

子どもの心に落ち着きを与え、トラウマ(心的外傷)の傷口を最小限にするため、専門家やボランティアではなく、普段から一番身近にいる方々にしかできないことがあります。身近な方々に実践いただける、子どもの心のケアのポイントをまとめました。

©Hiromi Ushijima

災害時の子どもたちの心のケア 4つのポイント

  1. 「安心感」を与える
  2. 「日常」を取り戻すことを助ける
  3. 被災地の映像を繰り返し見せない
  4. 子どもは自ら回復する力があることを理解し、見守る

詳しくはこちら

*災害時の心のケアは、被災地の子どもたちはもちろんのこと、被災地以外で暮らす子どもたちも必要としている可能性があります。2011年3月の東日本大震災の際には、被災地の状況が、テレビの映像で繰り返し長期間にわたって伝えられ、多くの専門家が、画面を通じて子どもたちが受ける影響を指摘しました。

子どもたちの「居場所」を

©日本ユニセフ協会

「子どもにやさしい空間」とは、子どもたちが安心して、そして安全に過ごすことのできる場を示します。そこでは、遊びや学びなど日常に近い活動をすることによって、不安な気持ちを和らげ、子どもたちが日常を取り戻す手助けをします。

「子どもにやさしい空間」ガイドブックは、「子どもにやさしい空間」の設置を通じた、子どもたちの心のケア支援の手法を伝える実践的ガイドブックです。東日本大震災の被災地の経験を元にまとめられました。これまでも、国内の被災地において、様々な支援関係者の方々に活用いただいています。