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日本ユニセフ協会
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日本ユニセフ協会からのお知らせ

エボラ出血熱緊急募金 受付終了について

【2016年2月1日  東京発】

In July 2014 in Sierra Leone, a health worker, wearing head-to-toe protective gear, offers water to a woman with Ebola virus disease (EVD), at a treatment centre for infected persons in Kenema Government Hospital, in the city of Kenema, Eastern Province. A young boy stands nearby. Workers in the treatment centre are stretched to capacity. UNICEF is supporting the hospital by providing treatment supplies like intravenous fluids and equipment such as protective gear and body bags. As of 4 August, a total of 1,711 cases, including 932 deaths, had been attributed to EVD in the four West African countries of Guinea, Liberia, Nigeria and Sierra Leone. Sierra Leone has borne 691 of these cases (576 confirmed, 49 probable and 66 suspected), including 286 deaths.

2014年3月のギニア発症を皮切りに3万人近い感染者を出し、西アフリカ諸国を中心にあまりにも多くの犠牲者を出した、エボラ出血熱。日本ユニセフ協会は、エボラ出血熱流行宣言後後の2014年3月22日から、ユニセフ『エボラ出血熱緊急募金』の受付を開始しました。このよびかけにたくさんの方が応じてくださったおかげで、これまでに13億5,998万3,795円の募金が寄せられました(2016年1月25日時点)。あらためて皆様のご協力に心より感謝申し上げます。2016年1月14日、リベリアでエボラ出血熱の終息宣言がなされ、主な感染流行国での感染拡大に、大きな局面を迎えました。エボラ出血熱流行の主要3カ国での終息宣言を受け、日本ユニセフ協会は、2014年3月よりご支援をいただいておりました、エボラ出血熱緊急募金の受付を、2016年1月31日(日)をもって終了させていただくこととなりました。

みなさまからお寄せいただいたあたたかい浄財によって、エボラ出血熱流行3カ国(リベリア、シエラレオネ、ギニア)では終息宣言を迎えることができました。また、エボラ出血熱予防で得た手洗いの習慣や衛生的な生活指導は、マラリア、下痢、肺炎などの感染症を防ぐ意味でも、大きな成果を残すことができました。

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©UNICEFGuinea/2015/Gutcher

遊び支援に参加して笑顔を見せるエボラから回復したアッサちゃん(4歳)。ユニセフはレクリエーション活動を通して、子どもたちの地域への再統合や心のケアを実施。

これまでに、3万人近くの感染が確認され、1万人以上がその尊い命を奪われました。また、ギニア、リベリア、シエラレオネでは、2万3,000人ちかい子どもたちが片親もしくは両親を亡くしました。それらの子どもたちにとっては、今日をもってエボラの影響が終わるということはありません。ユニセフは、緊急募金活動終了後も、エボラが流行し始めた当初より引き続き、必要とされた支援物資や水と衛生支援の提供、コミュニティでの啓発活動のための人員配置、エボラで孤児となったり影響を受けたりした子どもたちへの支援、そして、子どもたちが教育を続けるための支援活動などを続けていきます。コミュニティの人々が自ら先頭に立って行動できるよう、ユニセフはパートナーと共に、コミュニティを基盤としたネットワーク構築に取り組んでいきます。

アフリカの子どもたちは、紛争、自然災害、政治的不安定、貧弱な社会基盤など、危機的状況下で常に命の危機に直面しています。日本ユニセフ協会では、現在、アフリカ地域への支援募金を呼びかけています。引き続き、みなさまのあたたかいご支援をよろしくお願い申し上げます。

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