メニューをスキップ
HOME > 世界の子どもたち > ストーリーを読む
財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

ユニセフ・セミナー開催
『アフリカの知られざる王国 レソト』
−干ばつとHIV/エイズに翻弄される子どもたち(仮)−
3月13日(木)15:00 〜 16:00(予定)ユニセフハウス(東京都港区・高輪)

【2008年3月4日 東京発】

レソト地図

レソトは、HIV/エイズ感染率が世界で第3位の国です。平均余命は、2005年には35歳にまで低下。15歳から49歳の人々のおよそ5人に一人がHIVに感染しているとみられます。エイズの影響を考慮した場合、レソトにおける2010年の平均寿命は45歳になると予想されています。

南アフリカに周囲を囲まれた小さな王国、レソト。山の上に広がる絵のように美しいこの国は今、目に見えない深刻な問題HIV/エイズに蝕まれています。 貧困、干ばつの影響による食料不足などで経済状況が悪く、国内に十分な仕事がないため、働き盛りの男性の40%以上が南アフリカへ出稼ぎに出ています。その男性たちは働いて得たお金のほかに、HIV/エイズも一緒に持ち帰ったのです。80年代からHIV/エイズの流入が始まり、潜伏期を経て、90年代から人々がエイズのために亡くなり始めました。96年に220万人だった人口は、2005年に推定180万人にまで減少。2005年の成人のHIV有病率は23.2%。HIV/エイズとともに生きる人々は推定26万5,000人。91年に60歳だった平均余命は、2005年には35歳にまで劇的に低下しました。

写真UNICEF
© UNICEF

世界でHIV/エイズの脅威が叫ばれ始めてから20年余り。この間、HIV/エイズは「おとなの問題」として捉えられ、直接・間接的に被害を受けている子どもたちには十分な関心が向けられてきませんでした。 しかしレソトでは、14歳以下でHIVに感染している子どもはおよそ1万8千人、エイズが原因で両親を失い孤児になった子どもがおよそ10万人いると報告されています。また、15歳から24歳の女性においては51%もの人が感染しています。 口にしなければまるで存在しないようでも、確実に子どもたちの命を奪い続けている問題。それがHIV/エイズなのです。

こうした現状に国際社会の関心を向けるため、日本ユニセフ協会は来る3月13日、アイシャトゥ・ディアワラ・フランベア ユニセフ レソト事務所代表を報告者に迎えたセミナーを、下記の通り、ユニセフハウスにて開催する予定です。 今回は、レソトの子どもたちがおかれている深刻な現状を、特にHIV/エイズと気候変動の影響の視点から報告します。  

 

報告会概要(予定)

ユニセフ・セミナー

『アフリカの知られざる王国 レソト』

−干ばつとHIV/エイズに翻弄される子どもたち(仮)−

報告者

アイシャトゥ・ディアワラ・フランベア ユニセフ レソト事務所代表

(随時通訳あり)

開催日時

3月13日(木)15:00 〜 16:00 (予定)

会場

ユニセフハウス 1F橋本正記念ホール

ユニセフハウス地図

〒108-8607

東京都港区高輪4−6−12 ユニセフハウス

JR品川駅および都営浅草線

高輪台駅より徒歩7分

https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_hou_ac.html

入場

無料(定員140名)

参加お申し込み

氏名・連絡先(住所、電話番号またはEメールアドレス)を、FAX(03-5789-2036)またはEメールで日本ユニセフ協会広報室までお送りください。
(当日参加は空席がある場合のみ受付けます)
※お送り戴いた個人情報は、本セミナー開催の目的以外には使用いたしません。

アイシャトゥ・ディアワラ・フランベア ユニセフ レソト事務所代表 略歴

写真UNICEF
© UNICEF

2006年末のレソト王国ユニセフ代表就任に先立ち、アイシャトゥ・ディアワラ・フランベアは2002年5月よりトーゴのロメにてユニセフ事務所長を務める。トーゴでは、女性や子どもたちの状況を改善するためにユニセフのプログラム全体の計画、調整、実施を担当した。また、2002年10月から2004年8月の間は、HIV/AIDSテーマグループの議長としてUNAIDS 国調整官を監督し、HIV/AIDSの国連戦略を推進した。

1985年に、マリのバマコで緊急部門のアシスタント・プロジェクト・オフィサーとしてユニセフで勤務を開始。その後1987年にアシスタント・モニタリング/評価・オフィサーとなる。1992年には、チャドに異動し、モニタリング/評価担当のプロジェクト・オフィサーとして勤務。1996年にギニアでプログラム・コーディネータ−、2001年4月に象牙海岸でプランニング・オフィサー、その後、トーゴ代表就任。

ユニセフ勤務以前は、マリのバマコにある太陽エネルギー地域センターでコンサルタントとして勤務。

マリ国籍。セネガルのダカール大学で経済学修士号取得。同じくセネガルのダカールにあるInstitut de Developpement Economique et de Planification des Nations Unies (IDEP)で開発計画のDiplome d’Etudes Approfondies (DEA)取得。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る